観察レポ =なに蛾でるかな? Part-1=


= Part-2 は下にあります =


15.8.31


いつもお世話になっている鹿児島のひでさんから、2日早いB.Dプレゼントが届いた。

開けてみると… ん? 蛹が二つ入っている。





送ってくれるとしたら、アレかアレのどちらかだと思うんだけど、

誕生日プレだとすると サツマニシキだろうと勝手に決め込んだ。

一応調べてみると、どうも蛹の形がもう一つのアレにそっくり…

なので、もう一つのアレ=キオビエダシャクと断定することにした。

たぶんそうだと思うけど、ひでさんは、何が出るかお楽しみ〜なスタンスなので…(苦笑)







寄生の心配もあるだろうし、蛹の状態での長旅だったので、無事に羽化してくれることを願うのみ。

数日中には羽化してくれることだろう。


来年は、大きめの幼虫を持ってきて羽化させてみようと考えていた。

キオビエダシャクの場合、観察というより綺麗な成虫をじっくり見たいので。

ひでさん的にも探しやすい種だし、鹿児島へ行った際によくキオビ〜と口にしていたので

気遣ってプレゼントしてくれたのだろう。 もうすぐ見れるね、楽しみだ。


蛹からの短い期間だけど、観察レポにしてご報告していきます。


 【業務連絡】

  ひでさんへ… カミさんに、サツマニシキとキオビエダシャクの画像を見せて、このどっちかだと思うよ
            と言ったところ、キオビの方を希望!とのことでした





15.9.5


今朝、一番上の画像の右の蛹が羽化していました。
























そういえば、自宅の庭で観察してるって言ってたっけ…

まさかの
イチジクヒトリモドキが羽化していたのでビックリした。

九州は何度も遊びに行ってるけど、実物は一度しか見ていなかった。


ではでは、出勤前だけど、堪能させていただきましょう。



















さて、もう一つの蛹は一体何者なのか?

再度一番上の画像を見てみると、形はそっくりだけど左の蛹の方が若干黒っぽい。

サイズも少し大きめなので、キオビエダシャクかもしれないし、こっちもイチジクかもしれない。

まさかのオキルリ!? それはないか…

誕生日プレ、いろんな意味で楽しませてもらっている。


改めて画像を撮っておこう。 位置が変わっていたのでおそらく寄生の心配はなさそうだけど…

最終的にコーナーのタイトルは変更するかもしれない。 
←変えました(笑)








15.9.8


そろそろだろうとチェックを強化していたが、本日未明に羽化を確認した。







そっか、これもイチジクヒトリモドキだったか。 蛹の見た目は一緒だったしね。

ひでさん曰く、「こちらは何が出るかわからない」 とのことだったので。


足場を完璧に作っておいたにも関わらず、下にいたのは落っこちた?

触角が切れていたり、ちょっと不全気味になってしまったのは残念…







いろいろと楽しませていただいた。 こういうのも面白いかもしれないね。

ひでさんには改めて、ありがとうございましたと言っておきたい。





15.9.16


本日落ちた。 8日間生きていた。

完全夜行性のようで、寝る時に電気を消した途端バタバタ始まった。

最初に羽化した個体は、標本用に保存してある。







観察レポ =なに蛾でるかな? Part-2=


15.10.6


ひでさんから、第二弾が昨日届いていたので、Part-2 を記載していきます。

年内にもう一度楽しめるとは… ひでさん、ありがとうございます。

Part-1 がそんなに枚数多くないので、15年分を一緒に掲載します。


前日は遅くまで歩いていたので、ご対面は本日未明。





全6個体! そのうち、お尻をクネクネ回していたのは2個体。

少なくとも、この2個体は羽化してくれるだろう。









ちょっと大きめから小さいのまでいるが、全部同じ種とのこと。

今回も何なのかは教えられていないけど、だからこそ羽化をするのが楽しみになってくる。

前回でこの楽しさを味わりワクワクできたから、今回も堪能しようと思う。



なんとなくだけど、今回こそはキオビエダシャクのような気がする。

事前に、「イヌマキはそちらにあります?」 と聞かれているのもあるし。

でも、キオビって成虫や幼虫のサイズ的に、蛹ってこんなに小さいの?という違和感も…

シャクガ系はこんなもんなんだろか? 答えは数日後… 何が出てくるか楽しみに待ってみる。





15.10.7


早くも翅に模様が浮き上がってきた。 羽化は近そうだ。

やっぱキオビでOKっぽいかな?












15.10.8


本日の午後、一旦帰宅すると… 1個体が羽化していた。

まだ出て間もない感じ?









しかし、夜になっても翅はこのままだった。

下が滑って蛹の殻がしばらく抜けなかったのかな?

まだ5個体いるので、その辺りの対策をしておいた。





15.10.13


8日に羽化した子はまだ健在。

翅がくしゃくしゃなのが残念だけど、元気に動き回っている。

♀っぽいので、次に羽化したら交配させてみようかなと考えているんだけど、

第二弾が羽化してこない…

もう1個体は到着時、明らかに動いていたんだけど… ダメなのかな…


とりあえず、羽化した子にはもうちょっと頑張ってもらいたい。

昆虫ゼリーを吸っている姿を…










15.10.17


6日に我が家へ到着し、7日に色付き始め、8日に最初の個体が羽化した。

それ以降、他の蛹は全く変化がないのだが…

キオビエダシャクの蛹化期間は、15日くらいとどこかで見た記憶がある。

最近だいぶ寒いので、遅めということも考えられなくはないけど…


気温が一桁でも、生息地では羽化しているようだ。

もう少し見守っていきたいけど、ちょっと雲行きが怪しすぎる気配。

土中に入れて管理しなきゃいけなかったのかな?





15.10.31


さすがにもうダメだろうか…

土に入れるなり、加湿するなりした方がよかったのかもしれない。

少なくとも、もう1個体は到着時に動いていたわけだから。

羽化したのが不全だったのも、それが影響していたのかもしれないね。

乾燥に耐えてなんとか羽化はできたけど、だいぶダメージがあったのかなと…


とりあえず、二度にわたってワクワクできたのは確かだ。

改めまして、ひでさんに感謝します。

できれば完品を羽化させたかったけど、これを教訓にして、

また機会があったら頑張りたい。



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