2011年12月20日(火)uncountable.

[ シリーズで急成長の下村騎手が2連勝 大接戦を制し別府騎手が2度目の優勝 ] 中でも、この福山ラウンドに並々ならぬ決意を持っていたのが下村騎手だった。
今年デビューの18歳。キャリアも浅く、2ラウンドを終わった段階で、上位の5人とはかなり離された6位に甘んじていた。「盛岡と荒尾では全く良い所がなくて、
最後に何とか結果を出したかった」という下村騎手は、自ら行動を起こし主催者に電話。福山のコースに慣れるために、レース当日の早朝、調教に乗ることを
申し入れていたのだ。数頭に乗ったくらいなのかと思い話を聞くと、実に「12頭に乗りました」というのだから驚く。(web Furlong 12/19)

・2011年ホッカイドウ競馬騎手勝鞍ランキング(リーディングジョッキー争い) ※成績一部抜粋

桑村真明:560回騎乗 → 1着74回、2着73回、3着63回、4着57回、5着66回、着外227回、勝率13.2%、連対率26.3% 
下村瑠衣:180回騎乗 → 1着*3回、2着*1回、3着*7回、4着15回、5着26回、着外128回、勝率*1.7%、連対率*2.2%

「騎乗時の格好を見る。特に第6戦。内の下村の上下動が大きいのに対して外の別府の上下動は少なく前後に動いている様子が伺える」。

特に騎乗が上手くなったと言う印象を下村に対して抱くと言う事はあまりない。

福山競馬場(ふくやまけいばじょう)は広島県福山市千代田町一丁目にある地方競馬の競馬場である。
コーナーがきつく、長方形の四隅を丸めたような独特の形状になっているため「弁当箱の様なコース」と揶揄されることもある。
しかし後述のコース改修により4コーナーは以前と比べかなり緩くなり、高崎競馬場にて騎乗経験がある騎手は、「高崎の方がコーナーが厳しかった」と
口を揃え、以前のコースで多くの騎乗経験のある小牧太騎手も緩くなったという旨の発言をした。

内ラチ沿いをスムーズに回って距離ロス無く運べた事が福山競馬場では特に幸いした。

2連勝を果たした最大の要因は内ラチ沿いを回ってきた事にあると俺は思っている。馬を御する力はまだ不足している。個人的な印象はそれで。
…但し、デビューしてこれまで3勝しか挙げておらず、ホッカイドウ競馬のリーディングジョッキー争いで勝利数1位の桑村と比較すれば勝利差71勝分もの
開きがある新人騎手がこうしてホッカイドウ競馬ではない別の所の競馬場で勝つ事が出来たと言うのはメンタル面においては今後の糧へと繋がっていく物と考える。

…問題なのはホッカイドウ競馬はまだまだ冬季休業中(こんなクソ寒い上に積雪だらけの時期に北海道で軽種馬による競走が出来るかボケぇ!的な意味で)。
従ってこの経験をすぐに生かす事が出来ないと言う残念的な事がある。…おい主催者。ホッカイドウ競馬以外のどっかの主催者。期間限定で乗せてみろ。
集客的な意味も含めて「あの下村が乗ってくるのか」とすれば客足も増えるぞ?微増ながら。「南関東競馬辺りが手を挙げれば面白い事になる」んだがな。

…世の中において金は基本攫う物。話題性と迅速性を生かした経営方針を採択しろ。それが今回のレディースジョッキーズシリーズを見た俺が持つ総論。以上。

2011年12月20日(火)18時30分15秒