『島根旅行・1日目』の続き。
http://www.isonly.net/~henyo_ru/cgi-bin/boyaki/diary.cgi?no=393
■9月29日(土)
朝からおっちゃん、叔母、私の3人で山口県の萩まで行って来ました。
出雲神社とか行ってみたかったけど、島根県といっても益田市はほぼ山口県なので、山口県観光が距離的にベターなんだ!
運転はおっちゃんで私は助手席、叔母は後ろに座ってたんだけど、私も叔母も車酔いするタイプなんですよ。
私は喋ってたらそんなに酔わないんだけど、無言で座ってると酔って来る。
しかし叔母は喋る気力もなく、後ろで寝てるのかぐったりしてるのかわからん感じに…(;´A`)
私も叔母も、助手席に座ると何故か酔わないんです。
それで叔母が「かんとくちゃん、助手席に座ったらいいよ」と譲ってくれたんだけど、あまりにぐったりしてるから私が後ろに座ると言っても「私後ろでいいから」と言ってくれる叔母。
ううう、ごめんよ…
と思いながらも、助手席からの眺めは最高ですた!
フロントガラスから見える海とか山の絶景がたまらん!!
海見てると小さい島がポコポコあって、うわ〜こんな風になってるんだ!と感動した。
島可愛い!
見てるだけで楽しくて興奮っす!
最初は萩へ向かう途中にある、「須佐ホルンフェルス」。
叔母のリクエスト。
左上)入口
右上)米粒になった叔母
左下)崖っぷちへの通路
右下)海
デジカメで風景撮ってたら、おっちゃんが「よし、撮ったろ^^」と言うのでデジカメを渡したら、その後ずっとおっちゃんがデジカメを持っていた。
そして絶景ポイントごとに「よしよし、そこ立って」と言うので、言われるままに撮影会してたら、いつの間にか叔母は米粒サイズになるほど遠くにいた…
叔母はマイペースなので、おっちゃんが若い頃はデートで置き去りにされたり、観光地で一人でどんどん進んで行ってしまったり、とにかくマイペースな人らしい。
微笑ましいぜっ(*´∀`)
おっちゃんとそんな話をしつつ写真撮りつつ、AB型はわけがわからんから苦手って話をおっちゃんから聞きつつ。
まさかおっちゃんと血液型の話をするなんて思わなんだw
おっちゃんはAB型なんだけど、同じAB型はわけわからんのが多くて苦手らしい。
うちの父と弟もAB型だけど、確かによくわからん。
叔母はO型でわかりやすいそうです。
確かに叔母はわかりやすい。
頑固なんだけどさっぱりしてる。
頑固にも色んな種類があって、うちのばーちゃんも筋金入りの頑固なんだけど、意見が違うと同じ主張を何度も繰り返すタイプ。
私はこのタイプがめんどくさくて苦手。
つか、自己主張強い人が苦手。
ハイハイって感じで。
叔母は自分の意見は通すけど、主張するでもなく意見が違った時点で「ふーん」と流すタイプ。
しかし口に出さないだけで、心の中では絶対譲らないという。
興味がない時点で相手の話は右から左へ貫通しているというか、聞いてない。
人は人、自分は自分ってタイプの見本みたいな。
だから言い合いにはならないし、こっちも「そうか、興味ないか」と、そこで別の話に切り替えられるから楽。
まあ、血液型の話っていうより人間性の話なんだけど。
私とおっちゃんは大阪人同士なせいか、ずっとしょーもない話で盛り上がってました。
叔母に追い付いた頃には「もう見終わった」と言われ、私とおっちゃんを置いて一人で引き返そうとした時には「どんだけマイペースやねん^^;」と突っ込みたかったけど、叔母は可愛いから全部許す(エ
おっちゃんが「今から見るからちょっと待ってて」と引き止めてたけど、この夫婦はおっちゃんの振り回されっぷりが可哀想だったり面白かったり微笑ましかったり、観察するには全く飽きないw
この断層、絶景の眺めなんだけど、絶壁。
足踏み外したら海に落ちるんちゃうかって勢いで、せめて転落防止の柵を付けてくれよ!!と思った。
しかしおっちゃんは、崖ギリギリまで行って手招きしている。
視覚効果かもしれんけど、私がいる位置から見るとおっちゃんが一歩でも下がると崖から落ちそうに見えてガクブル。
叔母が「もー。やんちゃなんだから」と言ってる姿が、また可愛かった(笑
絶壁に見えたけど、よく見たら下まで行く道がありました。
と言っても手すりなんかないし、足踏み外したら落ちるけど。
せっかく来たんだし、ちょっと怖いけど下まで行ってみるか。
と思って、おっちゃんの後をついて下まで行きました。
行ってみると案外怖くない。
そしてバームクーヘンな断層が絶景!!
