[ 女性カメラマンがけが KEIRINグランプリ ] 30日、神奈川県平塚市の平塚競輪場で行われた競輪の「KEIRINグランプリ2011」の表彰式後、
女性カメラマンが場内を回ったカートにひかれ、大腿骨骨折などの疑いで病院に運ばれた。(ブサヨ産経 2011.12.30 20:10)
過失責任の割合を問う前にまずは早期の回復を。「どちらが悪い?よりもいつ回復する?」。真に目を向けるべき展開の優先順位を間違えるな。
そしてその次に過失責任の内容。良い写真を撮りたいと言うのは凄く良く分かる。但し移動物の正面に立っていると言うのは移動物との距離の目測を誤りやすい。
要するに人間の感覚には鋭い所と鈍い所が存在している。鈍い所に過度に寄り添った行動の仕方は事故や怪我を招いてしまう元になる。と言う事。
・人間が車のスピードを判断する場合、車を横から見た時には「あと何秒で来るかな?と言うのは結構掴める」。
・人間が車のスピードを判断する場合、車を前から見た時には「あと何秒で来るかな?と言うのは意外と掴めない」。
人間の感覚上、移動物体の進行方向に正面から対峙すると接触までの秒数は掴めなくなると言う具体的な事例の「比較」。
今回のカメラマンはカートの正面に立ってしまった事で時間の感覚を掴めない状況を作り出してしまった。それが事故の発生原因。
迫力ある写真を撮りたいんだったら「前に」ではなく「横に」立っていた方が良かったかもな。と思わない事もない。
今回のKEIRINグランプリはバンク内にファンを入れて「ファンと共にバンク内で行う表彰式」。を平塚競輪場は企画していた。
ファンサービスと言う意味では大変ありがたいんだが、自由すぎると言う事もまた多数の人員が集う場所では時として危険な状況を構築してしまう。と言う事か。
結論1:事故の発生云々よりもまずは怪我をしてしまった者の回復を願え。
結論2:ファンサービスを手厚くすると言うのはファンへの「競輪熱」を熱くすると言う意味では有効。また見たいね、と思わせる意味では有効。
結論3:ファンサービスを手厚くしすぎると却って事故が発生してしまう。ある程度の制限は必要。ただし「顧客等の安全の為」であり、自尊心を満たす為ではない。
こうなる。誰が悪いと言うよりもいくつかの事例が偶発的に交差して発生してしまっただけの事。「次から気をつければいいだろ」の一言でさっさと語りを終わらせ
早期の回復を願い、そして何よりも名勝負を堪能する。それでいいだろ。「物事の本質にきちんと目を向けて、優先順位を比較でつけろ」。以上。