2011年12月31日(土)不誠実の構図

スーパースター王座決定戦で有吉辰也が目指すのは「ブエナじゃなくイケダ」 5年連続5回目のスーパースター王座出場となる有吉辰也(35=飯塚)は
初日トライアルの枠番選択権一番目を獲得。迷った末に選んだのは白の勝負服。「俺はブエナ­ちゃんじゃない、イケダになるんだ」と語ったそのワケは…。

…つべ動画。俺はてっきり「イケダ → 池田政和」と思った。

…あぁなるほど。スーパースター王座決定戦を4回も優勝している先輩レーサーの池田政和の様に俺も優勝するんだ!と言う意識の現れか。と思った訳で。
…でも待てよ?「所属の違う選手を引き合いに出す事ってあるのか?池田政和は船橋、有吉辰也は飯塚。所属が違う。なんかおかしいぞ?」と思った訳で。

有吉「競艇と競馬があったんですけど池田選手は難なく逃げきって、でブエナビスタちゃんがちょっとですねーやっぱ1番で包まれてしまってちょっと(後略)」

…池田政和ではなく「今年の賞金王決定戦を優勝した池田浩二の方だった訳か」。

有馬記念でブエナビスタは1枠1番。賞金王決定戦で池田浩二は1号艇。「1枠で負けたと1枠で勝った」。
…で、自分は「1枠で勝ちたい」と思いました。そう言う内容か。わざわざブエナビスタの名前が出てきた事も頷ける。

「頭の悪い行為だとは思うがな」。

見解1:目先の結果に囚われてこれまでの歴史と言う大局的な物の見方が出来ていないと言った所で頭の悪さを感じさせる。
(ブエナビスタの有馬記念の成績が2着2着7着ではなく7着2着2着だったらどう見られていたか。惜しかったね〜とか言って送り出されてきた訳か。
3年分の有馬記念の成績の着順を全て合計すれば全く同じ数字になるのに、最後の結果だけでこれまでの歴史の否定も肯定もされてしまう視野狭窄。
これが頭の悪い者が至る思考の愚者的な末路であり、あくまでも歴史を全体から見渡して上での比較を行う事、つまり枝葉にだけ捕らわれる事はしない事を挙げる)。

見解2:比較と言う概念を用いない所で頭の悪さを感じさせる。

ブエナビスタの獲得賞金:14億7886万9700円(ドバイ遠征分も含む) 国内獲得賞金:13億8643万3000円 
池田浩二の獲得賞金:2億5019万9900円(2011年分のみ。過去との通算賞金額は資料なし)

馬が自分の口座を作ってATMに並んで下ろしに行き、前のおばちゃんがATMの操作にもたついてるのを見てイライラして「ヒヒーン!」とか言う訳でもないので
なかなか馬の賞金額に対する見解と言うのはその目が行き届かない事が殆どではあるが、単純に考えて「稼いだ期間で金額を割る」場合には馬の方が稼いでる。

それがトップクラスの比較。あとは「知名度」、「注目度」の比較も行う訳ではあるが、基本的にはブエナビスタの方が上。

結論1:まずは全体を見渡す事。その上で部分部分で切り分ける事。「歴史の見方」の知恵あるやり方。 
結論2:比較と言う概念の対象を明確にした上で比較と言う概念を用いる事。「比べる行為」とする知恵あるやり方。

…教育と環境と理論の構築を成すか成さないかとした観点に基づく教材の有用性。だな。以上。

2011年12月31日(土)00時50分34秒