[ 「衆院選戦えない」執行部批判噴出 民主県連大会 ] 18日の民主党宮城県連定期大会では、衰退傾向の党の先行きを不安視する党員やサポーターから
執行部の危機感の薄さに対する批判が続出した。8月の仙台市議選、11月の県議選の敗北で県連の足元が揺らぐ中、不満を募らせる支持者から「次期衆院選は
大丈夫か」と悲観的な意見も飛び交い、執行部は釈明に追われた。大会には党員・サポーター約100人が出席。地方選挙の総括を盛り込んだ活動報告の
場面で、不満が噴き出した。サポーターの男性は「地方選挙の敗因を掘り下げて分析し、具体的な対応を示さなければ、民主党離れはますます進む」と執行部の
認識の甘さを糾弾。「衆院選はすぐにある。今のままでは大敗だ」とたたみかけた。別の出席者も「個人は支持されても『民主党』となると敬遠されてしまう」
「地方選の敗因は党を取り巻く情勢だけか。反省点をきちんと分析しているのか」などと指摘した。「年明けから野党は選挙態勢を組んで攻勢を掛けてくる」と
切羽詰まった表情で臨戦態勢の構築を促す声も出た。今野代表は「政権党としてのありようが地方選の敗因の一つとして考えている」と説明。近く県連内に
衆院選対策本部を設置する方針を示し、「早急に態勢を整える」と理解を求めた。大会終了後、県連幹部の1人は「現状では、支持者からの批判は免れない」と
肩を落とした。ある党員は「現場と県連とでは危機感のレベルが違う。県連の考えを聞きたいと思って出席したが、かえって白けてしまった」と不満げに語った。
今野代表は大会終了後の記者会見で「建設的で新しい提案もあり、有意義だった」と話す一方、「地域に政策の成果や実績が浸透していなかった。
今後は発信力を強化しなければならない」と巻き返しを強調した。(河北新報 2011年12月19日)
他人は「みんなやってるから」の理由でしか動かない。それが日本人。行動が「目に見える範囲」で動くとした事しか出来ない。実に哀れだな。磔にするだけですが。