2011年09月12日(月)エクセレントワールド

岩手県知事選挙の投票率が前回と比べてマイナス8パーセント。この事実を以て「もしも宮城県知事選挙だったら」、「もしも福島県知事選挙だったら」と変換し
警察庁がまとめた統計資料による数字の大小で以て地域住民が感じている分の被害状況を考慮したマイナスの数字を提出する。それが実態の把握へと繋がる。

「もしも宮城県知事選挙だったら → 投票率マイナス15パーセント」、「もしも福島県知事選挙だったら → 投票率マイナス13パーセント」

殆どこれで実態と合致する。「東北地方太平洋沖地震から半年と言う時点での地域住民が感じている被害の感覚の実態」がこれで見えてくる。

前回の岩手県知事選挙の場合、得票数1位と得票数2位との差異は「158881/454135 → 0.3498」となっている。
今回の岩手県知事選挙の場合、得票数1位と得票数2位との差異は「163397/438975 → 0.3722」となっている。(小数点第5位以降は除く)

達増が今回は現職としての出馬にも関わらず大分詰められている印象を受ける。

高橋に勝って欲しいと過去の日記で俺は書いたがそう書いた理由は非常に単純で「大衆は『勝った負けた』でしか判断しない衆愚だから」。

重要なのは「惨敗率とかそう言った数字」。それらで以て状況を判断する事が出来ない生命体でしかないから。と言うのが理由。
大衆にも分かりやすく説明する為には勝った方が分かりやすいな。と言う理由で以て書いただけの事。「願望≠実態」。「勝って欲しい≠勝てる」。となる。

実際の印象としては「締め切りと同時に達増の再選ですが出るレベル」と評していたんで。どうもそこら辺の区分けをきちんと見せておかないといけないな。

上記の差異と環境の変化を統合的に判断し「岩手県内にも確かに反小沢の種火は存在している。後は小沢被告の裁判がどう進むかによって変化する」
と言った事態を「確証のある物」として取り扱う事とする。…「評判のよろしくない高橋で」達増はこれだけ差を詰められた訳だが。…もっとまともな候補者だったら?

となる。後は先述した通り「いわゆる被災地で全県に渡っての選挙が行われた」と言う事実で以て解散総選挙への道筋を付ける。

…以上の3点(被害状況の差異の実態の把握、岩手県内にくすぶる反小沢の種火の強弱の判定、解散総選挙への道筋を付ける被災地での選挙)で以て
今回の岩手県知事選挙は有用であり、結果を出すのは岩手県民ではあれど「注目する価値は日本全土に存在しているとした概念」の理由のまとめとする。

[ 小沢王国・岩手県議選、民主は過半数及ばず ] 東日本大震災のため、4月の統一地方選から延期されていた岩手県知事選は11日、投開票され、
現職の達増(たっそ)拓也氏(47)(無所属=民主党推薦)が、自民党県連などが支持した前県議の高橋博之氏(37)ら無所属の新人3氏を破って再選を果たした。
11日は県議選なども行われ、震災で延期されていた同県内の統一地方選はすべて終了した。知事選は、震災の被害が特に大きかった岩手、宮城、福島3県では
震災後初めて実施された全県選挙。震災からの復興の進め方が最大の争点となった。達増氏は、岩手が地元の小沢一郎・元民主党代表の強固な地盤を背景に、
終始優位に選挙戦を展開。宮城、福島県に先駆け、予定していた仮設住宅を全戸完成させたことなど震災対応での実績をアピールし、全34市町村で得票が
過半数に達する強さを見せた。投票率は59・92%で、過去最低だった前回(68・53%)を8・61ポイント下回った。一方、県議選(定数48)では、民主党が
公認31人、推薦1人を擁立したが、当選は推薦を含む23人で目標の過半数に届かなかった。(ゴミ売り 2011年9月12日 10時36分)

前回(2007年)投票率:69.45% 今回(2011年)投票率:60.60%(前回比 -8.85%)

今回(2011年)所属別当選人数:民主23人、自民12人、公明1人、共産2人、社民3人、地域政党いわて4人、無所属4人。(前回比:公明−1、自民+1)

2011年09月12日(月)11時08分37秒