2011年04月26日(火)群馬

[ 秋篠宮ご夫妻、手話交えて被災者を激励 ] 秋篠宮ご夫妻は25日、東日本大震災後、福島第一原発の事故の影響で福島県南相馬市と同県浪江町などの
被災者計約290人が避難生活を送っている群馬県東吾妻町の宿泊施設「コニファーいわびつ」と「岩櫃(いわびつ)ふれあいの郷」を訪問された。ご夫妻は、
「いわびつ」で被災者らが参加したレクリエーションの玉入れの輪に加わり、一人ひとりに声をかけられた。津波被害に加え、福島第一原発の事故で避難してきた
被災者も多いため、「早く原発が落ち着いて(自宅に)帰れるといいですね」などと気遣われた。その後、紀子さまは「ふれあいの郷」で、震災の心労で声が出なくなった
福島県南相馬市の美容師佐藤和香子さん(25)を手話を交えながら励まされた。佐藤さんは、報道陣に「お会いできて大変感動しました」と筆談で感想を述べた。

[ 秋篠宮ご夫妻、避難所ご訪問 被災者「元気いただいた」 群馬 ] 秋篠宮ご夫妻が25日訪問された東吾妻町の2カ所の避難所では、福島県南相馬市などの
東日本大震災被災者から「本当に元気をいただいた」と喜びの声が相次いだ。ご夫妻はまず同町のホテル「コニファーいわびつ」で、被災者と地元ボランティアとの
レクリエーションの様子を視察された。ご夫妻が玉入れに参加される場面もあり、室内は大きな拍手に包まれた。その後、秋篠宮さまは「お体は大丈夫ですか」と
被災者らに声を掛けられた。南相馬市から避難した木幡トシ子さん(74)が「なかなか眠れません」と話すと、秋篠宮妃紀子さまは「外に出て太陽を浴びたら
元気になりますよ」と励まされた。続いて、ご夫妻は同町の温泉施設「岩櫃ふれあいの郷」を訪問された。震災のショックで声が出なくなった同市の美容師、
佐藤和香子さん(25)に、紀子さまが「手話はできますか」と声を掛けられた。佐藤さんがうなずいたため、紀子さまが手話で意思疎通を図られた。紀子さまは
「声が出なくても、色々な方法で話ができますね」と励まし、佐藤さんを抱きしめられた。佐藤さんは「ご夫妻にお会いできて本当に感激しました」と筆談で喜びを示した。

2011年04月26日(火)03時40分44秒