下まで来て良かった!
なんかもう…
風景が綺麗に取れてる写真は全部私が入り込んでるので修正してますが…(遠い目
断層の上の部分が細い道になってて、そこを歩いてここまで来た。
これ、足元がすぐ海なんです。
台風近付いてたから波が結構荒くて、ザッパーンと足元まで波が来てた。
私が立ってるのは断層の上と思いきや、ここまで普通に波が来るので注意しないと足元が滑るんだな。
夏なら普通に海に入れそうだと思ったけど、叔母は「ここは泳ぐ所じゃないよー。危ないよ」と言うので、きっと危ないんだろう。
今入ったら波にさらわれてどっか行きそうな感じだったし。
それにしても海水が綺麗だ…
綺麗なアクアマリン色の部分もあって、透明度も高くて、こっち側の海は綺麗だなあとしみじみ思った。
眺めてるだけで癒される。
もう飛び込みたい。
駐車場にお土産屋さんがあったんだけど、そこに萌えキャラの看板が。
「海野みこと」ちゃん。
http://susa.in/modules/xpwiki/301.html
しかし何故萌えキャラにしたんだ。
もっと他になかったのか…
でも記念に、みことちゃんと写真撮ったよw
次は「萩しーまーと」。
建物が渋い!
ちなみに向こうは一面海で、船が浮かんでたり。
ホルンフェルスで歩き回ったので、いい感じにお腹が減ってました。
頭の中は「海鮮ハァハァ…( ´q`) 」の一色(何
叔母がお勧めのお店へ行くと、海鮮だらけのメニューが!
海鮮丼、あら煮定食(1日限定15食)、穴子丼、お刺身等々。
うに定食(だったか忘れた)なんて、うにが箱に入ったままドーンと来るんですよ!
鮮魚売り場で売ってるような四角い箱にうにがギッシリみたいな状態で。
すんごいわ!
叔母は即効で限定15食のあら煮定食に決定。
前に来た時は売り切れて食べられなかったらしい。
おっちゃんは穴子丼。
あら煮定食は、あら煮も天婦羅もお刺身も付いててボリュームあって豪華。
私もこれにしようか相当迷ったんだけど、海鮮丼とあら汁定食が気になる。
あら汁って美味しいですよね。
お寿司屋さんで飲んで衝撃を受けました。
なので、海鮮丼とあら汁定食に決定。
上)私の海鮮丼とあら汁定食
下)叔母の15食限定の日替わり定食
これがもーーーーー美味しいのなんのって!!
海鮮がプリップリで盛り盛り!
あら汁の出汁がよく出ててウマい!!
食べてる時間が幸せ過ぎて、黙々と食べてました。
海の近くだと、こんなに美味しいものがいつでも食べれるのか…
食べ終わったら、しーまーとの中をうろうろ。
新鮮な魚がたくさん売ってて、叔母が「晩ご飯、イカのお刺身にしようか」とイカを丸ごと一匹ゲット。
ちりめんじゃこも2袋買ってました。
私もちりめんじゃこお土産に買おうかと思ったんだけど、帰るまで時間あるし生ものちょっと怖いかな…
と思って、泣く泣く諦めた。
ちりめんじゃこ、大好きなんだけどね!!
山口県ってみかんが有名なんですね。
みかんなスイーツをお土産に何個か買いました。
萩なだけに、萩焼をあちこちで見かけました。
萩焼って知らなかったんだけど、これ、味がありますね!
可愛い!
