観察レポ =ヒオドシチョウ=


14.5.5


08年は無事に羽化させたけど、その後数回のチャレンジでは失敗していた。

本日の散策で、10mほどのエノキが丸裸にされ、行き場を失って右往左往しているたくさんの幼虫がいた。

さすがに全部は面倒見れないので、4個体を連れて帰ってきた。

4個体は多いけど、寄生のリスクがかなり高い種なので… そんなに大きくない幼虫たちをチョイス。





1個体は4齢? もう終齢になっているかもしれないけど、一つでも寄生を免れてることを願いたい。








14.5.8


4個体を二つのケースに分けて管理しているけど、片方の2個体が本日未明 同時に脱皮して終齢になった。

とにかくよく動き回ってバリバリ食っている。 遠征中に蛹化しちゃいそうだ…








14.5.9


けっこうたくさん葉が付いてたんだけどねぇ… 2個体いると早い段階でこの有様…

こりゃ、大きなエノキでも何百といれば丸坊主になるわな。

本日から個別管理にした。 寄生はしょうがないけど、一つでも羽化してほしい。








14.5.12


本日夜に遠征から帰ってくると、4個体のうち2個体が前蛹になっていた。

一つはすでにぶら下がっていて、もう一つも間もなくぶら下がった。

写真は、ちょっと刺激しちゃったので体を丸めた状態。








14.5.13


朝起きると、1個体がすでに蛹化していた。







夕方前に一旦帰宅すると、もう1個体がちょうど蛹化中…

一枚目は色が飛んじゃった… 二枚目は、抜け殻を落とした直後でクネクネ…







残りの幼虫は、一つが終齢になったばかりのようだけど、蛹化するのも時間の問題だ。





14.5.15


昨日、3個体目が蛹化し、最後の幼虫も本日蛹になった。

あとは無事に羽化を待つだけだが、ヒオドシチョウは寄生率が高いので…

今のところ、色なんかを見ても全部大丈夫そうな気はしているけど、油断するとガッカリしちゃうからね…

画像は昼、まだ前蛹だった時のもの。










14.5.16


全ての個体が蛹になった。 ここまでは異変はないけど油断はできない。

おまけで恒例画像と共に…










14.5.19


保管場所を移動する際に、後から蛹化した2個体を触診。

おっ、ブルっと動いたので寄生はされていないようだ。

初めの2個体は確認していないけど、寄生率が高いわりにすべて羽化する可能性も出てきた。





14.5.21


なんか全部羽化しそうな気配。 それはそれでいいことなんだけど。

最初の2個体は、明後日辺りかなと予想している。

遠征に出かけるので、羽化に立ち会うのは難しそうだ。








14.5.22


色が濃くなってきたかな? ヒオドシチョウは変化があまりないから…








14.5.27


23日早朝、数日間の遠征へ出かける前に撮影。

あと数時間で出るのがわかるけど…





出発から3時間後に、恒例の 「蛹がバタバタしてるよ〜」 と連絡があった。

順次羽化し、最後の個体も26日の夕方に羽化したようだ。

寄生率が高い中で、適当に選んだ4つ全てが羽化するとは、引きが強いというのかなんというか…

最初に羽化した個体。









最後に羽化した個体。












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