[ 福島競馬場のレース、JRAが年内見送り決定 ] 日本中央競馬会(JRA)は29日の経営委員会で、東日本大震災の影響に伴う今年度事業計画の一部変更を議決。
被災した福島競馬場では、年内のレースを行わないことを決めた。同競馬場は震災で、観客席や投票システム等が損傷。これらの補修工事を行うほか、放射能を
除染するために、レースコースの芝張り替え等も行うことになった。工事費の総額は数十億円に達する見込みで、JRAでは来春からの再開を目指す。また、今秋
予定されていた福島競馬の時期には、新潟競馬を開催する。一方、被災した地方・岩手競馬への支援策として、例年盛岡競馬場で開催されている中央との交流重賞
「マイルチャンピオンシップ南部杯」(Jpn1)を、10月10日に東京競馬場で行うことを決めた。地方競馬の重賞を、JRAのレースとして行うのは初めて。盛岡競馬場は
現在使用可能だが、中央開催に移すことで売上の大幅増を見込んでいる。売上金の一部は岩手県競馬組合へ拠出される。(ゴミ売り 6月29日 18時47分)