〜 散策レポ 〜  山梨   12.10.28



今年残っている宿題など、やり残したことや見ておきたい場所へ行こう。

いつもご一緒させていただいているゆたかさんから連絡があり

午前は一緒に回ることになった。


どれも時期的には遅いかな〜といった感じも、まずはホソオチョウのポイントへ。

朝8時待ち合わせで気温は13度とか。

歩いていても涼しいを越して寒いといった感じ。






ヤマトシジミ



セグロバッタ



セグロバッタはよく見るとけっこういる。 珍しくはないのかな?

今日は普通種も積極的に撮っていかないと記事になりそうもない。

もうそういう季節… どんどん寂しくなる。






キボシカミキリ



この木に20近く集中的に集まっていた



キタテハ



モズ



河川敷でアオクチブトは、なんかイメージじゃないけど…



ナガメ



クチブトカメムシと画像で比べ、雰囲気的にはオオクチブトカメムシの方が近く見えるけど…



オツネントンボ



主なバッタも撮っておこう。






トノサマバッタ



セグロバッタ



他にもいろいろいたけどいいや(笑)

一時間ほど歩いてUターン。






モンキチョウ こういう半開きって好きだけど、残念ながらボケた…



ヤマトシジミ♀低温期型  見る角度によって青みが違って見える



ミヤマアカネ



飛べ!



なんで横向きになるかな〜



ヒメアカタテハ






なんだかんだ楽しめたのでけっこう時間を使ったけど

ホソオチョウはもう終わっていたようだ。

次は、これはまだ見れるだろうというクロツポイント。

しかし、ここに来るとめちゃくちゃ風が強い…

北風ビュービューで頭が痛くなった。






けっこう毛深いけど… コニワハンミョウなのか? アイヌだったりして?



もしいたとしても、この風ではどこかに吹き飛ばされるだろうと…

数十分探したけど見つからなかったので移動。

次はミヤマシジミのポイントだけど、こちらはもう時期が遅いだろうと。

それでも探して歩いていくと…






ミヤマシジミ



一つだけいた。 撮影前に裏側を確認したので間違いはない。

裏も撮ろうとしたら、他の蝶が飛んできて絡んでいき、そのまま遠く彼方へ…

結局確認できたのはこれ1個体だけだった。


マダラバッタが見たいという話だったので、関東では見たことがないけど探してみて

見つからず、ここで以前カワラバッタを見たとのことなので探したら見つかった。







カワラバッタ



このバッタは翅を開かなくては



ブルーが綺麗



飛ぶ姿はルリタテハを思わせる。


この後、私は昨年調べておいて行けなかった付近へゲンゴロウ調査に行く予定。

ゆたかさんも同行することになって、もう午後なので足早にそちら方面に向かった。


一ヶ所目は水がなくなっており、次のポイントをちょっとガサってみる。

一台で一緒に来たので、ゆたかさんがカメラを忘れてしまい、取りに戻っている間に

ガサってみるもちょっと違うかな… 帰ってくるまでその辺りを散策。






なんか食ってる



ゆたかさんが戻り、カメムシがいたので報告すると、未見の種だったようでよかった。






ナシカメムシ



乱入!



「どこ見てるんですか〜!」 と言われた(笑)  近くにアカボシテントウもいた



どれも埃を被っていたり汚れていたり…



何ヶ所か回ってみたけど、現地に着くとちょっとガッカリな展開が続き…

地図を見てよさげかなと思う所に行ってるので実際に行かなければわからない。

今日はスカの日…

しかし、この無駄なようで地道な活動が後に大切なポイント発見となる場合もある。

地域を変えて新たに探してみて続けていきたいと思う。






どっちがメイン?



