観察レポ =キオビエダシャク=


12.10.22


鹿児島遠征で持ち帰ったキオビエダシャク幼虫。

成虫はとても綺麗な蛾。

たくさんいて、当初は3つほど持って帰ろうと思っていたけど、

いろいろあって1つだけ持ち帰ることにした。

成長過程を見たいというより、羽化したての綺麗な姿を拝見したい。


初めは全く食べようとせず動き回ってばかりだったけど、

新しい葉を入れたら少し食ったようだ。

とりあえず安心したけど、まだ心配が残るのでチェックは怠らずしていこう。








12.10.24


食が細かったけど、新しい葉を入れたら食っているようだ。

イヌマキの葉を先端から食い、半分ほどでやめる傾向にあるようだ。

まだ4齢と推測していたけど、上画像と比べて黒班が若干違うように見えるので終齢になったかも。

それならば、食が細かったことも納得できる。








12.10.29


大きく動くわけでもなく、ガツガツ食うわけでもなく、特徴があまりないので

観察していて物足りなさがある。

順調そうなのはいいんだけど、変化が少ないので更新は放置気味になる。

蛹化はそんなに遠くないと思われるけど…

24日の画像は伸びきっているので黒班が違うように見えたけど、

この画像を見る限りでは22日と変わってないっぽいね。










12.10.31


一日ずっと態勢を変えず、なんか嫌な予感がしていたけど生きていた。

蛹化時は動き回るはずなので脱皮前だったかな?

キオビエダシャクは大害虫なので、九州では困り者で飼育している人はいないらしく…








12.11.2


丸一日以上、31日画像の態勢でぶら下がっていて、本日夜になると下に落ちていた。

色がくすんできて、お尻から液体が出ているのでダメだったかなとも思われたが、

もしかしたら蛹化前の不要物排泄かもしれない。

本来は土中で蛹化するはずだけど、知らないうちに動き回っていて土がないから

諦めて前蛹になったのかも。

そんな望みを持ちながら、プリンカップ地べたからティッシュの上に移動させた。





その際にわずかながら動いたので、蛹化の可能性が高そう。

落ちるならもうとっくに動かないはず。

しばらくそっとして見守りたい。








12.11.3


正直半々だろうなと感じていたが、残念ながら落ちた。

来年、もう一度大きめの幼虫を持ち帰って、羽化したての綺麗な

キオビエダシャクを見てみたいと思う。



観察レポ トップへ