2011年10月23日(日)ハンバーガー定食

[ スティーブ・ジョブズ氏、Android OSを「叩き潰す」と誓っていた ] 10月25日刊行予定のウォルター・アイザクソン氏によるスティーブ・ジョブズ氏の伝記
「スティーブ・ジョブズ」に、GoogleのモバイルOS Android に関してのジョブズ氏の見解が述べられていることがわかった。同著作によれば、ジョブズ氏は
Android OSに対して憎しみとも呼べる感情を抱いていたようだ。(Datamation.com 10/23 00:20)

「当たり前。今更何を言ってるんだ?」この一言で終了する。「憎しみを抱くのは当然の事」。まずは結論を出しておく。その次に理由を書いておく。

機械に弱い3次元の女や高齢者と言う集団がiPhoneもAndroidも「スマートフォン」と一括りにして呼称しているその行為について俺は警告を発してる。
「似て非なるものだから」と。…一体どこが「全く違う」と言うべき内容になっているのか。その答えは実に簡単。理由。「ビジネスモデル」。

「iPhone:垂直統合」、「Android:水平分離」 最大の違いはここにある。

iPhoneはディスプレイからCPUから独自仕様。もちろんソフトも独自仕様。例えばiCloud。そうやって「ハードもソフトも自社の意識」が存在している物となる。
デザイン。コンセプト。ユーザーインターフェイス。どれを取ってもグループ内で完結している。ハードもソフトも共通項。そう言う「様式美」を構築している。

iPhoneに関して、グループ企業ではない他の会社が担う部分と言うのは通信インフラに代表される様な「土管」の部分しかない。
それ以外は全てAppleさまの意思が優先されるのだ。それがiPhoneのビジネスモデル。「理想郷へと向かう様式美」。それがiPhoneのアイデンティティ。

理想とする世界があって、その世界を構築する為に自らは働いているのだ。

…とする様な意識の中で働いている時に「デザイン?どーでもいーじゃん」、「ユーザーインターフェイス?どーでもいーじゃん」。
とにかく廉価でネットに繋げられる携帯端末があってそれにみんなが乗っかって行けりゃ最高っしょ?ごった煮ごった煮♪

なんて言う闇鍋連中が突如その姿を表したら理想郷に向かおうとしているキャラバン連中はどう思う?

単純に言えばそう言う事。

iPhone:外観から中身から様式美。一定の明確なコンセプト以外は全て切り捨て。自社の意識で固めてしまう「理想の為に現実を構築する」。 
Android:外観から中身から人任せ。いや、UIとか割と好きにいじっちゃっていいっすw「お金儲けとシェア拡大の為にあんまりあれこれ言う事はしない」。

iPhone陣営からしてみればこれほど面白くない存在は他にない。

理想郷を潰す連中。と言うのは基本「邪魔者」でしかない。しかもそうした邪魔者が人気を集めようとしている事がまた気に食わない。
そう言う展開を踏まえて考えれば「憎悪」が発生するのは非常に当たり前の事。…まぁジョブズの気持ちも分からなくはないな。

ある一定のシェアは取れる。但し世の中は「大衆迎合」が全て。「理想郷よりも金」。それが世の中のほぼ全て。
だからAppleはシェアでトップにはなかなかなりにくい。そう言う企業はあってもいいとは思うよ。別に企業の形はそれぞれだから。

あくまで今回書いておくべき事なのは「ビジネスモデルは宗教観の違いと似ている。理想郷を踏みにじる勢力が現れれば憎悪を抱くのは当たり前」。
そう言う結論をきちんと書いておきましょうね。別にジョブズが暴力的って言う訳じゃないですよ?「方向の差異」でしかないんですよ?と言ってるだけの事。以上。

2011年10月23日(日)21時21分42秒