2011年12月29日(木)冬場にこそ増えゆく炎。

東京大賞典。スタートしてスマートファルコンが先行策。2番手に内ワンダーアキュート外テスタマッタ。2頭がスマートファルコンを追いかける。
ヤマニンキングリーは4番手。但しデムーロの手は盛んに動いている。手応えはあまりよろしくない。あとは地方の馬がボチボチと付いていく。
3コーナーから4コーナー。ここでスマートファルコンが後続を離しに掛かるのがいつもの競馬。再加速。しかし今日はそれが見られない。
4コーナーから直線に入ってもなお逃げきろうと懸命に頑張るスマートファルコンに対してジリッジリッと差を詰めるのはワンダーアキュート。
ジャパンカップダート2着馬の意地がここで炸裂するしかし先頭スマートファルコンワンダーアキュート2頭並んだ全く並んだままゴールイン!さぁどっちだ!?

とする際どい際どい競馬。…これは写真判定の結果待ちだな。「目で見て分かる様なハナ差」ではなく「目で見ても良く分からない様なハナ差」。
…こう言う時には鼻の大きい馬の方が有利だな。なんて思ってしまう様なゴール前。…そして写真判定の結果が出てどよめいたのは俺だけではない。

1着12 2着4 と馬番が点滅。1着スマートファルコン。2着ワンダーアキュート。ハナ差で確定。スマートファルコン連覇達成。

…最後は内のスマートファルコンがギリギリで残していた訳か。スマートファルコンが苦戦した理由?「気持ちよく逃げてナンボ」。
スマートファルコンが強いと周りの陣営が思えば1頭だけ気持ちよく逃げさせようとは当然思わない。「スマートファルコンをマークする作戦」に打って出る。
従って「気持ちよく走れなくなる分最後もきちんと伸びてくれなくなる」。ただそれだけの事でしかない。「感情」。それを如何にして目に見える形に変換するか。

それだけ。とは言え勝ったんだから褒めていい。ワンダーアキュートは惜しかったな。しかし競馬としては面白くなった。「主役は2頭居た」。それでいいだろ。

2011年12月29日(木)16時50分58秒