色も模様も似たり寄ったりなんだけど、模様の出方が微妙に違ってる。
まあ、そりゃどの焼き物もそうなんだけど。
ピンクと紫のグラデーションが綺麗なお皿をお土産用に買いました。
自分用にも。
結構もろいらしいんで、取り扱いには注意せねば。
使ってるとヒビが入って来て(割れるわけではない)、そこにお茶の色や煮物の汁なんかが入り込んで模様みたいになるらしい。
それを汚れだと思って漂白するのはダメで、模様として、味として楽しむもんらしいです。
ほほ〜っ!って感じです。
おっちゃんが「兄貴に何か買おうか」と色々見てたんですが、うちの親父は絶対萩焼の良さがわからんと思う。
ヒビ入ったら「もうあかん。新しいの買う」と言って捨てそうだし、潔癖性だから模様が出ても「汚いから漂白する」って言いそうだしな…
なので、父に買うのはやめといた方がいいと、おっちゃんを止めといた。
その話を後から父にすると「萩焼くらい知ってるわー!欲しかったのになんちゅーことするねん」と嘆いておりました。
父が萩焼きの良さを知っているとは意外だ…
まあ、止めてしまったもんは仕方ない(´ω`)
次は「松蔭神社」。
私は頭が悪いので、吉田松陰がどんな人かよくわかっていな(ゴフ
しかし解説のおじさんのお陰で色々わかった気がする。
正直に生きたゆえに処刑されてしまったとか、何か色々。
解説のおじさんはツアー団体に付いてたんですが、解説聞くのが好きな叔母はどさくさに紛れて団体に紛れ込んで興味深く話を聞いてました。
そして団体が移動する度に一緒について行って話を聞いていた。
私とおっちゃんは話聞くの半分に、記念撮影に夢中でした。
というか、ホルンフェルスから私のデジカメをおっちゃんが持ってて、「かんとくちゃん、そこ立って!」「わかった!」みたいなノリで写真ばっか撮っていた(おぃ
でも松陰神社もちゃんと堪能して来ましたよ!
なんたって昔からの古い建物が魅力。
冬とかめちゃくちゃ寒そうだと思ったけど、一面畳の和室、古い木造建築ってやっぱり素敵だわ。
武家屋敷も見に行きました。
既に車酔いでぐったりしてた叔母に、おっちゃんが「ここで遊んどく?」と聞いたら「うん」と返事が返って来た。
ど、どこで遊ぶねん!!(汗
と思ったけど、きっとその辺をぶらぶらするんだろう…
高杉晋作の家を見たり、白壁の屋敷を見たり、私とおっちゃんは相変わらずポイントに来る度記念撮影をしてましたw
てか、おっちゃんが写真撮るの好きだったり撮るの上手かったりするのは、完全に父親譲りだな!
じーちゃんも写真が好きで、最新カメラ買ったり旅行で写真沢山撮ったりしてました。
だから私のアルバムにも生まれた頃からの写真が山ほどある。
じーちゃんがあまりに写真撮るから、小さい頃の私は「また撮るのー?」とムスッとした顔で写ってるのが結構ある。
今思えばもっと可愛い顔して写っておけば良かった…
私も写真撮るの好きなんだけど、父は一眼レフを買った割にあまり使ってません。
しかも撮り慣れてないせいかアングルや収め方が下手なのか、撮った写真はどれも微妙。
人間に関しては「なんでこんな不細工に撮るんだ…」と必ず突っ込むくらい下手。
私が不細工なせいもあるけど、それを除いても人間が斜めだったり短足に写るアングルだったり、もうちょっとカメラ頑張れよ!って感じで。
しかし妹がこれまた写真上手くて、自撮りなんて詐欺写メ神レベル。
これはほんっと見習いたい!
私も詐欺写メのコツを知りたいんだよ本気で!!(知ってどうする)
武家屋敷巡りしてるとお土産屋さんというか、萩焼売ってる店がたくさんありました。
置いてる萩焼がどこも似たり寄ったりなんだけど、値段設定が結構違ってたりして。
最初は何となく見てたんですが、物凄く心引かれる萩焼マグカップに出会ってしまった!
もうね、ラピスラズリみたいな綺麗な青で、模様がムラになってるんだけどそれがオーロラみたいで、宇宙空間を眺めてるような気分になるマグカップ。
ほんっっと綺麗な青!!
でも一番綺麗で一目惚れしたのは高くて手が出なかった(´・ω・`)
もうちょいお手頃な値段のを…と思って他の青いの見てたんだけど、やっぱりビビッと来るのはそれなりの値段なんだなー。
もちろんお手頃価格なのもあって、おっちゃんが「これ可愛い。気に入った」と買ったのは、蓋付きのピンクのコーヒーカップみたいなやつ。
何故か蓋はセロハンテープでカップに貼られていた。
若干無理矢理にセットにした感じはするけど、取手がねじれたデザインで可愛いといえば可愛い。
私は青いマグカップが凄く欲しかったんだけど値段が高かったので、武家屋敷一周しながら、もうちょい考えることにした。
歩いてると坂本龍馬みたいなコスプレをした男性2人が、豆助みたいな犬を連れて歩いてました。
すぐそこに着物レンタルする店があって、着物で山口を歩こうみたいなポスターが貼ってあったから、そこで着替えてコスプレしてるんだろう…
と思ったけど、あの犬は何なんだ!
