「StatCounter Global Stats」で携帯のブラウザ別使用シェアの変化が分かる。モバイルに関する状況。
「峠の下り最速のAndoridが何時(いつ)他の携帯ブラウザを抜いたのか」。 → 2011年2月にBlackBerryを抜きました。2011年5月にiPhoneを抜きました。
…まさに「頭文字A」。アルファベットが異なっているのはご愛嬌。
米:ここ1年間でiPhoneのシェアは微増、BlackBerryのシェアが大きく下がっている、AndroidのシェアはiPhoneよりも高い伸び率で現在シェア1位。
英:ここ1年間でiPhoneのシェアは30%台をうろうろ、BlackBerryがシェア1位も微減、Androidのシェアは8%から18%に上昇するも現在シェア3位。
日:ここ1年間でiPhoneのシェアは48%から38%へ下がり、Androidのシェアは他国との統計の取り方の違いもあるが8%から48%に上昇。逆転したのは今年の7月頃。
「日本はAndroid大国だよ」。…きちんと「データに基づいて」書いている。
その他の国の例で言えば「イタリア:iPhone(40%)、Android(20%)」など、世界によって異なる傾向を見せている。 …何故そうした傾向の違いが存在してるのか。
答えは簡単「その国でiPhoneを扱っている携帯事業会社はどこなのか → そしてその携帯事業会社はその国においてどれだけの評価を受けているのか」。
その違いが存在しているから。iPhoneが売れる売れないではなく「その国ではiPhoneをどこの会社が出しているのか」によってシェアが変わってくるだけの事。
米(アメリカ):AT&T、Verizon Wireless 英(イギリス):O2、Orange、Tesco Mobile、Vodafone 日(日本):ソフトバンク(笑)
1:イギリスやアメリカは日本と比べて「1つの国で1つの事業者にしか売らせない」と言う原則を崩した国の1つであり、そうした国では競争が発生し、
結果的にシェアが高くなってくると言う傾向が存在していると言う事の証明でしかない。iPhone好きのイギリス人ではなく「競争を行っているイギリス人」。
2:イギリス以外。「1つの国で1つの事業者にしか売らせない」基本姿勢を取っていた「まるで保護政策やな(過去形だけど)」国ではシェアは高くなりにくい。
何故なら競争が起こらず高値安定圏みたいな印象にしかならず結果的に下々の国民に至るまで流布されない下位キャリアによる底辺操作の様になるから。
「1つの国で1つの事業者にしか売らせない」原則が「日本でも」崩れる事になる。するとどうなるのか。その事例は主にイギリスにある。イギリスから学べ。
「敵役にボンドが打たれたバキューン」「キャーッボンドー!」「iPhoneを胸元のポケットに入れておいたから弾薬が貫通しなかったのさ!」「素敵よボンド!」
…そんな高コスト体質の製品って言う時点で高値安定圏。短期間に性能の向上が明確に上昇する傾向のある現代モバイル機器に高値は振れない。
・予測内容展開1:「ソフトバンクの顧客がどれだけauに行くか」。
1−1:キャリアメールへの対応は後回し。キャリアメールとはauの場合「@ezweb.ne.jp」を持つアドレスの事。携帯業界においての大半の場合、携帯キャリアから
与えられたメールアドレスをメールの中心として送受信している顧客と言うのが殆ど。従って「対応するまでは(飼い馴らされた)顧客が移動する事はまずない」。
1−2:今回の発表は「iPhone5ではなくiPhone4GS」、すなわち性能的には進化ではなく進歩。我先にとiPhoneを手にする様なガジェットオタク。
さしずめ「未来ガジェット研究所」。ラボメンか?の様相を持つ陣営の顧客は買い換える事を躊躇する。買うのは「リンゴオタク」。「ガジェットオタク≠リンゴオタク」。
