・私の月・
身体の隅から、りるりると崩れてゐく。

まるで、りぼんが解けてゐく時のやうに。

簡単に、りるりると解けてゐく。

冷たい部屋と、冷たい月が、崩れたわたしを照らして、

わたしはとうとう、一筋の光になってしまった。

月までの道を、明るく照らして、

わたしは、只、月に向かって光るのだらう。

わたしは、只、月だけの光になるのだらう。