2011年10月17日(月)写真がリークされていました。

「REGZA Phone T-01D」 OS:Android 2.3(Gingerbread) ディスプレイ:4.3インチ(1280×720) CPU:TI OMAP 4430 1.2GHz(デュアルコア)
「AQUOS PHONE SH-01D」 OS:Android 2.3(Gingerbread) ディスプレイ:4.5インチ(1280×720) CPU:TI OMAP 4430 1.2GHz(デュアルコア)
「ARROWS X LTE F-05D(NEXTシリーズ)」 OS:Android 2.3(Gingerbread) ディスプレイ:4.3インチ(1280×720) CPU:TI OMAP 4430 1.2GHz(デュアルコア)
「ARROWS Kiss F-03D/F-03D Girls(withシリーズ)」 OS:Android 2.3(Gingerbread) ディスプレイ:3.7インチ(854×480) CPU:1.4GHz(シングルコア)
「MEDIAS LTE N-04D(NEXTシリーズ)」 OS:Android 2.3(Gingerbread) ディスプレイ:4.3インチ(1280×720) CPU:TI OMAP 4430 1.2GHz(デュアルコア)

18日にドコモが発表予定の新機種の「一部」。…これ以外にも普通の携帯電話などが発表される予定となっている。
発売時期は今年の冬から来年の春に掛けて。…なるほど、先にiPhoneで他キャリア2社を戦わせてから「おいしい所をドコモが貰っていく」訳か、なるほどな。

…18日のドコモのプレゼンテーション次第でおいしい所がおいしくなくなる可能性もあるけどな。そこは割と臨機応変に考える。

…さて、今回のその発表がありますよ?とする展開で一体何を見ておくべきなのか。見解への展開は全部で3つ。

1:今回発表される内容。AndroidのOSバージョンは2.3が主。19日にはAndroid 4.0の発表が予定されている。まさにニアミス。 
2:スマートフォンの中でも高級品、普及品と言った区分けがなされる。果たしてこれに何の意味があるのか。個人的には「止めた方がいい」と言う印象。
3:Android OSとiOSの戦いはこれから今後どうなっていくのか。

1への補足:Androidのバージョンは現在「2.3.x(スマートフォン向け)」、「3.2.x(タブレット向け)」の2種類が並列している。
19日に発表されるのは「スマートフォン向けとタブレット向けを統合した4.0」となっている。つまりは「間の子」。

ではスクリーンショットを見た感じではどちらに近いのか。「タブレット向けのUIに近い状況」と判断する。従って「これまでとは打って変わって」の展開となる。
果たしてそれが本当に顧客にとって素晴らしい事なのか。「折角操作に慣れたのに…」と思ってしまう様な見た目の変化だな。と言うのが俺の印象。

従って「これまでのAndroidを積極的に使ってきた面々の方がむしろ違和感を感じてしまう」様なアップデートの様相になると俺は考えている。
なんでもかんでもバージョンアップすればいいって言うもんではなく「時として古いバージョンの方が使いやすい」と言う形式も存在している訳で。
従って「バージョンアップに何時対応するのか?」だけではなく「バージョンアップしたあとの感想は?」とする二元軸で以て状況の変化を察していく事。
状況の変化を見ていく事が重要であると書いておく。「なんでもかんでもバージョンアップすればいいって言うもんではない」。

ドラスティックな変化の真っ只中においては対応する事は最小限の対応で十分とし、あまり過度に首を突っ込んだ対応を行うと再度の対応が必要になってしまう。
俺が「スマートフォンに自分のサイトを対応させました!」と力強く言わない理由はそこにある。「最小限の対応」で今は十分に事足りる。そうしたドラスティック様式。

2への補足:スマートフォンは先進的!(実際はそうでもねぇけどな)とする印象操作で以て顧客を洗脳してきた展開に楔を打ってしまう。シリーズ名を付けるのは
正直止めた方がいい。「ソフトの中身は殆ど変わらない。ハード面の差異でシリーズ名が変更する」事はプアマンズスマートフォンの印象を一部機種に植えつける。
あくまでも「スマートフォンは全部が先進的なんです!ハード面云々ではなく様々なお客様に合った物をお出ししているだけなのです!」とした方がいい。
どうもそこら辺のカースト制度を作り出したくて仕方のない様な印象がドコモのネーミングの傾向には割と存在していると言う事で。「そこはボヤかした方が狡猾」。