・予測内容結論1:「ソフトバンクの顧客がどれだけauに行くか」 → 「この件で民族大移動的な状況の変化が生じる事は考えにくい」。
・予測内容展開2:「ソフトバンクじゃ…と思っていた顧客がauなら…とauのiPhoneにどれだけ流れるか」
2−1:キャリアメールへの対応は後回し。(先述した事と重複するが)「対応するまでは(飼い馴らされた)顧客が移動する事はまずない」。
2−2:auの売り方は「本体は高く、毎月割を増額して長期に使えば安くなる」売り方。そのカルチャーとは正反対の「高コスト体質」それがiPhoneである以上
iPhoneを同様に売るのは難しい。本体がどうのではなく提示された額面の違いを見て「iPhoneってそんなに高けぇの!?んじゃやめよ」と判断する可能性がある。
・予測内容結論2:「ソフトバンクじゃ…と思っていた顧客がauなら…とauのiPhoneにどれだけ流れるか」 → 「少しは流れるが経営の方針が変わるほどではない」。
・予測内容展開3:「iPhone4Sの発売をきっかけにスマートフォンにデビュー!する人はどれだけ居るのか」
3−1:ミーハー層に対してどれだけ「これ凄いんですよ見て見て!?」とアピールするスピーカー役の連中(モノ雑誌、ファッション雑誌、テレビ番組、
若者に人気の芸能人など)がどれだけ上手に「相手を騙せるか」次第によって変容する。今回は「進化」ではなく「進歩」。…さて、どうやって吹聴して回る?
・予測内容結論3:「iPhone4Sの発売をきっかけにスマートフォンにデビュー!する人はどれだけ居るのか」 → 「きっかけとしては動機が薄い」
・予測内容展開4:「iPhone4Sの発売をきっかけにauの回線の通信状況がどの程度変化するのか」
4−1:「回線が詰まる」とする展開が発生する理由は主に2つ。「1つは特定の顧客がアホみたいに使う事」、「もう1つは多数の人が一斉に使おうとする事」。
東北地方太平洋沖地震の発生による携帯電話が繋がりませんとした事例は後者を理由として引き起こされた。後者に関してはパニックになる以上仕方がない。
前者を理由とした展開であれば特定の顧客の回線を塞げばいいだけの事。速度規制。auは既に「300万パケット(制限)」を他のキャリアよりも早く開始済。
※3日間の間に300万パケット(およそ384MB)通信したら規制するよ?と言う規制の事。どの携帯キャリアも既に手は打ってある。
4−2:auはiPhoneを先に発売しているソフトバンクの回線の内情を知っている。「甘い対応をしたら危険だぞ」と。…すると必然的に対応は厳しい物になる。
・予測内容結論4:「iPhone4Sの発売をきっかけにauの回線の通信状況がどの程度変化するのか」 → 「KDDIの上層部の判断が今よりも厳しい物になる」。
・予測内容展開5:「通信を逃がす例としてWifi網の整備等を携帯キャリアは行っているが効果はあるのか」
5−1:「Wifiって何?」、「どうやって繋げるの?」と言う台詞が顧客の大半を表せる姿勢。携帯電話とは携帯会社と一蓮托生して使う物、とする世間の合意。
それを切り崩すのは容易ではない。特に年代層が上になっている団塊もしくは団塊ジュニア。こうした年齢層に説明するのは容易ではない。
従ってWifiにデータ通信を逃がすと言うのは特定の顧客に対してのみの施策で終わる可能性が高く、実は携帯キャリアはそれほど力を入れていない。
…むしろ「きちんと対策してますよぉ?」とする逃げの口上を許すアリバイ工作の様相が強い。「実際に使える代物で無ければ整備した所で意味はない」。
5−2:Wifiに繋げたくても「ここにあるスポットはau専用です!ソフトバンクのあなたは使えません!」となる事例が多発する。「むしろ使えない事の方が多い」。
本来であれば携帯会社の垣根を越えて整備するべきなんだが「費用負担の割合はどうするのか」、「保守点検はどうするのか」など懸念事項が多発する。
従って「無理」と結論づけた方が無難。従って「整備ではなく携帯会社による選民思想の実行」と書いた方が現実的には近くなる。ほとんど「レッテル張り」。
