ひまわりのこと、かたっちゃいます
- ひまわりの使用目的。
いろいろなところで、ひまわりは酷評されていますが、使用目的によっては、ひまわりサイコー!!と、大声で言い切れると思います。
ちなみに、私の初期使用目的は、「プログラムというものを作って動かしてみたい」でした(笑)。
今は、フリーソフトを探す手間を省くために使ってます。
- ひまわりとの出会い。
それは、窓の杜ニュース。
うまくはないけど、物語を作ったり、絵を描いたりするのが好きな私は、かねてから「デジタル絵本」のようなものを作りたいと思っていました。
ところが。
私は英語が大の苦手で、アルファベットをたくさん見ると眠くなるのです。
古くは入試のとき、英語の長文問題を解こうとして、眠ってしまったり、最近では某音楽番組でアーティスト紹介のテロップが読み切れなかったり。もはや、苦手というよりアレルギーに近かったり。
そんなわけで、プログラミングなんてきっと一生無理。と思っていたのです。
そんな私にぴったりだったツールがひまわりでした。
窓の杜ニュースで紹介されているのを、たまたま目にして興味を持ったんです。
「日本語でプログラミングってマジですか?」と。
で、ダウンロードして、マニュアルを読破して、思いました。
「これなら、遊べるかも。」
で、今にいたります。
- ひまわり、ここがすごい。
ひまわりでどこが一番気に入ってるかというと、作者さまの心意気。
簡単に言うと、サポートの行き届きっぷりです。
ほかがどうなのか、よく知らないのですが、ひまわりホームページの掲示板で質問すると、ほぼ100%、返答があります。バグがあったら数日以内にアップデートされるし、要望も、かなりの率でかなえてくださいます。
特に、初心者に対する回答はかなりやさしいです。
プログラマーを育てたい、という心意気ががしがし伝わってくるのはすばらしいと思います。
すごいと思うのは、命令のわかりやすさと簡単さ。
もちろん、日本語プログラムを作ろうと思った人がいた、というだけでびっくりしたのですが、
(しかもほかにも幾人もいるらしい。自分の知識のなさにちょっとげんなり。)
実際に使ってみてひまわりの命令のシンプルさにはびっくり。
「本当に、たったそれだけでプログラムができちゃうのか?!」
それが、マニュアルを読んで一番最初に思ったこと。
プログラミングって小難しいと思っていた私は、心底驚きました。
とにかく、シンプルすぎるくらい、シンプルですが、初心者な私にとっては、ちょうど良いです。
それに、何よりも、日本語で書いてあるので、理解しよう、という気が起きます。
プログラミングをしたことがない人にとっては、そこはかとなくわかりやすくて良いと思います。
わかりやすいといえば、専用エディタ。
これがついているのとついていないのとでは大違いだと思うのです。
ひまわりのエディタは、視覚的に操作ができるように作られています。んーと、見たまんま、操作ができるってことですね、はい。
私は、マウス操作が嫌いな人なので、基本的にがしがし入力していますが、命令集が隣にあるというのは便利です。
それから、ちょっとした事ですが、プログラムの小ささと入手のしやすさも嬉しいところです。
この前、ひまわりの元と言われているDelphiのサイトに行きました。
パーソナルは無料配布?やったね!
ところが、そのサイズは60M以上。きっと便利なんだろうな、と思いつつ我が家の貧弱な回線ではDLに一晩かかるので諦めモードになりました。
しかし、ひまわりはそんなことはありません。豊富なサンプルプログラムつきで2.5M。どんなに細い回線でも1時間以内に入手できます。
また、docフォルダとsampleフォルダ以外をzip圧縮するとちょうどフロッピー1枚。 これなら持ち運びも便利です。
さらに、抜いた2つのフォルダと解凍ソフトをもう一枚のフロッピーに入れればいつでもどこでもひまわりをはじめられます。う〜ん、good。
また、フリーソフトなので、予算で困ることがありません。入手するのに足踏みすることもないです。
あと、レジストリを汚さないので、人のパソコンを借りて作業する場合でも安心です。
気軽に使える、これ最強。
- ひまわりは嫌われ者?
某巨大掲示板に行くと、ひまわりはかなりけなされています。
はっきりいってぼろくそです。
何であんなにけなすかなーと思いましたが彼らの言うことにも一理あるのがちょっとむかつきます。
けなす人曰く、
「日本語でプログラミングができても応用が利かない、汎用性がない」
「処理が遅い」
「って言うか日本語って言う割には英語の命令が多すぎ」
どちらもそりゃそうだ、と素直にうなずいてしまう私は、きっとどこかに問題があるのでしょう。
しかしです。
ひまわりの作者さまは、このツールを初心者向けに作ったと、しています。
全世界に広めるためではなく、自分の身の周りにいる初心者のために、作ったのです。
それなら、汎用性がなくて結構。そう、思いませんか?
別にプロを目指しているわけではないし、自分で使うことを主目的にするなら汎用性がなくても何も困ることはありません。
応用が利かないって言うけどひまわりを使っているとプログラミングをはじめるときに必要な概念は理解することができると思います。
この、概念ってやつを教えるのにみんな苦労するのではないでしょうか?
それなら、概念を理解できただけでもひまわりの存在価値は大いにあると思います。
処理が遅いのは最大の欠点ですがバージョンアップにより、そのうち解決される日がきそうです。
日本語の割に英語の命令が多すぎって言うのは…
何とかしてください、作者さま。
いまだにアルファベットの命令はぜんぜん使いこなせてないです…
とはいえ他の言語に比べたら少ないし、数学関数に偏っているのであまり問題はないですが。
と、言うより、数学関数をカタカナで書くほうがいやかも。
航空会社の「JAL」を「ジャル」と書くと気持ちが悪いのとおんなじで。
うん。
ひまわりの中の英語またはアルファベットの命令は、カタカナなどにすると語感がよろしくないもしくは違和感があるため、日本語で書くのをやめた、ということで理解しましょう。
- ひまわりはだれのためのもの?
率直に言うと、ひまわりは私のような人のためにあると思います。
つまり、
英語、もしくはアルファベットが苦手で、でもプログラミングという作業に興味がある人。
趣味でプログラミングをしたい人。
プログラミングってどんな作業なのか、わからない人、知りたい人。
面倒くさがりの人。
日本語が大好きな人。
どれかひとつでも当てはまるようならば、Let’s ひまわり!
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