2011年12月21日(水)掌中。

山陽オートレース場(次回開催) → 第9回寝太郎山猿杯(1月18日、19日、20日)

三年寝太郎(さんねんねたろう)は、日本の民話の一つ。三年間眠続けた、一見するとただの怠け者の男が、突然起き出した末に灌漑など大きいことをするという話。

旱魃(かんばつ)に苦しんでいた村で三年間眠り続けた寝太郎という男がいた。仕事を何もせずただひたすら寝続けていた寝太郎に周囲の者は怒っていたが、
寝太郎がある日突然起き出して、山に上って巨石を動かし、その巨石が谷に転がってぶつかり続け、ついには川をせき止め、川の水が田畑に流れ込んで
村が救われる。寝太郎は三年間ただ眠り続けていたのではなく、いかにして灌漑(かんがい)を成し遂げ、村を旱害から救うかということを考えていたのであった。

山口県山陽小野田市厚狭地区では、上記の話に類似した話が伝わっている。
最終的に灌漑を成し遂げるという結論は同じであるが、そのプロセスが全く異なる。

庄屋の息子である太郎は、ろくに仕事もせず寝続けていたため、周囲からは「寝太郎」と揶揄されていた。三年三月の間寝続けた太郎がある日突然起きだし、
父親に千石船(せんごくぶね)と船一杯の草履を造ってくれるよう頼む。父親は他ならぬ息子の願いでもあり千石船と草履を作って与えると、太郎は船をこぎ出して
いってしまった。数十日して太郎が戻ってくると、船の中の草履はぼろぼろのものになっていた。すると太郎は父親に大きな桶を用意してほしいと頼む。
太郎は父親の用意した桶でぼろぼろの草履を洗い始めると、汚れた土の中から砂金が見つかる。実は太郎は佐渡島へ船をこぎ出し、佐渡金山で働いている者の
草履を無料で交換していたのだった。太郎は集めた砂金を原資に堰を作り、灌漑水路を整備して田を開墾し、村の百姓に分け与えた。

庄屋(しょうや)・名主(なぬし)は、江戸時代の村役人である地方三役(村方三役とも言う)のひとつ、あるいは町役人のひとつ。
山陽オートレース場(さんようオートレースじょう)は全国に6場あるオートレース場の1つで、山口県山陽小野田市にある。

2011年12月21日(水)18時43分00秒