観察レポ =謎のカマキリ=


当面の間、生息場所に関するご質問にはお答えできませんので、何卒ご了承願います


『ムネアカハラビロカマキリ』 という仮称が付き、ほぼ外来種とされていますが

正式に正体が判明するまでここでは 『謎のカマキリ』 と記載していきます


17.4.28


昨年産んだ卵を、今年数個体観察していく予定。 謎のカマキリ16 を参照





過去三度の孵化時期は、5月末〜6月上旬なのでまだ一ヶ月ほど先だけど、

ケース蓋では脱走の危険があるので、剥がして別の容器に移した。





小さめの卵二つなので、合わせても100いくかいかないかだろう。

孵化した幼虫からの観察は、これまで予期せぬ事故が多かったので、

今年は大きめのケースで数個体ずつ見ていこうと考え中。





17.5.25


未交尾疑惑があったりしたけど、やっぱりちゃんと交尾していたようだ。

本日、1つの卵嚢から孵化を確認できた。





孵化したのは、後に産んだ小さい卵嚢。

一緒に管理していたのにね、メカニズムがよくわからない。











次から次へと出てくる感じ。

小さい卵嚢なので、中の卵は30個くらいかな?と 謎のカマキリ16 では書いたけど、

その倍は出てきている印象。













産まれたばかりでも、触角や脚の掃除をするんだね。 仕草が可愛い。


さて、外来種疑惑が高まっているので、現地に戻すのはマズいかなと感じている。

かといって、この数のエサを確保するのは不可能なので、ある程度自然淘汰させる方針。

過去の観察では、共食いは一切しなかったんだよね。

してくれればエサの心配が少しは減るのだが…

友人にいくつかお譲りする話はついている。

我が家では10個体ほど面倒みようかと考え中。





17.5.30


とりあえず、9個体を選抜して個別管理している。

今のところはエサを食っているけど、いくつ残ってくれるかな…








17.6.7


現在8個体。

落ちた1個体は、もともと脚が少しおかしかったのが影響か…


残ってるのはここまで全て順調にきている。

過去は足場に鉢植えネットを使用したけど、なんだかんだトラブルが多かったので

今年はティッシュを霧吹きで濡らしてプリンカップの壁に張り付かせている。

エサは、コバエを中心に一日に1〜2回与えている。





1個体が2齢に脱皮。

しばらくはエサを追わなかったけど、数時間後にしっかり食した。

2齢になったら、なんとなく成虫の面影が出てきた。 特に目の感じ。










17.6.8


やはり脱皮時が一番の難関だ。

4個体2齢になり、2個体が脱皮に失敗…

入れ物を補強しておいたけど、近々大改革をしなければいけないだろう。





17.6.8


卵嚢はまだ孵化しない。

無精卵ということはないと思うのだが…


四日間遠征に出ていたが、その間に6個体のうち4個体が落ちていた。

8日にたっぷりエサを与えておいたけど、カミさんが仕事で忙しくてエサを見つけられなかったようだ。

水分を与えて凌いでほしかったけどダメだったみたい。

1個体は脱皮に失敗していた感じだった。

残る2個体のうち、1個体は帰ってきた段階で落ちそうな感じだったけど、

今朝見たらやはりダメだった。

一気に残り1個体となってしまったが、この子はなんとか元気そう。

ただ、エサを捕るのが上手ではない子なので、この先心配ではある。








17.6.16


最後の1個体は元気だ。

エサを捕るのもだいぶ上手になってきた。

そろそろ脱皮だろうから、無事にいってほしい。








17.6.17


やっと良い角度でエサを捕ってくれた。








17.6.20


本日3齢になっていた。

無事に脱皮できたようでホッとした。

画像では脱皮直後なのかベタっとしているけど、一時間後には普通の態勢になっていた。





夕方前にお食事。

特に異常はなさそう。








17.6.23


食欲旺盛になってきた。

ちょっと大きいのも捕まえられるようになった。








17.6.28


今までの主食だったコバエは、あっという間に平らげるようになったので、

そろそろ小さな蛾も与えるようにしている。

もうちょい大きくなれば、クサカゲロウもいけるかな。








17.6.30


なんか大きくなってきたかな?

あと数日で脱皮しそうなので、準備をしておかなくては…

今日は、小さいカメムシを与えた時、臭くてこのまま5分以上動かず。

結局完食したようだ。








17.7.3


日数的にそろそろかと思っていたが、本日午後に脱皮を確認。

4齢になってずいぶんと逞しくなってきた。

以前羽化した個体(羽化不全になっちゃった子)の成長過程と比べると、

その時よりも逞しく感じるので♀のような気がする。










17.7.9


4齢になって6日目、まさかの脱皮をしていた。











まだ足元が定まっていないので、数時間後に改めて撮影。







5齢までは順調にきている。

脱皮はあと数回あるので、最後までうまくいくことを願いたい。





17.7.15


だいぶ大きいものも食べられるようになりました。





17.7.17


今日、昼に蛾を与えた際にはガツンと食べたが、夕方におやつを与えた時は反応が鈍っていた。

脱皮が近いかもしれない。





17.7.18


本日、6齢に脱皮していた。

ここまで順調にきていたが、脱皮の際に落下したのだろうか、右中脚がおかしくなってしまった。

命には別条ないけれど、今後の生活にいろいろと負担が掛かってきそうだ…








17.7.25


脱皮後、拒食症になってしまったのか、ほとんど食わない状態が続いている。

バッタ、蝶、蛾、カゲロウ、ハエなど、いろいろと与えているんだけど…

かなり心配な状況。












17.7.28


おなかがペッタンコになり、エサを食わず水も飲まずで…

とうとう息を引き取ってしまった。

脱皮時のアクシデントが影響したのかな…

羽化までもっていけず、残念な結果になってしまった。



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