観察レポ =ムラサキシャチホコ=


17.8.21


散策中に、今年初のムラサキシャチホコを発見した。

大きさから♀っぽく、もう1個体小さめのがいて、比較すると一目瞭然。

とりあえず、交尾するかもしれないので、2個体を確保した。

数十分経過しても変化はなかったが、その後ようやく♀が産卵を始めたようで、

全部で7つ確認できた。

画像は、釈放前の♀と産みたてホヤホヤの卵。

今年も観察が出来そうだ。










17.8.23


全部の卵を撮影。

一つは半分潰れているような…










17.8.25


中身が出来上がっているようで、孵化は間もない感じ。

クルミの葉を一枚用意して態勢を整えた。








17.8.26


本日未明、孵化中を確認。





この子は、お尻が引っかかっていたようで、しばらくこのままだったので手助けした。

数十分経ってもそばの葉っぱへ移らないので、葉の上に移動させたら落ち着いたようだ。

ったく、世話が焼けるな…



朝確認すると、もう1個体孵化していた。

昼になると、両個体とも葉を食べている。

あと4つは出そうなので、楽しみに待っているのだが、夜の時点でまだ孵化はなし。

以前も孵化率が悪いと感じていたので、最悪この2個体だけになりそうか?

もう少し産ませておけばよかったかも…












17.8.28


結局2個体だけだった。 孵化率が良くないのは自然界でも一緒なのかな?

でも、この2個体はとても順調に葉を食っている。








17.8.29


本日2齢になっていた。

急に落ちることも過去にあったので、慎重に見守っていきたい。








17.8.31


とにかく食いまくっているので成長は早い。

今日は2個体を撮影。













頭の殻が落ちていたので、3齢になっているみたいだ。








17.9.2


一枚の葉で同居していたけど、昨晩1個体が動き回っていたので個別管理に切り替えた。

いつの間にか大きさにだいぶ差が出てきた。

大きい方を1号、小さいのを2号と記載していく。


1号はもう加齢準備に入っている。 次は4齢か?


1号




2号








17.9.6


2号はなぜか小さかったけど、やはり異常が起こっていたようだ。

昨日とかほとんど食っていなかったので心配していたけど、本日落ちているのを確認。

どうもムラサキシャチホコは、孵化率が悪かったり生存率が良くなかったりのイメージ。


1号は順調に成長している。

見れば食っているといった印象。

今日も葉っぱを持っての撮影だったけど、全く気にせず食い続けていた。










17.9.9


だいぶプックリしてきた。

葉っぱの減りが早い。

でかくなったので、そろそろ蛹化態勢に入るだろう。










17.9.10


今日になって一気に完熟してきた。

昼の時間はジッとしていたけど、夜は糸は気を始めた。

刺激せずにそっとしておきたい。












17.9.15


オニグルミの葉をいくつか小さめに切って入れておいたら、上手に綴って蛹化してくれた。

おそらく蛹化から2日ほど経っていると思われる。

ほとんど隙間なく作ったのだが、撮影のために壊させていただいた。









撮影時にクネクネと動いていた。

過去の観察では10日前後で羽化しているので、23日頃かなと思っている。





17.9.23


今朝、確認すると…







先日の羽化予想はビンゴだった。

仕事に出なければいけないので2枚だけで、昼休みにたっぷり撮影。
















いつ見ても素晴らしい! 芸術だ!

日向でも撮っておこう。









1個体だけど、無事に羽化してくれてよかった。

♀なので、明日の散策帰りにトラップしようかと考え中。





17.9.24


本日の散策で、見てみたいと言っていた虫仲間さんにお披露目。









家を出る時にはおとなしかったけど、移動中に暴れていたのは知っていた。

到着して見るとたくさん無精卵を産んでしまったので、撮影後ここへリリースすることにした。

自然界では羽化してすぐに♂と出会い、すぐに産卵するんだろうね。



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