観察レポ =ナミアゲハ & クロアゲハ= |
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10.10.13 仕事中、産卵しているナミアゲハ(アゲハチョウ)がいた。 しばらく見ていると低い位置に産んだ。 どうせならクロアゲハがよかったけど、ナミアゲハは過去に寄生されてる個体だったり蛹化しなかったりで 一度も成功していない。 今から観察しても羽化は来春になってしまうが、チャレンジしてみようと思い家に連れ帰った。 |
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10.10.18 昨日の夕方くらいに孵化したとの報告があった。 夜中まで留守にしていたので帰宅後に撮影。 |
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なんとなくカツオブシムシみたいだ(笑) エサ切れと水没には注意を払っていきたい。 |
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10.10.19 一日で一回り大きくなった気がする。 すくすくと育ってほしい。 |
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10.10.21 ここ(止まっている葉っぱ)がお家のようだ。 必ずここに居座っている。 上の葉を食べに行く時だけ移動するみたいね。 |
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10.10.23 脱皮、3齢っぽい。 脱皮の皮を食べてるのか、残らないのでわかりづらい。 この画像の皮も数時間後には跡形もなかった。 順調に成長している。 縄張りが決まっているようだけど、近いうちに新しい葉っぱを取ってこよう。 |
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10.10.24 今日の仕事中、拉致現場の葉っぱをとってくる予定。 昼休憩で家に帰る直前にと考えていたら、途中で良い葉っぱを発見。 若い葉っぱもあったので、これでいいやと持ち帰ると… |
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1匹増えた〜 |
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ちょうど脱皮するも、家に戻る途中だったので撮影できず。 これもアゲハかな? クロ系だったら嬉しいけど。 この大きさなら寄生はまだ平気かな? 一応覚悟はしておこう。 とりあえず一緒に入れてみたが、前からいた幼虫は新しい葉っぱに移らない。 よく見ると樹種が違うようだ。 古いのはカラタチ、新しいのは八朔か夏みかんかな? 強制的に移せば食べるようになるだろうけど、縄張りもあるだろうし別々に飼育していこう。 なんとなくクロアゲハの幼虫に思えてきた。 弱令のうちは判別が難しいけど、ツヤや尾が白っぽい点など。 |
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10.10.25 昨晩就寝前、新しい方の茎の根元が水に浸かっていないことに気付いたので蓋を開けたらお怒りになりました… |
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あれ? 角が赤くない…(クロアゲハは赤) ということは、ナミアゲハなのだろうか? 体色は個体差なのかも。 ついでに、前からいた幼虫も撮ってみた。 |
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10.10.26 前からいる幼虫(今後1号と呼ぶ)が脱皮、これが4齢かな? 少しずつ大きくなっている。 |
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10.10.28 1号がお食事していたので撮影。 2号は昨日脱皮した。 |
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10.10.29 改めて比較してみよう。 |
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1号 2号 |
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模様が若干違うのもあるが、1号はごっつくずんぐり系、2号はスラっと滑らかな印象。 突起物も微妙に違うように思える。 大きさから齢は同じような感じだが、果たして2号も同じナミアゲハなのか? 終齢になればだいたいわかると思う。 雰囲気的に2号はクロアゲハっぽいんだけど、先日の角が赤くなかったのが… まだ小さいから色が薄かったのかも。 |
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10.11.1 昨日から2匹とも葉っぱにジッとして全く動きがなかった。 脱皮準備のためと思われる。 本日午前、起きてチェックすると、2号がお先に〜とばかりに変身していた。 |
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まだ、クシャおじさんのようにフニャフニャだが、2号はクロアゲハで間違いない。 これからは食欲旺盛になって蛹化に備えてもらいたい。 2号は寄生の心配がなくもないが、おそらく大丈夫だろう。 1号もそろそろだろうとチェックを強化していたが、お昼頃にモゾモゾと動きが大きくなったので カメラを持って脱皮を観察。 |
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1号も無事に終齢となった。 一週間足らずで蛹化するものと思われる。 2種類となり、来春が楽しみになってきた。 |
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10.11.3 同じ日に終齢となったにもかかわらず、大きさはずいぶんと差がついた。 アゲハが3cmちょい、クロアゲハは5cm弱。 成虫もクロアゲハの方が大きいけど、この2匹は個体差だったり♂♀の違いがあるかもしれない。 食欲旺盛で、バリバリ音を立てて葉っぱを食っている。 これがけっこう迫力ある。 終齢になると間違える事は少ないと思うけど、一応両種を並べて比較用に掲載しておく。 |
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上:アゲハ、擬態の目玉がカラフル 擬態の目玉と目玉間の模様は前から見ると二重丸っぽい 本来の顔は緑 下:クロアゲハ、擬態の目玉は地味め 擬態の目玉と目玉間の模様は複雑 本来の顔は薄茶色(写ってない) 上:アゲハ、青いラインが入り、真ん中斜めのラインは不明瞭 下:クロアゲハ、全部のラインが薄茶色でマダラになっている |
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10.11.4 クロアゲハはそろそろ蛹化しそうな雰囲気だ。 更に大きくなったような気がする。 とにかくよく食う。 いつ蛹になってもいいように木を入れた。 あと、昨日は顔が見えなかったので、わかりやすく撮影しておいた。 |
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10.11.6 昼休憩で帰宅すると2号が… |
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ダメだよ、そこで蛹化しちゃ… 管理(ケース大きすぎ)も観察(写真撮りづらい)も大変になっちゃう。 夜までここでジッとしていたが、気に入らないのかあちこち歩き出し、結局はまた葉っぱを食ってる。 蛹化用に木をもう一本入れておいた。 明日には蛹化場所を決めて前蛹態勢になりそうだ。 |
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10.11.7 ナミアゲハ(1号)もだいぶ大きくなってきた。 4cmほどに成長しているので、あと2・3日で変化があるかもしれない。 食草がなくなったので追加で多めにとってきた。 卵が産み付けられていた木は伐採され、葉が残り少ないのでこれで足らして。 |
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クロアゲハ(2号)はまだ蛹化場所が決まらず。 ただ、軟便になってきたのでもうすぐ蛹化する。 気に入った場所を早く見つけてほしい。 そんなわけで、動き回っている時に手に乗せて撮影してみた。 |
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10.11.8 1号さん食い過ぎ… 昨日余るくらいに葉っぱをとってきたのにもうないや。 またとってきたよ。 2号さんはようやく場所を決めたようだ。 午前中足場固めをして、午後からは背中の糸掛け作業を一生懸命している。 よっぽどタイミングが合えば別だけど、蛹化の瞬間撮影には拘らずになるべくそっと見守ってやりたいと思う。 |
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10.11.9 23時半現在、まだ前蛹やってます。 明日起きたら蛹になってるかな? 妙に丸まり過ぎてる気はするけど、ネットで検索するとクロアゲハはこんな感じのようだ。 寄生はないと思うけど… |