〜 散策レポ 〜  長野   18.7.15



今日は、未見のエゾトンボ系を見たいと、なつさんに昨年から頼んであった日。

本当は来週の予定だったけど、どうしても仕事が休めなくなってしまったので。

今年は虫の出が早いので、功を奏す形になればいいけど…


仕事がここのところハードで身体が疲れ切っていて、しかもほとんど寝ずに到着。

しかたない、こうでもしないと来れないので。

ということで、なつさんご夫妻と、ゆたかさんも誘ってくださいとのことで4人で歩く。


まだ時間が早いので、まずは奥の方まで歩いてみる。






ウラジャノメ



ヒメキマダラヒカゲ



小さいうえに少し遠くて…



ヤナギなのでコムラサキかな?と思っていたら違った



クロヒカゲ



ジャノメ系の蝶が多く、けっこうな数が手に乗っかってきた。

4人なのでエキスの宝庫どもが歩いてたもんね。


トンボゾーンに行ってみると、一度サーっとエゾトンボ系が横切っていった。

一旦捕獲して写真を撮るプランなのだが、無理せずスルーしたのが間違いだった。

その後、さっぱり姿を現さない…

一時間半? 二時間くらい? 待ったけど一向に状況は変わらず…

一週早いのが原因なんだろうか? もともと個体数は少ないらしいけど。

残念ながら、諦めて来年また来ましょうということになった。






先週見たキシタギンウワバかな?



今年はもうおなか一杯



シマアオカスミカメ



大きく移動して、ウラキンシジミがいるというポイントへ。

ウラキンもまだ未見種で、数年前は何度か見に行ったっけ…






スジボソヤマキチョウ



モモブトスカシバ シャッター優先にすればよかった…



ヒメシロチョウ シャッター優先にすればよかった…



♀だとハサミナイジャンツノカメムシになる



とりあえず撮った石川ちゃん



ナツツバキにいたので撮っちゃった



オオミスジ産卵中



産みたてほっかほか



けっこう仕上がってきている



キオビクロスズメバチかな?

ゆたかさんのブログには、この巣の写真に2種写っているので、どっちか(たぶん外にいる方)はヤドリスズメバチのようだ



大きなサルノコシカケにいたので期待したのに…



日中だとウラキンは厳しいかな?

姿がなかったのでお花畑(?)へ移動。

ちょっと面白そうなゾーンがあったので、少しだけ一人で登ってみる。






スジボソヤマキチョウ



マツカレハとしておく



そうでもなかった・・・

皆さんの元へ行くと、けっこうな藪の中を歩いているので私も突入。

ヒメシジミがいっぱいいるけど、斑紋の変わったのがいると…






ヒメシジミ…



ヒメシジミ???



あれれ? なんか見たことあるような…



この黄色い花に固執しているのか、他の花には見向きもせず飛んで移動していた



見返すと、全部お尻を付けてるね



現地で、ジョウザンシジミなんじゃない?なんて笑って話していたけど、

帰ってきて以前北海道で撮影したジョウザンシジミを見たらそっくりじゃない!

なつさんにメールを送って、ネットワークを通じて真相が判明したようです。

この件は、こちら に詳細を書いてあります。

 ※ 時が経つと下に行ってしまうので、【長野県にジョウザンシジミ?】の項を参照してください。

なつさんは撮れなかったようなので、疑惑のシジミを探しながら歩く。






カラスシジミ



ここにミヤマカラスではなく、カラスシジミというのも、皆さん疑念に感じちゃっている



蝶に罪はないし、こいつは本当にここで発生してるかもしれないのでちゃんと撮ります



こんなのはいたけど、これはヒメだね



あっ、ベニモンマダラ



長野ではあちこちにいるみたいね



当サイトならではのアングル(笑)



吸蜜してます






最後にヒメシジミらしいヒメちゃん



無理が祟ったか、ここ数年で一番体調が悪くなってしまった。

熱中症かもしれない…

皆さんにご迷惑をかけちゃうけど、マジでヤバいので少し休憩させてもらった。


ポカリや塩分タブレットをいただき、首を冷やしたらだいぶ体調は良くなってきた。

ここで解散予定だけど、ゆたかさんはもう一ヶ所いつもの辺りに行きたいらしい。

時間もまだ早いし、薬を飲めば大丈夫だろうと行くことにした。

ただ、進行方向には入道雲がモクモクと…


なつさんご夫妻とはここでお別れ… お疲れ様でした。

ポカリなどありがとうございました。



ポイント近くでソフトクリーム休憩をしていたら、バチバチ雨が降ってきて

近くの山に雷が落ちた。

高標高で雲に近いことから、ものすごい音だった。

下は大丈夫だろうと移動する。






坂道でも洪水になっていたり…



現地付近に来ると、雨は止んでいた。

時折パラっとはくるけど、強烈な雨雲は別方向へ流れているので大丈夫そうだ。

一応傘を持って歩き出す。






地面にいたなんちゃらヨコバイ



葉っぱに乗せて…



クロツヤハダコメツキ



もう少し明るければね…



ヒメシロチョウ



ここでゆたかさんがかなり興奮している。

脇にビニ本でも落っこってたのかな?






こやつがいたので興奮していたようです



キボシツツハムシに似ているけどなんか違う…



葉っぱに移動して…



ムツキボシツツハムシと判明、少ない種のようです



ゆたかさんは、オカトラノオに付く種だと思って喜んでいたらしいけど、

これは資料によっては希少種との記載もあり、まーく氏からお手柄じゃった!を贈呈します。






ニイジマトラカミキリ



もうね、暗いのよ…



ついでにヨツキボシくんも



ゆたか氏の好きなコガタカメノコハムシ



ジンガサハムシをお礼にいただいた



ゴマダラオトシブミ



エゾゼミのお子さん



タデマルカメムシかヒメマルカメムシかはゆたか氏に聞いてみよう



歩いてACミランゾーンまで歩いて行く。

このポイントはいつも驚かされるけど、特にこの道は毎回毎回…






えっ!? ここにもいるの?



全く光らないキンカメムシの仲間のチャイロカメムシがまさかここに?

もっとしっかり撮っておけばよかったけど、ここにいるのがわかったのでまた次回に。


そして、いつも見ながら、ここにいるんじゃないの?って思ってたヤツがやっぱりいた。






ガッツリ穴を開けてます



下りてきてもらった



あらら、晴れてきちゃった… こいつは日陰で撮りたいな



モモチョッキリ



ヒメシロチョウとベニモンマダラの発生地が土砂山積みで悲惨なことになっているけど、

少しでも発生しているかチェック。






カメノコハムシ



土砂脇の僅かなスペースで生き延びていた



ベニモンマダラ



イモサルハムシ



綺麗なんだけどね〜



別の空き地で…



これはスジグロ? ヘリグロ? 似過ぎている両種だけど、

素人判断ではヘリグロチャバネセセリっぽいかな〜だけど、

判る人いらっしゃいましたら意気揚々と教えてくださいまし!


 ヘリグロでいいみたいです (Special Thanks : なつさん)



散策レポ681へ続く…



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