2011年12月03日(土)世界の星の数ほどの果てに

今日の中央競馬。阪神競馬場ではワールドスーパージョッキーズシリーズ。ここでまさかの事態が起きた。

10レース:2011ゴールデンサドルトロフィー 1着オーセロワ(吉原寛人) 
12レース:2011ゴールデンブライドルトロフィー 1着レーザーバレット(吉原寛人)

(騎乗馬の決定)騎乗馬は、各競走の出走予定馬を近走の成績などによりグループ分けした上で、抽選により決定する。

競走馬の成績によって有力かそれともそうでないか。それによって出走馬は「グループA」、「グループB」、「グループC」、「グループD」の4つに分けられる。
それぞれのグループに属する馬に1回ずつ騎乗。従って有力馬が特定の騎手に偏る事は無い。可能な限りくじ運が成績を左右しない様に出来ている。
従って、基本的にはグループA、グループBの「実績組」の内の「どちらかで1勝する」と言うのが優勝騎手の例年の傾向。その傾向が覆った。

オーセロワ(グループB)、レーザーバレット(グループA)

両方とも有力グループでの騎乗だったとは言え、どちらか1つ勝てれば御の字。そこで「両方勝った」と言うんだからある意味では快挙、だな。

しかも「中央競馬の騎手ではなく地方競馬の騎手」がな。

[ スーパージョッキーズトライアル2011 吉原寛人騎手(金沢)が初優勝 ]「第25回ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の地方競馬代表騎手を決める
「WSJS地方競馬代表騎手選定競走」の第2ステージが、本日10月21日(金)、名古屋競馬場で実施された。(中略)これにより、全4戦を6、3、5、3着とした
吉原寛人騎手(金沢)が合計42ポイント、第2位の木村健騎手(兵庫)にわずか1ポイント差で、見事自身初の総合優勝を果たした。この結果、吉原寛人騎手が
地方競馬代表騎手候補、木村健騎手が地方競馬補欠騎手候補として、地方競馬全国協会から日本中央競馬会に推薦されることになります。(2011/10/21)

[ 金沢の吉原寛人騎手が2連勝で首位 ] 3日、阪神競馬場で第25回ワールドスーパージョッキーズシリーズの初日が開催された。(中略)第2戦終了時点で、
連勝の吉原寛人騎手が40ポイントで首位。2位に20ポイントで岩田康誠騎手、3位に18ポイントでJ.ムルタ騎手(愛国)が続いている。(netkeiba.com)

ネオシーサー(グループD)、カイシュウボナンザ(グループC)

どちらかと言えば近況不振組に日曜日には乗る事になる。ここで大敗を喫するのではなく1桁着順でまとめる様な事があれば例え勝てなかったとしても
総合優勝の漢字4文字が見えてくる。「おい、ジャングルスマイル、見てるか?あんたの背中に乗ってた人が今世界から注目を浴びてるぞ?」

2011年12月03日(土)23時01分06秒