[ 東京地検逮捕の社長「際立つワンマンぶり」 複数の愛人も ] 法人税法違反容疑で逮捕されたソフトウエア興業社長、丸山三郎容疑者(64)は周囲に政治家や官僚に
太いパイプがあることを吹聴していた。これまでに野田佳彦財務相、仙谷由人官房副長官ら有力政治家側に資金提供していたことが分かっているが、元社員は「ワンマン
ぶりと、経理の不透明さが際立っていた」と証言している。丸山容疑者は27歳のときに同社を創業。官公庁からの受注などで業績を伸ばし、平成15年には約2億
2800万円を納税するなど長者番付の常連としても知られていた。「だが実態は『いいからやれ』が口癖のワンマン社長。複数の愛人がいることでも知られた」と元社員は
話す。政界への資金提供は10年ほど前から始まり、リーマンショックで同社の業績が悪化して以降も、欠かしたことがなかった。議員や官僚らとよく食事も共にし、徹夜
でのマージャンを得意顔で話すこともあったという。資金提供は広範囲だった。丸山容疑者は、野田氏が代表の政党支部「民主党千葉県第4区総支部」に15、17年の
2年間で計50万円を企業献金。野田氏は14日の記者会見で、「選挙の年なので陣中見舞いとしていただいたと思う。法令違反があったかどうかは分からない」と
釈明した。17年には仙谷氏の関係政治団体「21世紀改革研究会」のパーティー券30万円分を購入。21年には馬淵澄夫首相補佐官の資金管理団体「まぶち会」に
社長が20万円を個人献金した。自民党では細田博之元官房長官が代表の「自民党島根県第1選挙区支部」が同社から17、21年に計80万円の寄付を受領。他にも
菅義偉元総務相、中川秀直元官房長官、二階俊博元経済産業相らの関係政治団体が10年〜21年にかけ、24〜50万円の企業献金を受領していた。関係者は「受注の
見返りなどの意味合いがあったかは不透明。だが丸山容疑者はとにかく政治家とのつきあいを自慢するのが好きだった」と話している。(ブサヨ産経 2011.6.24 13:00)