2011年08月25日(木)six around lines.

前回までのあらすじ → スマートフォン知識もないのに携帯キャリアを語るなよ的な感覚に陥らない為にもスマートフォンをある程度最小限は研究しておかないとな。
そう言う印象で以て各社各キャリアのスマートフォンを触り比べて最小限度の内容でもあれやこれや。あぁそう言う事ね。やっぱり「使えないな」とした結論は不変だが
コップの中の小さな騒ぎ、として何を結論付けるのか。「どの会社のスマートフォンが使いやすいのか。その明確なる比較の定義」を整える事こそが最小限だと判断。
そう言う訳であれやこれやと触り比べて、あぁなるほどと思った割と無難な平均値。として考えているのはXperia acroと言う事でこれが現段階では無難だな。
まぁ最もスマートフォンそのものが使えないと言う結論は不変でありこちらの方が優先されている事には変わりがないんで。ではどうして比較するんですか?
とした場合理由の1つは携帯キャリアを語るのにスマートフォン知識がない奴が語るなよとした参加資格の作成ともう1つはブラウザ戦争(笑)だとかホザいてる
極左マスゴミの感覚が全く使えねぇ(笑)と嘲笑した上での「ブラウザ戦争ではなくレンダリングエンジン戦争、それとフォント戦争」と書いた方が有用だな。と
言った面においてのこれからの標準となるであろうレンダリングエンジンで自分のサイトはどう表示されるのか?と言った面においてのCSS等を修正する為のあら探し。

あらすじ終了。そう言う訳でスマートフォン。各社各キャリアのそれを触り比べる理由は使い勝手はまるで異なる、キャリアの味付けによってこうも変わるのか。
細かい所を見ればコモディティ化は防がれているんだが「大衆はそこまで見ない」。従って「大衆基準」を当てはめた場合には「コモディティ化してる」。となる。

使えないとする理由1:基本「無料アプリは顧客への呼び水」として使っていると言うのがキャリア&アプリを提供して金儲けを企む会社のクオリティ。
それすなわち「広告」と一緒。プロ野球が行われる球場でバックネット裏だとかあるいはフェンスに会社の名前や商品の名前が書いてあるのと同じ事。
その会社が社会にきちんと貢献している一流企業であるならばともかく「カルト宗教臭い新聞の名前」だの「やたらとチョン臭い会社の名前」だのが書いてあったら
「書いたらその社は終わりだから」と復興担当大臣乙!とでも言いたくなる様な「書いたら終わり」の社名が漂う。そうなると一気に不快感が満載される。
どうして自分が金を出して買った物が企業の広告宣伝が踊りまくる様な物になっとんねん!とした「使わないであろう無料アプリが広告宣伝の場となる」不快感。

使えないとする理由2:仕様がてんでバラバラ。画面を回転させて縦長から横長へ、横長から縦長へ、とするとウェブサイトの拡大倍率が狂って同一にならない。
「横長(横幅ギリギリまで文字を書く」 → 「縦長(横幅真ん中ぐらいで改行される)」 → 「横長(横幅ギリギリまで書いたはずの表示が割と余裕で最後まで)」
と言う風に「回転によってウェブの表示の範疇が大きく異なる意味不明状態」と言う様に、こうした仕様の目茶苦茶さが「Androidはまだまだ未成熟」となる不快感。

使えないとする理由3:スタンドアローンではなく「ネットワークを使ってどうのこうのする」事が大前提となっている物作り。電波の通じない所ではまるで意味がない。
携帯キャリアはかつて携帯電話になんでもかんでも詰め込んでやれお財布だのやれワンセグだのと色々と積んできた。その事を責められて&コスト高を指摘されて
方向転換してきたみたいだが俺からしてみれば電波は必ずしも存在しているとは限らない訳でその時に電波を使わない別の機能が使えると言うのはすこぶる良好
可能な限り電波を使わずスタンドアローンで使える機能を盛り込むべきである、とした内容が俺の考え方の中心なので俺の考え方とは相反しているその方向性。

