[ 首相の真意を関係自治体に説明…枝野官房長官 ] 菅首相が東京電力福島第一原子力発電所の避難地域を巡り、「当面住めない」と発言したと報じられたことに
関し、枝野官房長官は14日午前の記者会見で「首相はそう言っていないが、避難している皆さんに大きな心配をかけ、大変遺憾だ」と述べた。その上で「今後の
見通しも含め、政府として公式に伝えないといけない」として、避難期間の見通しなどを含め、首相の真意を関係自治体に説明したいとの考えを示した。
報じられた内容が首相と会談した松本健一内閣官房参与の記者団への説明がもとになったことについては「誤解を招かないよう徹底しないといけない」と語った。
一方、自民党の大島理森副総裁は党本部で記者団に「人の心が分かっていない。発言があったとすればリーダーの資格はない」と批判。公明党の山口代表も
党中央幹事会で「極めて無責任な発言だ。どれほど影響があるかを踏まえて対応してほしい」と訴えた。(ゴミ売り 2011年4月14日15時17分)
村西利恵「枝野官房長官はおととい会見で、福島第一原発の事故で、20km圏外の福島県・飯舘村など、5つの市町村も避難区域を設定すると発表しました」
青山繁晴「はい。これもね、この字面だけだと分かりにくいけども、この絵を見ていただくとね、皆さん一目瞭然で分かるんですよ。もう福島原子力災害が始まって
1カ月になりますが、その間ずっとね、この同心円で、この20kmの中にいる人はとにかくもう避難してくれと。で、20kmから30kmまでの人は自宅に籠もるか、
建物に籠もるか、あるいは自主的に避難してくれと、ずっと同心円で言ってきたんですよ。それが突然ですよ、おとといですからほんとに1カ月後になったら、
この同心円とは関係ない例えばこの飯舘村、飯舘村って村役場からこの原発まで40kmあるんですよ。ね。で、その人たちに、これあの、実は計画避難と
称しててですよ、この1カ月の間に自分で計画して出ていってくれと、でも避難先は用意してませんけどって話でね」
山本浩之「これは怒ってましたよ〜」 青山繁晴「で、そのこと自体びっくりなんですが、今まで言ってきたことと話が違うじゃないですか」 山本浩之「ああ、そうですね」
青山繁晴「ということは、実はこれまだら汚染だからですよね。つまり20kmの中でも、実は、ほとんどその放射性物質が検出されない所もあって、しかし遠くても
検出される所があって、実はこっちが(同心円じゃなく飯舘村なども入るのが)ほんとなんですよ。だから枝野さんは、実は間違ってましたと言うべきなのに、
それ、ほっかむりしてですよ、同心円をずっと間違って言ってきたよねと、間違って避難もさせたよねと、ね。これね、災害が起きた、つまり事故が起きたその
初日とか2日とか、ま、せめて1週間だったら分かるんですよ、とにかくとにかくこの周りの人、全部逃げてくれと、ね。しかしそのあと、そのあとについてはですよ、
特に3月17日以降は放射線量もすごく減ってきたんですから、もう実際にこうやって減ってきましたからね、それ、これ(同心円をもとにした避難)は緊急時であって、
このまだらの方やりましょうってこと言うべきなのに、そういうの何にも言わないで、自分たちのこの、間違いを隠すために本当のことを言わない。
だから農水省幹部は、その程度の保身のためにね、情報を隠そうとするのはひとでなしだと言ってるわけですよ」
官邸と保安院はひとでなしです。東電もこのまま黙っているなら同罪です