観察レポ =ミンミンゼミの羽化=


11.7.25


今年もセミの時期になってきた。 毎年恒例となっている、我が家の羽化専用特設ルーム(網戸)へ招いての観察。

今回はミンミンゼミにしようと、わざわざミンミンゼミの個体数が多い場所へ探しに行く。 ラッキーなことに、すぐに見つかった。

抜け殻では何のセミかわからない場合がありますが、幼虫で見つけると色で何のセミかわかりやすいです。




足場が決まり、時々体を揺すって外れないか確かめる


腹部が膨れて(伸びて)くると羽化が始まる


背中が割れる


少しずつ割れ目が大きくなる


だいぶ開いてきた この状態で体が抜け切れずに死んでしまう個体もいる


頭が出れば一安心


徐々に足を抜いていく


足が抜けた


30分前後,、このままイナバウアー状態


起き上がって腹を抜き、自分の入っていた殻にしがみつく


徐々に翅が伸びてくる


伸び切って翅を乾かす


1時間後


翌日午前、立派なおとなです ちなみに、女の子でした


お子さんがいる方は、是非一度観察されてはいかがでしょう? 初めて見る方は、多少なりとも感動するかもしれません。

幼虫は夕方から夜にかけて、土の穴を見たり木の周辺を探せば、比較的簡単に見つかると思います。

事前に抜け殻がある木を探しておけば、効率よく見つけられる可能性が高くなります。


羽化してすぐは体が柔らかいため、触る際は注意してください。 特に翅は触らないようにしましょう。



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