観察レポ =カバイロモクメシャチホコ=


24.4.28


昨晩、湖近くをルッキングで歩いていたら、桜につくシャチホコ系の幼虫を虫友さんに見つけていただいた。

脱皮態勢に入っている4齢。

寄生のリスクはあるけど、やったことのない種なので持って帰ることにした。







終了間際には自力でも1個体見つけられた。

こちらはもう終齢のようだ。








24.4.29


本日未明、脱皮態勢だった個体が終齢になった。

もう1個体はバリバリ食いまくっているので、この子も明るい時間には食いだすだろう。








24.4.30


さすが終齢、一日に葉っぱ2〜3枚を平らげる。








24.5.3


昨日の昼に全く食べなくなり、夜になると葉っぱの中で蛹化態勢に入ってるような…

今朝見るとこんな感じ。 ケースの外から撮影。

やはりこのまま蛹化するようだ。

土に潜るのかなと思っていたけど、この種はこういう感じで蛹になるみたい。








24.5.5


もう1個体も蛹化態勢に入った。

午前撮影、↑の子はだいぶ縮こまって、近く蛹化する見込み。

とりあえず、幼虫の段階で寄生蜂がわらわらと出てきて繭を作るのは回避できてるみたい。

あとは、蛹化してから寄生バエが出てくることがなければいいんだけど。





午後、無事に蛹化した。

触角から♂と確認できる。

もう1個体が♀ならば、リリースせずに交配を試みたい。








24.5.6


一日経って固まった姿を撮影。

元気に動いていたので、寄生の心配はなさそう。








24.5.7


2個体目も蛹化した。

ん〜、触角からこれも♂かな…

羽化後の交配は諦め、とりあえず無事に羽化させて捕獲場所へリリースしてあげたい。










24.5.19


そろそろ羽化する可能性もあるのでチェックは頻繁にしている。

触角の違いは判らないけど、大きさや厚さは違いがある。

個体差かもしれないけど、もしかしたら性別は違うかも。








24.5.21


本日未明、♂が羽化していた。

う〜ん、シックで綺麗な模様だ。

お顔拝見で終わろうと思ったら、少し翅を開き気味に止まったので一枚追加。













♀かもしれない方は二日遅れで蛹化なので、♀だとしたら三日後に羽化かな?





24.5.24


本日未明にもう1個体が羽化した。





予想通りの3日後でやはり♀だった。

狭いケースだと、過去の例から交尾しないんだよね。

一日様子を見て、していなかったら元気なうちにリリースしてこようと思っている。


昼に2個体を撮影。






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