青山「はい。もう一回言いますと、11日に地震と津波があって、原発が壊されて、冷えなくなってしまったと、冷やせなくなってしまった。じゃあもうしょうがないから
水をぶっかけて冷やし始めた。ところが、真水がもうなくなってしまって、その、海水を入れるということを、本当は前からその、準備を始めてたのに、ここで踏み切れなくて、
結局水素爆発が起きてしまった。さらにそのあと4時間以上も、ずっと冷やさないままになって、そしてここで、福島第一原発の吉田昌郎(まさお)所長の決断で、
つまりその、東京で、官邸でいつまでも何をやってるかよく分かんないから、もう現場にいると、どんどんどんどん、その、状況悪くなってるの分かるから、ここで決断をして、
やっと海水を入れ始めたと。ところが、わずか21分続けただけで、止まってしまったと。で、それは、僕が聞いてる限り、現場はもちろん止めたくなかったけれども、
この東京の側から、官邸プラス保安院、そして東電本店、そういう東京から、もう止めろ止めろと来たから、やむを得ずこれを止めたんだと。これ具体的に言うとですね、
東京電力の元副社長で武黒(たけくろ)さんて連絡役になってる人がいるんですが、その方も含めてね、その方が中心になってこの会議の様子を伝えてるわけですよ。
で、その時にさっきの、実は、菅総理が、全部詰めろと、いうことをおっしゃってるというのが来たんで、その、ずいぶん時間はずれてきたけれども、その連絡が
来たんで、その、止めたということなんですよ。」