観察レポ =イボタガ=


24.4.15


本日の散策で、イボタノキに付く卵を発見。





3つじゃ心もとないけど、これしかなかったのでしょうがない。

ここ数年、毎年のように卵を確保できていることに感謝したい。

いい加減、成功させろよ!ってことなんだけど…

一日経って、多少濃くなってきたかな。








24.4.20


15日の発見時が産卵翌日としたら、孵化するのはあと3〜4日後?

点はだいぶ濃くなってきた。








24.4.22


確保がちょうど一週間前なので、そろそろ出てくる頃。

中に影が見えるので、今日か明日孵化すると思われる。








24.4.23


ちょうどお昼、1個体が孵化していた。

我が家前のヒイラギは今年は成長が遅れていたが、いくつかはエサになるくらいまで新芽が成長。

ただ、ハムシの加害が著しいので、見た目の良い葉は多くなさそう。

その中でもまともな葉を入れておいた。







夕方までに3個体全て孵化した。





24.4.24


雨で暗い写真になってしまったけど…

3個体ともガッツリ食っている。

もう少しの間はこのまま集団管理していく。








24.4.25


脱皮態勢に入りジッとしている。

昨日よりも一回り大きくなった印象。








24.4.26


夜には3個体が集まって脱皮態勢に。

本日昼に、1個体が2齢に加齢した。








24.4.27


喧嘩するというわけではないけど、近づくと頭を振ってイヤイヤするので今日から個別管理へ。








24.4.30


ここまでは順調に来ている。

全部3齢になっている。





24.5.3


昨日は全個体がジッとしていて、今朝4齢になっていた。

ここまでは順調にきている。








24.5.5


食いまくりモードに突入。

今の時点で、ヒイラギを一日6枚ほど平らげる。

しかし、こんなに成長早かったっけ?ってほど順調。








24.5.7


昨日は3個体とも脱皮態勢に入り、本日1個体が終齢になった。

残り2個体も今日中には脱皮するものと思われる。








24.5.13


本日2個体が色づき始めて歩き出した。








24.5.19


チェックすると、2個体が土中に入り、この子は葉っぱの下で蛹化していた。

もうしばらくはこのまま置いておき、土が乾いたら保管方法を変える予定。








24.5.28


本日、蛹を掘り起こした。

今回はオアシスで管理していく。


これまでは、なるべく自然の蛹化時期に合わせる意識を持っていたけど

何回も失敗しているので、1月に出てもいいかなと羽化させることを重点的にしたい。





24.8.4


蛹化して一週間後からは、触っても全く動きはない。

7月初め〜10日ほどの間に、東京は39度とかがあったようだけど、家を空けていたので…

なんか心配だけど、このまま管理を続けていく。

位置がズレているとかの変化があればいいんだけど…





24.9.28


今夏は超細かい霧吹きを定期的にしている。

特に暑い日は必ず。

カビないように注意を払いながら。

本日も霧吹きしたのだが、2個体はゆっくりながらも動きがあった。

これでモチベは上がった。

今後も気を緩めず、あと半年マメにやっていきたい。








24.10.27


前回、あと半年と言っていたけど、あと一ヶ月の間違いだった。

あのぉ… 想定外過ぎるんですけど…







発見時はひっくり返っていた。

取り上げた時はしっかり指に掴まって、力強さがあったのでよかった。

もしかしたら昨晩とかに羽化したのかもしれない。

綺麗な姿を見たかったけど、擦れっすれな状態だったのは残念。

ただ、翅がちゃんと伸びていたのはよかった。


だって、いくらなんでも想定を超えすぎでしょ!

確かに今年は10月になっても夜でも寒いっていう日は少ないけどさ…

1月とかに出ちゃうんじゃないかな〜と予想はしていたんだけどさ…

足場はその時でいいやって考えてたもん。

半年っすか!? どうすんのさ!!


残り2つのうち、♀と思われる大きい方は生存している可能性が高い。

これから外に出すのは良くなさそうな気がするので、これまで同様に玄関で管理していくか。

しばらく部屋のカーテンでまったりしてもらい、この後はケースに入れておく。








24.11.11


あらま…





2個体目が羽化しちゃった。

今年は自然界でも異様な光景がけっこうあるので、また出てくるかもな〜とは感じていた。

前回の反省から、足場は作っておいたので擦れなく羽化してくれた。

成虫を見たいと前から頼まれていた虫友さん家に今晩お披露目してくる。










24.11.13


11日の夜に予定通りお披露目してきた。

本日は、別の虫友さんに見ていただこうと昼に散策地へ持参。

昨晩バタバタと暴れちゃったので、背中が剥げ翅が少し破けて擦れちゃったけど

この状態はキープしてくれたので及第点か?


リリースすると、万が一誰かに見つかった際に、この時期にイボタガが!

なんて話題になっちゃうといけないので、持ち帰って最後まで見守ることにしている。





この子は、少し前に動いた蛹ではなく、若干凹みがあったのでダメになってるかも?の子だった。

で、最初のもそうだけど両方とも♂。

残りの生存していると思われる蛹はおそらく♀だろう。

来春まで蛹でいてくれるといいんだけど、この状況だと今月中に出ちゃいそうだよね。





25.3.2


残りの一つはまだ蛹をやってます。

無事なのか? ダメになっちゃってるのかな?

持った感じは重量感はあるんだけど、全く動かないので微妙…

外ではなく玄関で管理してるので、自然下の個体よりかは早めに出ると予想される。

理想は、下旬くらいに羽化してくれることだけど、思い通りにいくでしょうか?








25.3.11


正直、生きてる確率は二割もないか?

兄弟2個体が秋に羽化しちゃったし、こいつだけ通常時期に羽化するとは考えにくいが…

少しでも動いてくれるとわかるんだけどね。

ただ、持った感じの重量感はあるので、まだ諦めるわけにはいかない。

本日より、部屋にて管理することに決めた。








25.3.21


全く動かないし、向きがずっと一緒なのでダメと判断する頃か…

一応、4月半ばまでは管理しておくが、とりあえずここで終了とする。


秋という超イレギュラーだったけど、2つ羽化してくれたのが救いか。



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