[ 「人命救助を最優先」新潟県知事 ] 新潟県は30日午前、豪雨災害対策本部の2回目の会合を県庁で開き、冒頭、本部長の泉田裕彦知事が「残念ながら
犠牲者1人が確認された。行方不明者もでている。人命救助を最優先で対応したい」と述べた。その上で、県内の各市町村本部と連携を強化するよう関係部局に
指示して「情報共有を進め、その後の対応に円滑に進めたい」と話した。泉田知事は会合後、記者団に「今回の雨は『7・13水害』級ということだが、(活発な前線が)
南北に移動したこともあり、(豪雨の)範囲が広がっている」と指摘し、県内で死者15人を出した記録的豪雨だった平成16年の「7・13水害」を上回る
豪雨となるとの見方を示した。(ブサヨ産経 2011.7.30 13:37)
[ 「平成16年」上回る 記録的大雨情報は30回超 ] 気象庁によると、今回の新潟、福島両県の豪雨は、多い所で30日までの72時間雨量が700ミリに達するなど、
死者16人の被害が出た「平成16年新潟・福島豪雨」を上回る。数年に一度程度しか発生しない短時間の大雨が降ったときに出す「記録的短時間大雨情報」は28日
以降、福島、新潟両県で計32回(うち新潟30回)に達し、最多記録の更新を続けている。同庁の観測では、30日朝までの24時間雨量は、福島県只見町で527.0
ミリ(04年豪雨の最大値332.0ミリ)、新潟県加茂市で473.5ミリ(同316.0ミリ)で、それぞれ観測史上最多記録となった。30日正午までに観測された72時間
雨量の最大値は、福島県只見町で700.0ミリ、新潟県加茂市は623.0ミリ。いずれも7月の月間雨量平年値の2倍を超えている。(ブサヨ産経 2011.7.30 12:42)
加茂市。長岡市と比べて新潟市に寄っている北側の街。