3時過ぎ。

この後はキトンボを見に行く予定だったけど、ここから一時間ほどかかるのでもう無理。

昨年のゲンゴロウ調査ポイントが近いので、二ヶ所回ってせめてミズカマキリは見よう。


まずは、過去にゲンゴロウがいたことが分かっている池。






ブラックバスがいるようじゃもう終わりだ…



fish on! みたいな(笑)



ナベブタムシ



ナベブタムシは初見。 手で持っていたら強烈な痛み… 刺されちゃったみたい。

ちょっと暗かったので、ストロボ焚いて撮ればよかったなと後悔。


次の場所へは歩いて移動。

途中、昨年ギンヤンマらしきヤゴがいた小さい人口的な堀。 ここも掬ってみる。






マツモムシ



一回で12個体入った ミズカマキリ養殖所みたい



ウマオイ



最後の池もミズカマキリしかいなかった。


昼の部はここで終了。

ゆたかさんは調査もお付き合いしてくれたけど、散々な結果で申し訳ない気持ち(汗)

私は夜も回るのでここで解散。 お疲れ様でした。

暗くなって渋滞が緩和する頃までこの辺りで仮眠する。




蚊が侵入していて寝られず… せっかく寝かかったのに〜

しょうがない、もう移動しちゃおう。






すっかり雪景色



6時半過ぎに高標高地に到着。 まだ早いかな…

途中でヒメヤママユと思われるのが飛んでいたのでこのままいこう。

もう遅いかなと思われるクロウスタビガと、ちょっと早いかなと思われるウスタビガ。

両方見られれば万々歳だけど、どっちかでも見られればOK。

なんか、めっちゃ寒いというか、寒いを通り越してるような気がするんだけど…






カバエダシャク こいつがいると冬が近い印象



もう笑うしかない



寒いわけだ… まだ午後7時なんですけど…

もう見れなくてもいいやって気になってきた。

夜の本拠地だけ見て帰ろう。


途中の外灯に蛾が落ちてるのを確認。

戻って確認してみる。






黒化型 ヒメヤママユ



開いてもらった



夜の本拠地付近に到着。 真夏の賑わいとは程遠い。






オオトビサシガメが多かった



コガタコガネグモ



こういう所に止まっていると絵になる



ヤマクダマキモドキ



クスサンは1個体だけいた



黄金のトビケラ ウルマートビイロトビケラと思われる


道中、子ダヌキとキツネを見かけた。 なんかマルちゃんみたい(笑)


さすがに散策はもう終了気配。 定点観察中心に切り替える時期かな。

遠征はもう一回決まっている。

あとは、夜のウスタビガを見に行くかどうか… 悩む。








〜 散策レポ 〜  山梨   12.11.9



今年はあまり夜回りへ行かなかった。

毎年見ているものとの出会いをいくつも逃している。

ウスタビガも来年までいいかなと思ったけど、家で飼育観察していたウスタビガが

無事に羽化したので、リリースも込みで現地へ行かなければならなくなった。


なぜかこのウスタビガ散策はガキが行きたいと言う。

3年続けて一緒に行くことになった。



東京の山で飛んでいるウスタビガがいたので、落ちるのを待つ。






東京産



明日は仕事なのであまり遅くならないように足早に山を越える。

山梨県に入り、まずはいつもよく蛾がいる外灯。






綺麗な個体



ヒメヤママユ



ウスタビガは♀ばかり。 今日は♂が見たいんだけど。

逆に、ヒメヤママユは♀を見つけたいのに♂ばかり… うまくいかんの〜


夏に楽しんだ駅へ寄ってみた。






ウスチャヤガ



これは以前撮ってるヤツかな?

コウスチャヤガとのこと (Special Thanks : monroeさん)



大きさ的にオオノコメっぽいけど…



いつもスルーも今日は撮ろう



ケンモンミドリキリガ



う〜ん… ここはヒメヤママユだけでウスタビガはいなかった。

気温は7〜8度といった感じだけど、ここじゃまだ早いのかな?


今日は時間の都合上、夜の本拠地へは行きたくなかった。

もう一ヶ所、毎年ウスタビガがたくさんいる駅に行くにもかなり距離がある。

いっか、夜の本拠地に行っちゃおう。


ということで、延々と山道をひた走ってようやく到着。

ウスタビガの♀はちらほらいるけど…






この子が 『ウスタビガ13』 の親



気温は5〜6度くらい? 強烈ではなかったけどやっぱり寒い。

ガキと早足でさっと見て回る。

でも、さすがに他の生き物となるとほとんどいない。






クビキリギス



カバエダシャク



キエグリシャチホコ



結局♀オンリーだった



それでもガキはご満悦



先日は全く見られなかったので、これでも良しとしなければ。

本年の夜回りはこれにて終了です。



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