観察レポ =キイロモモブトハバチ=


20.8.24


本日の散策で、山道の上にいる黄色い大きな幼虫を発見。

数匹のアリにいじめられていて、可哀想なので救助した。





可愛い顔だよね〜

ハバチの幼虫であることはすぐにわかった。

前からやってみたかったナシアシブトハバチか、長野などで数回見たことのあるキイロモモブトハバチの

どちらかだろうという認識は、なんとなく現地でできた。

ナシアシブトはサクラ系、キイロモモブトはハンノキ系が食草というのは覚えていた。

上にある木はサクラではない。 たぶんハンノキ系な気がする。

おそらく、キイロモモブトハバチのお子ちゃまだろう。


我が家近辺でハンノキの調達は厳しいけど、下にいたということは蛹化のためだろう。

そのままにしておいても、結局はアリのエサになっちゃうので、蛹化じゃなかったらごめんね〜

との思いで持ち帰ってみた。


帰宅したのは夕方だったので、すっかり夕日になっていたけど撮影。












20.8.25


昨日は、容器に土を入れて、その上に枯れ葉などを敷いて様子を見ていたけど

ずっと歩き回ってばかりだった。

あれ? やっぱり蛹化じゃなかったの?と心配になり、ちょっと調べてみた。

幼虫は60ミリくらいになるらしい。

昨日計測したら、伸びている状態でだいたい40ミリくらいだった。

ん〜、やっちゃったか?

なので、普通ケースへ戻して少しだけ持って帰った葉っぱを入れておいた。


今日見てみると、葉っぱは食ってなさそうだ。

新鮮な葉じゃないからかな…

近日中に現地へ行って葉に戻してやろうかと考えていたけど…







それ、糸だよね?

雑だけど、糸を吐いてるよね?

蛹化する気配が高まったので、ちょっとこのまま様子を見てみたい。





20.8.26


昼は少し動いていたけど、夜には全く動いてなさそうだ。

そ〜っと覗いて見てごらん…





蛹化しそうな感じだよね?


現地ではアリに齧られていたので、多少はダメージがあるかもしれない。

ハバチ類もけっこう寄生率が高いようなので、無事に羽化するかはわからない。

どうなるかはわからないけど、このまま観察をしてみたい。





20.8.28


葉っぱにも糸を掛けていて、剥がすのはまだ可哀想なのでそのままにした。

二枚目はケースの外から撮影。

少し縮こまってきて、数日中に蛹化しそうだ。










20.8.29


完全に前蛹状態に入ったかな?

蛹化するまではそっとしておく。








20.8.31


なんか、↑の状態で嫌な感じで変色をしている。

ハバチの蛹は初めてなので、蛹化前にそうなるのかわからない。

ちょっとダメになっちゃったっぽい気がするけど、もう少し様子を見たい。





20.9.2


ダメになっているのを確認…

タイミングが合う出会いがあれば、また挑戦してみたい。



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