5−3:無料であればまだしも実際には有料。「現在は宣伝の意味も含めて期間限定で無料にしている箇所が多いだけ」の事。基本的には「オプションサービス」。
・予測内容結論5「通信を逃がす例としてWifi網の整備等を携帯キャリアは行っているが効果はあるのか」 → 「アリバイ工作乙だお」。
……基本的には上記の展開となる。では今後どうなっていくのか?とした近未来予測を軽〜くゆるゆるとゆりゆりに書いた所で今回の日記を終わりにする。
予測1:「3段階定額」。パケット通信量はパケットではなくMB、GBを単位としての価格提示が今後常識となる。2段階定額の上限を小休止とし、
その後の猶予が終わると更に料金の上昇が発生すると言う「3段階」の定額制を俺が携帯会社のトップだったら導入する。
「0円〜5985円(小休止)〜9975円(上限)」、データ通信だったら「0円〜9975円(小休止)〜14975円(上限)」と言う風に通信状況に応じて変化も付ける。
予測2:「幾らWifiスポットを整備したとしても所詮は選民思想の領域を脱却する事は出来ない。携帯会社と一蓮托生で使う物、と言う意識の共有が
大衆に存在している以上、Xiに代表される次世代回線網を整備する為に金を使った方が得策。何年掛かるのか?の答えは(FOMAの場合には)3年半掛かった。
同等の速度だとした場合、Xiの商用サービス開始は2010年12月24日なので2014年夏頃に全国人口エリアカバー率99パーセントを達成する物と思われる。
そうした環境が整備されるまで。少なくとも関東地方の人口エリアカバー率99パーセントを達成するまではスマートフォンなんて使えない代物だと判断する」。
予測3:「Androidか、iOSか」なんて言う選択肢は大衆の間には存在していない。使いやすい方を選ぶ。それはOSではなくUI(ユーザーインターフェイス)の方が
使いやすさには寄与している。今後登場してくるアプリや今後のOSのバージョンアップの動向によって大きく変わってくる。どうしてもOSと言う単位で見比べて
しまいたくなるし、しまいがちになってしまうんだが「WindowsかMacか」で比較する事が殆ど無いのと同じ様に、今後のOSの明暗は「アプリ」が分ける事になる。
競争原理が働けば働くほど優れたUIを搭載しているアプリの発生率も高くなるので中期的にはAndroidの方が有利になる。
アプリの開発力をAppleが確保出来るかどうか。自社製のアプリばっかりを宣伝しているAppleに「第三者との連携」が出来るかどうか。
そこのプライドの高さも含めて中期的にはAndroidの方が下手(したて)に出られる分有利になる。
…結論と言うか総論:スマートフォン(笑)とか言ってバカみたく宣伝したいのはそれが宣伝「する」側にとって優れた飯の種であるから。
そうした側の展開に、飯の喰えない側が乗っかって来る理由は何一つなく、素っ裸状態で地下室における乱交パーティー乙!と言って飯の種連中を切り捨てる。
そうした方が普通に得策。真に行うべきなのは軽く近未来予想を掛けた上で「どうすれば自分にとって有益になるのか?」としたその概念で以て行動を起こす事。
「自分はWebKitを採用したブラウザのシェアが今後も上がっていくと見てるのでスマートフォンもパソコンも、WebKit系のブラウザに適応した状態で
自分のサイトが表示される様になった方がより多くの人が楽しめるよね?すると自分にも得策になるので対応しました」。 …こうすれば自分にとって有益になる。
IE(△)、Firefox(◎)、Google Chrome(○)、Opera(○) 主要ブラウザへの対応表。IEは表示が崩れる物の文章は一応読める、と言う状況。「9」でも変わらず。
その他のブラウザでは殆ど問題なく表示する事が可能。Firefoxは自分が使用しているブラウザなので細かい所も含めての表示に対応している。そう言う状況。