[ キャンドルで復興願う 福島競馬場で1万個点火 ] 東京電力福島第1原発事故で傷ついた福島県のイメージアップにつなげようと、地元の企業などが
キャンドル1万個に火をともすイベントを企画、福島競馬場(福島市)で19日夕、暖かな明かりで描かれた日本地図やメッセージが浮かび上がった。雨の中、
地元の高校生ら約200人が午後4時前から1時間ほどかけて点火。東京や大阪など全国6カ所から集められたメッセージ入りのキャンドルホルダーが日本列島の
形に並べられ、福島県の場所には「温かい心の人たちが住んでいる」ことを表現したハート形が描かれた。福島県浪江町から福島市内の仮設住宅に避難している
主婦(57)は「元気になりました。周りも一生懸命応援してくれていると感じる」と笑顔。イベントを企画した福島市の会社経営篠木雄司さん(49)は
「福島の子どもたちが将来、自信を持って出身地を誇れるようになってほしい」と話した。(共同 2011.11.19 21:05)