2011年11月25日(金)ロボット

[ 英世ロボットが激励 福島県猪苗代町 ] 福島県猪苗代町にある野口英世記念館で、野口博士の人体型ロボットが来館者に激励の言葉を送っている。
記念館には、東京電力福島第1原発事故の影響で避難した被災者の来館も多く、「諦めてはいけない」などと身ぶり手ぶりを交えて語りかけ、元気づけている。
ロボットは2009年に開館70周年を記念して導入。1914年の米国ロックフェラー研究所で働く38歳の野口博士を再現したもので、リアリティーのある姿に、
子どもたちの評判もよく展示の目玉。「何事もネバー・ギブアップ」「辛いときこそ笑顔、忘れないで」「くよくよせず前向きに行こう」など30通りあるメッセージは
導入時のまま。八子弥寿男館長は「震災を受けて作った内容ではなかったが、逆境に負けなかった博士の言葉がわれわれの励みになる」と話す。同館は震災後の
1週間こそ休館したものの、その後は通常通り開館。来場者は例年の2割弱に激減しているが、最近は県外の企業などからの団体客も増えているという。(時事)

2011年11月25日(金)23時24分51秒