[ 東北電力が東電から30万キロワット融通 一部水力が被災 ] 東北電力は4日、管内の電力需給が逼迫(ひっぱく)する可能性が高まったとして、同日午後に
東京電力から約30万キロワットの電力の融通を受けたことを明らかにした。気温上昇に加え、新潟・福島豪雨で一部の水力発電所が被災したり、点検が必要に
なったりしたため。東日本大震災後、東北電が需給逼迫を理由に東電から融通を受けるのは初めて。融通は6日午後10時まで続く予定という。東北電によると、
4日の当初のピーク時供給力は1189万キロワット。これに対して需要は午前11時台に1125万キロワット(速報値)となり、使用率が94.6%に達した。同社は
東電に融通を要請し、午後1時から受電を始めた。30万キロワットは東電が北海道電力から応援融通枠として確保している電力。この日の最大需要は午後2時台の
1147万キロワット(速報)だった。東北電によると新潟・福島豪雨で被害を受けたり、点検が必要になったりした水力発電所は福島、新潟両県内の29カ所に上り、
供給力は最大約100万キロワット分落ち込んだ。7日以降に一部が復旧する見通しという。東北電は今夏、東電から最大で140万キロワット程度の融通電力を
受けることにしている。東北電は「今後も必要に応じて融通を受け、電力不足による計画停電を回避したい」としている。(河北新報 2011年 8月5日)
「新潟・福島豪雨で被害を受けた」水力発電所か。やはりその豪雨の影響はすさまじい物があったと言うことか。