柴犬が、豆助みたいに緑の風呂敷背負ってるんだけど、犬もレンタルなのか?!
って話をおっちゃんとしてたんですが、とりあえず一緒に写真を撮ってもらおうって話になりました(エ
しかし別の人が一緒に写真撮ってもらってて、待ってる間にお土産見てたらコスプレの人と犬を見失ってしまった…
ただのコスプレだったのか、そういう格好をしてガイドしてくれる人だったのか、未だに謎。
ああ、でも着物着たかったなあ。
色鮮やかで可愛いの来てる人いたんだけど、可愛かった。
この店かはわからんけど、こんな感じのん。
http://www.kimono-raison-d-etre.com/user_data/kimonocafe.php
そして武家屋敷巡りが終る頃には「せっかく来たんだし、やっぱりあの青いマグカップ買おう」と、結局買いました。
ちょっと安めのやつだけど。
駐車場まで戻ると、車にいると思った叔母がいない。
「携帯で電話する?」と聞いたら「多分、携帯持って行ってない」とおっちゃんが。
試しに電話してみると本当に出なかった。
よく見たら叔母の鞄は車の中にあったので、手ぶらで行ったのか…
結局おっちゃんが見つけたんだけど、叔母の携帯はほとんど放置されているのであまり意味がないらしい。
叔母からは「束縛されるの嫌だから^^」とサラリと返って来た(笑
そんな感じで、山口県の萩を堪能して来ました。
島根観光するんだと思ってたから、まさかの山口に感動!
山口いいよ、山口!
帰ってから、おっちゃんが買った蓋付きコーヒーカップを叔母に見せたら「またそんなの買って!さっきも買ったじゃん。これどうするの?何に使うの?」と色々突っ込まれまくっていた…
叔母は良質でいい物を買うタイプで、無駄な物は買いたくないらしい。
おっちゃんは気に入ったら衝動買いしてしまうタイプ。
それで毎回叔母に怒られてる様子。
しかし叔母は怒っても可愛い。
コーヒーカップはボロクソに言われてたけど、おっちゃんはめげずに「蓋したまま飲めるやん」とか意味のわからん事を言っていた(笑
私は叔母から「ねえ。無駄だよねえ」と言われ、おっちゃんからは「でもこの取手、斬新なデザインやろ?」と言われ、「そうやね」と適当に返事しながらテレビ見てました。
けど、私も結構コーヒーカップ可愛いと思ってたんで、後からおっちゃんをフォローしておいた!
おっちゃんはコーヒーカップに「ちんたろう」と名付け、「なあ、ちんたろう。お前あんなに言われてるけど(略」等と話し掛けておりました。
何故ちんたろうかってのは、ちんたろうっぽいカップだからとか。
どんなんや(笑
夜は石見神楽があるんですが、神社がおっちゃんの家に隣接してるので、準備の音が聞こえたり荷物乗せた車が見えたり何かウキウキ。
萩から帰る時に、お菓子が大量に入った大きな袋を持ったおっちゃんが歩いてたんだけど、この人も石見神楽の人だった。
恵比寿さんが子供にお菓子ばらまく演目があるんですよ。
それ用のお菓子だったに違いない。
しかし台風が近付いてて、小雨がパラパラ。
この時点では、私は石見神楽に運命を感じるなんて思っていなかったので、なかったらなかったで仕方ないかーと思ってました。
小雨降ってたけど石見神楽の音楽が聞こえて来たので、午後9時くらいに傘持って3人で神社へ。
結構人が集まってて、境内では神楽の衣装着た人が4人で踊ってました。
それが何かカッコ良くて「おお!」って思ったんだけど、一番前を陣取ろうと思ったら誰もブルーシートに座ってない。
というか、境内の前に大きいブルーシートが敷いてあるのに、雨で濡れて座れないんだ…!!
しかし準備の良いおっちゃんと叔母は、座布団と新聞紙を持って来ていて、座布団敷いたらなんとか座れました。
靴も履いたまま新聞紙の上に足乗せて、傘さして鑑賞。
でも座った場所が右端で、境内で踊ってる人が微妙に見にくいと言うかなんと言うか。
まあ仕方ない。
石見神楽は凄く長くて、午前4時くらいまでの予定でした。
こんなテンション上がるリズムで夜通し踊るなんて、素敵過ぎる!
おっちゃんと叔母は途中で帰ると言ってたけど、私は絶対最後まで見ると心に決めました。
『島根旅行・3日目』へ続く。
http://www.isonly.net/~henyo_ru/cgi-bin/boyaki/diary.cgi?no=395