従って「まず最初の結論としてはスマートフォンはまるで使い物にならない物」と言うのが大前提として俺の中には存在している。では何故触り比べるのか。

触り比べる理由1:富士通やシャープと言った会社によって実はコモディティ化を防いでいる工夫の違いがある。「どの会社が抜け出すのか」。例えば株価。
例えば業績。そうした面によっての「取引」「2年間本当に使えるのか?会社が潰れたらあるいは撤退したら2年間使いたくても使いにくくなります」の様な様相で。

触り比べる理由2:フォント。…意外にスマートフォンを特集したりしているニュースサイトで扱われない内容な訳だがフォントの違いはそのまま使い勝手に直結する。
フォントがゴミだと見づらくて使いづらい。フォントがマシだと見やすくて使いやすい。例えば全角数字を表示する時に文字と文字の間がやたらと間延びしたりな。
そこら辺「だけ」を見れば携帯電話にAXISフォントを提供してきたシャープのスマートフォンの中にあるフォントが1番無難。Xperia acroの様な「外国メーカー(笑)」は
実はそこら辺をあんまり考慮していない。所詮は「単なるローカライズ」だからな。「フォント」だけで言えばシャープが1番無難なんだがそれ以外でシャープはプア。

触り比べる理由3:例えば「select」のプルダウンメニューに代表される様なブラウザごとによって異なるそうした描写の細かい違い。レンダリングエンジン。
要するに「Androidの内蔵ブラウザのレンダリングエンジンはWebKitであり、F-09Cのスマートブラウザも同じくWebKitを採用している。レンダリングエンジン。
Androidの内蔵ブラウザ以外にもSafariとGoogle ChromeがWebKitを採用している。今後シェアを伸ばしていく事がほぼ確実なレンダリングエンジンで
自分のサイトはどう見えるのか。それは一応確認しておいた方がいい。Geckoを採用しているFirefoxが今後はWebKit陣営に?と言う様にレンダリングエンジンの
開発に対する負荷が過負荷状態となりつつある状態からは脱却の方向に向かっていくのが当然。負荷を軽減するには「多数派」である事が何よりも重要。

Internet Explorer(Trident)、Mozilla Firefox(Gecko)、Opera(Presto)、SafariとGoogle Chrome(WebKit)

レンダリングエンジンの描画速度、HTML5やCSSへの準拠度数。そう言った面と合わせて重要なのは「シェア」。シェアの小さいブラウザに対応するのは
優先順位としてはまず以て低くなる。一昔前まではInternet Explorerが絶対の標準だったが今はデバイスも含めて「様変わりしている」時代。対応する必要がある。

そう言う訳で触り比べる事は実は殆ど終了しており、今はむしろレンダリングエンジンの違いによるサイトの「見え方」がどうなっているのか、を見る為に
スマートフォンを触っていると言うのが俺の状況。あぁ、情報弱者は内蔵ブラウザで満足し「他のブラウザを入れる」なんて事はしないから。
それは逆に言えば「内蔵ブラウザである程度きちんと表示されればこれ以上のプアなブラウザも無いから合格と定義しても殆ど問題ないね」と言う事でもあるんで。

表示対応?殆ど終わってる。「CSSを一部書き換える。ついでに余計な記述は削ってお掃除しましょうね」、「スクリプトも一部書き換えて対応しましょうね」。
ソフト面での対応はそれで。ハード面での対応は「メニューの表示を左横から上へと持っていき、内容も横長のそれとしてスマートフォンの画面比率と一体化」で。

まぁそんな感じで触っておりました、スマートフォン欲しいとか言うアホな話ではなくむしろレンダリングエンジンの性質確認の方が優先順位としては上でした。
それとフォント。フォントは本当に大切だよ?アホなフォントを使っているとバカをみるのはその企業。今日からWindows Phone 7.5を搭載したスマートフォンが
auから発売された訳だがどうもこのMangoフォントが俺にとっては気に食わない。「細すぎる。骨粗鬆症の様なフォントで気に食わない」んで。
所詮は単なるローカライズだな。こうした不快感と言うのは外人には分からないんで。だからこそ「日本国内でコアとなる部分の物作りをせよ」とした結論が出る。

2011年08月25日(木)19時07分22秒