2011年08月12日(金)head Live.

最近はいろんな意味でソニーが面白いな。イギリスでは焼き討ちにあったりもしくはテレビを「斜め」にした商品を出してデザインに配慮したり。ホント功罪両面で面白い。
そんなソニーがクソっぷりを発揮しているのが「海外旅行にコンデジ持って出かけました」的な「フルハイビジョンなんとか」と銘打ってのカメラのコマーシャル、ですか。

1:フルハイビジョン(笑)そもそもハイビジョンと言う言葉そのものが和製英語。「HD(High Definision)」、もしくは横解像度を指定しての「1080p」等の表記が一般的。
2:海外旅行にコンデジなんて持ってったって大半の場合は使い物にならねぇよ。そこら辺「あー。あまりにも現実が見えていないんだな」とか思って失笑するだけ。

1はどうでもいい。過去に指摘済み。2の方が重要なんで。

2−1:デジカメに記録されるEXIF情報にはタイムゾーンの定義がない。UTCとの差。日本はプラス9時間。台湾はプラス8時間。そうした時差を考慮しない。
例えば台湾で撮影した写真をタイムゾーン変更しなければ日本時間で記録され現地時間とは1時間プラスのズレが生じる。そうした所を写真経由でどう解決するのか。
EXIFを元にして撮影時間別にソートしたら日本国内と日本国外とで目茶苦茶な展開になってしまいそうだな。「その他の方法」でソートをする他にない件について。

2−2:タイムゾーンを設定する事自体がいちいちメンドクサイ。自動ならともかく手動で以ていちいち現地の時刻に合わせなければいけないと言うのが大変だな。

2−1、2−2の内容で「ソニー(笑)」とあざ笑う。「コンデジには一部GPSを搭載して緯度経度を取得してEXIFに反映出来る物もあるが使い物にならない」。

使い物にならない理由? 「GPSによるある程度正確な位置取得には時間が1分ぐらい掛かる。その間『待たされる』ギミックが発生する」。「室内でアウト」。
「記録する事が本当にいい事なのか?ヘタに突撃されたらどうするんだ?お前」。 以上3つ。携帯電話の位置情報取得が早いのは基地局情報と併用してるから。

そこら辺の内容の諸々を解決しないと使い物にならない癖にそうした所には手を加えずに改良もせずにコマーシャルの明るいイメージだけで以て狡猾に顧客を騙すカス。

DSC-HX7V:写真を地図上に表示できる。GPS・コンパス機能 → 取扱説明書のPDF全文検索で「タイムゾーン」と打ち込んでも文字列は現れず。これが現実。

2011年08月12日(金)21時35分36秒