3への補足。基本的な経営方針は「ハードウェアの値段は小さく、その後のコンテンツ代金で稼ぐ事」、「個人でなく法人相手に稼ぐ事」。
実はたったこの2つしか存在していない。iPhoneは顧客への負担が最初に大きくのしかかって来る。それでいてサードパーティーが儲からない。

Android OSとiOSの最大の違いは「サードパーティーが儲かるか、それともアップルだけが儲かるか」。

俺が「毒リンゴ携帯」と呼称している理由。「iTunesやiCloudなど『アップルのサービス』を利用するための端末」でしかなく、そうした囲い込みとは関係の無い
企業が出しゃばって来る枠と言うのは実はそんなに存在していないから。…それが俺が「毒リンゴ携帯」と形容する理由。「食べたら毒死する」。

Android OSの場合、それほどGoogleがパテントを請求すると言う事も無いので、雨後の筍の様に製造メーカーが乱立し、その分価格競争も実行される。
例えば富士通とシャープのスマートフォンでどっちにしようかな?みたいな感覚で以て「安い方を選ぶ」と言う選択肢が顧客には存在している。

最初に支払うのは安い金額。その後に通信インフラのガッチリとした環境で以て動画配信もしくはコンテンツビジネスや有料アプリ配信などによる
追加課金で中期的に利益を生み出す。…と言う様なやり方こそが「サードパーティーと言う名の法人に優しい(法人が儲かる)やり方」となる。

1:ドコモ動画、BeeTVなどによる動画配信。 2:Android向け有料アプリなどによるアプリ配信。 3:コンテンツホルダーの参戦によるパテント代金。

この3つで「対個人」ではなく「対法人」に対してもお金を儲ける事が出来る。現代社会は如何にして「他の法人を巻き込むか(他の法人に売るか)」でしかない。

その最たる例が「侵略!?イカ娘」。…2期が始まってから明らかに「侵略と言えば正当化されると思ってんじゃねぇだろうな?」的な
キャラクターグッズの雨あられ。「粗悪乱造」と言う他に無いこのイカ臭い連中沙汰には心底反吐しか出て来ない。と言うのが「コンテンツビジネス」の典型的な例。

では何故他の法人を巻き添えにした「よっちゃんイカとイカ娘がコラボ」「ナムコとイカ娘がコラボ」の様な様相を成立させたがるのか。

「個人相手なんかよりも法人相手の契約成立の方が普通に儲かるから」。「現代社会は個人に売るよりも法人にコンテンツを売りつけた方が儲かるから」。

これと同じ事。ドコモの例で言えばドコモ動画に蛆テレビのドラマの特別編の動画を配信すればそのドラマの新シリーズを前にして視聴者が獲得出来ますよ?
とでも売り込んで行けば割と法人連中の重役連中はそうした話にホイホイと乗っかって来る事がある。って言うか「それが殆ど」。

…実は大手法人の広告宣伝部署はそのキャラクターを起用する事あるいはそのタイアップを受ける事が費用対効果に結びついているかどうかなんて言うのは
殆ど関心が無い。って言うか計算の範疇に入ってない。案外「広告代理店に言われるがまま」と言った展開が普通の状態となってしまっている。

こうした連中から金を如何にして毟り取れるか。…それが現代社会における「儲かるもしくは儲からない」の分岐点。

1:DVDやブルーレイも売れなくなっている昨今ではキャラクターグッズが1番の儲かる手段。 
2:対個人なんかよりも対法人の耄碌ジジイどもに売りつけた方がよっぽど金になる。

そうやって「サードパーティー格の法人連中から金を毟り取って儲ける」と言うのが中期的な金の儲け方であり最初の間口を広く取る必要がありその為には
iPhoneの様な超ウルトラ囲い込みでアップルだけが儲かる様な構図でしかありません(サードパーティーお断り)と言う構図は採用しない方がいい。

従って「普通にAndroid OS向けに注力していく方が無難だろ」と言う結論しか出さない事とする。

2011年10月17日(月)19時55分12秒