2011年10月05日(水)king road.

最近の「アタリショック」を思わせる様な猫も杓子もスマートフォン!とする様な印象の強い事業展開に対する普通の人が抱きそうな疑問もあるよな。
「電波が足りないって言ってるのにどうしてスマートフォンを売ろうとするの?」と言う疑問符。そう言った疑問符を抱いてしまう事は実に当然の事なんで。

その答えは「それが飯の種だから」。

1:電波が足りないとする証拠を携帯会社は提出していない。嘘を付き放題となる。 
2:電波が足りないと言っておけば我慢する日本国民の性質である以上「気付かずに大量にパケットを使っていた顧客」が節約する事になる。 
3:パケット定額制と言うのは実はまやかし。本当は「使えばすぐ上限に張りつきます!」と言う代物。従って「ちょっとだけ使わせて即上限」の方が効率が良い。
4:それでも使おうとする顧客に対しては個別に制限を掛ければいいだけの事。むしろ選別する為に吹聴して回っていると言う節がある。

どうしてスマートフォンを売ろうとするの? → 映像配信サービス(ドコモならBeeTVの名称)などによるオプションサービスを追加させて儲ける為。 
どうしてスマートフォンを売ろうとするの? → アプリ配信サービス(有料アプリを買ってくれたらお金になるよ)を適用するのにスマートフォンは必須だから。 
どうしてスマートフォンを売ろうとするの? → アクセサリー追加購入(コラボによる保護カバー、各種オプション商品など)を買って貰うのにスマートフォンは必須だから。

これら「携帯電話の時代には殆ど存在していなかった新しいビジネスモデルによる収益の拡大を目的としての遠征(エクスペディション)行為」が必要だから。

・電波が足りない?「本当に足りてないんですか?」

インターネット通信の流れの中で、パソコンからの経由が全体の97%、携帯からの経由が全体の3%。足りてないんだったらパソコンでネットなんてもっと足りてない。 
最近の大企業は内部留保がすさまじい事になっている。「それを吐き出して次世代規格の普及を計画を前倒しにした上で広げていけばいいんじゃないですか?」。

従って、携帯会社の言う「電波が足りない」と言う内容を吹聴して回るその目的は「顧客への脅迫」、「投資をせずに回線に余裕を持たせる為のペテン」となる。
(実際に足りていないと言うのであれば公的資料を提出した上で資料の見方も教えた上でこれこれこう言う理由で足りていませんときちんと論理的に説明しましょう)。

「電波が足りない」と言って「一体誰が得をするのか」。そうした裏を読んでいく事で世の中の原則と言うか本音と言う物が見えてくる。そこに着目せよ。そう言う時代だ。

2011年10月05日(水)21時30分22秒