[ 震災で延期の岩手知事選告示、4氏が届け出 ] 東日本大震災のため4月の統一地方選から延期された岩手県知事選が25日告示され、再選を目指す現職と
新人3人の計4人が立候補を届け出た。被害が大きかった岩手、宮城、福島の東北3県の中では震災後初の県内全域での選挙となる。投開票は、震災半年の
9月11日。被災地をどう復興させるかが最大の争点で、民主党が推す現職に対し、自民党県連などが支援する前県議ら3人が挑む構図。24日現在の
選挙人名簿登録者数は、2007年の前回より約3万人減少し、109万7031人。震災の被害が特に甚大だった沿岸6市町だけで1万5000人以上減った。
また、県内からは10日現在で、東京、埼玉など41都道府県に2228人が避難しており、県選管は「住民票のある市町村選管から不在者投票用紙などを
取り寄せれば、避難先の自治体の選管で投票できる」と呼びかけている。(ゴミ売り 2011年8月25日 13時30分)
まずは今回の被害の甚大さを改めて痛感し、今回の災害で亡くなられてしまった方々には心より哀悼の意を述べる。
「芦名鉄雄(あしなてつお)(66)無新:廃棄物処理業」、「鈴木露通(すずきつゆみち)(60)無新:県労連議長(共産党推薦)」、
「達増拓也(たっそたくや)(47)無現:知事(民主党推薦)」、「高橋博之(たかはしひろゆき)(37)無新:元県議」 (届け出順)
「達増拓也VS高橋博之」。事実上の一騎討ち。 但し勝ち負けそのものはどうでも良く「スコア」を見ての結論を出す。
プロ野球で例えるならば「1−0のスコアは惜敗、10−0のスコアは大敗」。その違い。選挙と言う物は基本的には現職有利が当然であって
現職を倒すには現職に魅力が全くなく、対立候補に魅力が沢山ある、と言う状態でなければ出来ない。俺はそう言う風に考えている。
従って「達増が勝つか負けるかではなく、達増が何パーセントの得票率を確保するのか(出来るのか)」こそが「真の焦点」となる。
「達増の得票率+高橋の得票率=100パーセント」と定義した上で「100パーセント−高橋の得票率=達増の得票率」が「何割に」なるのか。
50パーセント未満:達増の負けって事だからこれは小沢王国の終焉を意味すると言っても過言ではないな。
50パーセント以上70パーセント以下:達増の薄氷の勝利。と言う事は世代間戦争が勃発しており、「岩手県内が」親小沢、反小沢で揺れている、と言う事か。
70パーセント以上:小沢△
基本的にはこう言う風に定義する。従って「事実上、達増への信任選挙」であると言う概念を最上位として捉え、その中でどこまで高橋が善戦出来るかによって
「岩手県内の内情」が見えてくる、と言う内容を「岩手県民以外の人間が」今回の岩手県知事選挙をどう見るか、どこを見るかの「着目点」とする。
「100パーセント−高橋の得票率(30パーセント)=達増の得票率(70パーセント)」。まずはこれを基準とし、その後の調査で幾分かを可変させる。
「30+20=50、70-20=50、20/70=0.285」 達増の支持者の3人に1人を高橋の支持者に鞍替えする事さえ出来れば結果は分からない。とも書いておく。
[ 4候補が第一声 知事選告示 ] 東日本大震災で延期されていた第17回知事選は25日告示された。いずれも無所属で、会社役員芦名鉄雄氏(66)、
共産党推薦のいわて労連議長鈴木露通氏(60)、民主党推薦で再選を目指す現職達増拓也氏(47)、超党派の政治団体「いわて復興県民の会」推薦の前県議
高橋博之氏(37)が立候補を届け出た。届け出を済ませた4候補は盛岡市などでそれぞれ第一声。9月11日の投票日に向け、17日間の舌戦が幕を開けた。
立候補届け出の受け付けは25日午前8時半から盛岡市の県盛岡合同庁舎8階大会議室で行われ、芦名、鈴木、達増、高橋の4氏の順で届け出た。この後、
芦名氏は盛岡市のJR盛岡駅前で第一声。中小企業支援による雇用維持などを訴えた。鈴木氏は盛岡市本町通の浅沼ビル前で第一声。原発からの撤退や
被災した県立病院の再建などを訴えた。達増氏は盛岡市菜園のカワトク前で第一声。事実上のマニフェスト(公約集)とする県復興計画と県民計画の着実な実行を
訴えた。高橋氏は盛岡市のJR盛岡駅前で出発式の後、大槌町での第一声に向かった。県政刷新による復興スピードの加速などを訴える。同日午前10時半現在、
他に立候補の動きはない。立候補の届け出は同日午後5時で締め切られるが、4候補による争いが確定的だ。投票は9月11日午前7時〜午後8時(一部繰り上げ)
まで県内1131投票所で行われ、即日開票される。知事選に続き、県議選は9月2日告示され、知事選と同日の9月11日に投開票される。(岩手日報)