[ 東北電の需給逼迫、東電から最大限140万kW ] 東北6県と新潟県に電力を供給している東北電力の電力需給が連日逼迫している。東北電は9日午前、
気温上昇に伴う電力需要の増加を見込み、東京電力から最大限の140万キロ・ワットの融通を受けた。さらに電力融通枠を拡大することで8日夜、東北電と東電が
合意。両社は9日未明、共同出資している常磐共同火力勿来発電所(福島県いわき市)について、東電分の60万キロ・ワットを、東北電が受けられるよう工事を行った。
一方、東電の9日の供給力は、東北電に140万キロ・ワットを融通するため5460万キロ・ワットとなる見込み。ただ、東電は同日の管内の最大電力使用量を
4800万キロ・ワット(午後2時台)とみており、供給力に占める電力使用率は87%にとどまると予想している。(ゴミ売り 2011年8月9日 12時18分)