観察レポ =ネスジシャチホコ=


25.6.26


本日昼前、北関東の飼育仲間さんから卵が届いた。

先日のLT(ライトトラップ)に飛んできたネスジシャチホコを確保していたようです。



親画像




本日22時頃に孵化しているのを確認。

急いでクヌギの若い葉をとりに行ってきた。

日付が変わる頃には、10数個体が孵化していた。









25.6.27


正午に確認してみると、数個体は無事に食いついているようだ。

淘汰されるのはしょうがない、3個体くらいは順調にいってもらいたい。








25.6.29


順調にきているのはいくつかな? 5個体くらい?

もう少し大きくなったら数えたいと思う。

生存しているのはしっかり食って元気そうだ。








25.7.1


前回より体長が倍くらいになってきて、この頭部の大きさから2齢になっていると思われる。

残っているのは順調に成長している。

5〜7個体いるかな?








25.7.4


3齢になっているようだ。

ほぼ食い尽くしたので、葉っぱをとってきて入れ替える際に数えたら7〜8個体?

やけに小さすぎるのもいたけど、成長が遅いのかクヌギに付いていた別種かもしれない。





数個体、北関東のОさんに戻すことになったので作業した。

改めて数えると、9個体いた。

我が家では5個体見ていくことにする。





25.7.7


本日未明、諸事情(↓で説明)により2個体を残してリリースしてきた。

上は4齢で下が終齢?







さて、今晩から一週間ちょっと北海道へ行くのだが、カミさんにクヌギの葉をとってきてもらい

いろいろ管理させるのは申し訳ないしリスクがある。 カビ対策とかもあるし、写真も撮りたいし。

なので、北海道へ連れていくことにした。

北海道にクヌギは自生していないので、昼のうちに足りそうな分の葉っぱをとりに行き

ジップロックに保存して持参する。





25.7.9


無事に北の大地へ。

大きい方が脱皮してる、これで終齢のようだ。





で、小さい方なのだが…

なぜ!? 蛹化態勢になっている。

大きい方の半分くらいのサイズなのだが…

どこかで何かに入れ替わった?





25.7.10


大きい方は順調に食べている。





小さい方は、しっかり蛹化していた。

君はいったい何になって出てくるんだい?

こういう展開も面白いけどね。





25.7.12


ジップロックに保存していた葉っぱも問題なくバリバリ食べている。








25.7.13


容器の掃除をしようとしたら、シャチホコったので一枚。








25.7.14


本日帰るんだけど、そのタイミングで蛹化態勢に。

けっこう走るけど、うまく凌いでくれ。








25.7.15


無事に帰ってこれました。

本来は土の中で蛹化なのかもしれないけど、雑虫対策もあるので葉を細かく入れておいた。

簡易的な繭っぽいのを作ってるみたい。








25.7.18


凌げなかったようだ…

デリケートな時の長距離輸送でずっと揺れていたのが原因か?

タイミングが悪かった。

あまり見かける種ではないけど、また機会があればやってみたい。


残りは、何が出るのか興味津々の小さい蛹のみ。





25.7.20


本日未明、チェックしたら色づいてきていた。





午後、さらに黒くなってきている。

正体判明まで、今しばらくお待ちください。








25.7.21


ちょうど日付が変わる頃に羽化しているのを確認。

正体がわかりました。









正体は、コフサヤガでした。

どこで入り込んだんだろう?

クヌギの葉をとってきた時にくっついていたんだろうね。

まだ多頭数管理している時から、一つ小さいのがいたっけ。


謎の幼虫判明という、予定とは違った形でここは終了となります。



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