2011年12月17日(土)学ぶ

[ 「津波てんでんこ」の教え残し 津波災害史研究家、山下文男さん ] 「津波を甘く見ちゃいけない」。穏やかにほほ笑む遺影から、そんな声が聞こえてきそうだ。
津波の脅威を歴史的な視点から訴え続けた津波災害史の研究家、山下文男さん。東日本大震災で被害を受けた出身地、岩手県大船渡市で行われた葬儀では、
関係者や友人らが故人をしのんだ。昭和8年に起きた昭和三陸地震の津波でふるさとを破壊された恨みが、津波史研究のきっかけとなった。今年3月11日の
震災当日は、岩手県陸前高田市内の病院に入院中に被災。4階で流れ込んできた海水にのまれたが水面から顔を出し、奇跡的に助かった。津波が来たら
てんでばらばらに高台に逃げろ、との「津波てんでんこ」の教えは県内の小中学生らに自主避難を促し、親類の命も救った。いち早く高台に逃れた親族の
夏実さん(26)は「海とのつきあい方を教えてくれた。海に生きる限り、教えを守り伝えたい」と目を潤ませた。(ブサヨ産経 2011.12.17 21:46)

学ぶ事はたくさんある。その為の資料を多く残してくれた。それだけでも生きてきた証拠となる。ご冥福を。

2011年12月17日(土)22時10分57秒