[ 「日本がつぶれてしまう」菅政権へのブーイングの嵐 ] 長野県軽井沢町で21日始まった経団連の夏季フォーラムで菅直人政権に対するブーイングが相次いだ。
遅々として進まない震災復旧や保身のためとしか考えられない首相発言に企業経営者はあきれ、「日本がつぶれてしまいかねない」と危機感を強めている。米倉弘昌
会長は「被災地の苦しみが為政者の念頭にはない」と指摘。復興特区創設に向け「われわれが結束して動かなくては」と呼びかけた。(ブサヨ産経 2011.7.21 18:53)
・10代〜30代前半までの人間が2009年の解散総選挙の時に民主党なんてゴミだろと既に看破していたのにどうして団塊連中は看破する事が出来なかったのか
情報をネット経由で物の見方を多角化的に見る事が出来ていた年代。それと対比可能な形でテレビ中心新聞中心の偏った情報源しかもち得ていない団塊世代の違い。
・団塊連中に言わせれば「俺らが日本を大きくしたんだ」と嘯いてくる。それは本当なのかどうか。
ある意味では本当。ある意味では嘘。日本人の心理は集団徒党による是を中心とする。「みんなでやる」事を有用視する。かつて日本は1ドル360円と言う
固定相場の時代があり、輸出輸入の関係上他国が安い生産能力を求めて日本に白羽の矢を立てたと言う歴史がある。その時に日本が世界の工場と化した。
クリントン大統領時代にスーパー401条で日本車バッシングなどの行為で日本叩きが成されていた事は割と最近の出来事ではあるが上記の内容を象徴する出来事。
そうした世界の工場と化した時代の賃金面で低コストを実現可能な時代の日本においては「みんなでやる」事で1億総火の玉状態となる事が「有利な時代」だった。
翻って今ではそうした世界の工場どころか円ドル相場でも円高が続く続く様な時代となっている。こう言う時代では「みんなでやる」事は意思決定が遅れるデメリット。
それ以外にも「組織が肥大化してしまいその肥大化した組織を維持する為に商品を出すとした本末転倒(顧客の為ではなく自分の為へと目的がすり替わっている)な
事態となって結局顧客軽視の方向へと向かってしまう様なデメリットが存在している。現代社会では「みんなでやる」事はデメリットの方が圧倒的に大きい状態。
過去の成功体験を引っ張り続けてしまうと「成功体験が失敗体験へとすり替わってしまう」。それが現実。従って「成功体験はすぐさま捨てる」方が有意義。
こう言う現状をきちんと認識しないまま素敵な近未来を眺める事はまず以て不可能。
以前にも書いたな。「最近になって大企業(東証一部上場も果たして不思議ない)の社長とかそこら辺のお偉いさん方とおしゃべりした事ありますか?」と。
そして「俺はあります」と書いた訳だが。その時にそのお偉いさん方の意見を聞いてみたら「えっ?そんな浅はかな情報しか把握してないんですか?」と思ったと。
そう言う内容を過去の日記に書いた。「大企業のトップ」でも所詮はその程度。それが現実。…なんて言うか「大衆」はそうしたトップの能力を過大評価し過ぎ。
現実をきちんと見ていない、思い込みだけで判断を行い、時間軸の変化による時代の変化に対応しないまま、上意下達の内容が是であると先に思うが故の愚行。
上記の展開を踏んでしまうのが「衆愚」「無能」の定義。
あとは近未来を予測し対策を講じる。対策は「こうした団塊連中は視野にバイアスを抱えておりまともではない。こんな連中の判断能力は現代社会では
まるで役に立たない。自分らが日本を大きくしたと言うのは『たまたま時代が合致した』程度の事でしかなくお前らの能力と言うよりも日本人の集団徒党による物。
そちらの方が理由としては大きい。しかし今は集団徒党がデメリットにしかならないと言う時代。バイアスにはどうせ気がつかないので余計な金をやらない事が対策」。