観察レポ =ヒオドシチョウ= |
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08.5.19 散策に行き、エノキの木を見たところ、タテハ系の幼虫が幹を歩いていた。 エノキにいるタテハ系といえば、オオムラサキとゴマダラチョウがパッと思い浮かぶが、 これらの幼虫とは形が違う。 幹を歩き回っていたので、もうすぐ蛹化する前兆だろうと思い、2匹いたうちの1匹を拉致してきた。 もう一匹もそばにヨコヅナサシガメがうろちょろしていたけど、無事に蛹化できるだろうか… |
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さてさて、タテハ系なのはわかるのだが、果たして何の蝶になるのだろう? 家に帰って調べてみると… お〜っ、ラッキー! ヒオドシチョウではないか! 東京にもいるんだね。 さっそく飼育ケースに鉢底シートを貼り付けて入れたら、すぐに上の方で落ち着いた。 このまま無事に蛹になりそうだね。 このままそーっとして見守りたい。 |
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未明、ぶら下がっているのを確認。 ここまでは順調にいっている。 明晩には蛹になるかな? |
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08.5.20 午後7時すぎ、前蛹が激しく動いているのを発見。 蛹化の真っ最中だった。 もう少し早く発見できればよかったけど、ギリギリ殻を脱ぎ捨てるところは見ることができた。 |
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クネクネ激しく動き回って脱いでいく |
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さらに動いて、お尻まで脱いだ皮を下に振り落とす 落ちそうでハラハラだった |
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幼虫時の衣装もお役御免 |
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抜け殻を取り出してみた |
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08.5.21 蛹化から丸一日が経った。 すっかり安定している。 羽化は2週間後くらいかな? 無事に羽化を望みたい。 羽化までは変化はないと思われる。 更新はしばらくお休みかな? 変化があった場合にはお知らせします。 |
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08.5.28 ネットで調べたら、一週間ほどで羽化するようだ。 一昨年に山梨で見た蛹は、3週間くらいは蛹でいた。 山梨の夜間は冷えるので、その影響もあったのかもしれないね。 さてさて、この蛹は20日に蛹化したので一週間は経っている。 そろそろか? なんとなく翅の部分に模様が出てきたような気もする。 でも、もう少し色が変わると思うんだよね… あと1・2日ってところかな? 朝方に羽化するのだけは避けてほしいけど… 観察を強化しておいた方がよさそうだ。 |
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フラッシュを焚かないで撮ってみました |
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未明(寝る前)、なんかだいぶ色が変わってきたかもしれない… 起きたら羽化してたってパターンもありえるか? そうでなくても、明日には羽化しそうな雰囲気が出てきた。 |
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08.5.29 状況は昨日と変わらず… 徐々になのかな? 羽化前はもっと劇的に色が変わるよね。 昨日から肌寒い東京地方、あと2日ほどこの涼しさは続くようだ。 うまく休みの日まで辛抱してくれるとありがたい。 |
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08.5.30 今朝起きてチェックしてたら… 無事に羽化していた。 |
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朝起きたらこの状態 ゲッ! 血が… いやいや、余分な体液を放出したのです 手に乗せてみた 後から こんな顔 翅を開くと見違えるような派手さ 青のアクセントが綺麗です |
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もう少し黒っぽく色が変わると思っていたけど、こんなもんだったんだね。 どうせなら昨日羽化してくれてたらすぐに育った場所へ放してあげれたのに。 日曜日まで出勤だよ。 樹液に来る蝶なので、昆虫ゼリーで凌げるだろう。 今晩にでも入れておく。 羽化の瞬間を観察したかったけど、無事に羽化できた事を喜びたい。 夕方、ガキとカミさんにも見せてあげるために、くつろいでいるところを出てきてもらった。 朝は羽化したてでおとなしかったが、この時間はハタハタ活発に飛んでいた。 |
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