観察レポ =ノヒラトビモンシャチホコ=


24.4.19


いつもお世話になっている北関東のOさんから、「ノヒラトビモンシャチホコの卵はいりますか?」と。

こちらでもけっこういるので、わざわざ送っていただくほどでもないかなと思ったけど

そのうちやってみようかなと考えていたし、遠慮せず送っていただくことにした。

いつもありがとうございます!


本日無事に到着。

16日に産卵のようなので、22日くらいに孵化かな?








24.4.22


本日0時過ぎ、チェックしたら6個体ほどが孵化していた。

急いでコナラの葉をとりに行ってきた。







午前10時過ぎ、だいたいが食いついているようでホッとした。








24.4.24


脱皮間近で後頭部が盛り上がっているのでまだ初齢のようだ。

落ちているのはおらず、順調に食っている。

全部で何個体いるのかわからないので、次回の葉っぱ交換で数えてみる。








24.4.25


ほとんどが2齢になったようだ。

葉っぱ交換したけど、移動に手間取り詳細な数は…

おそらく7〜8個体くらいだと思う。








24.4.27


年一化のわりに成長が早い。

脱皮間もない個体と、3齢になっている個体を撮影。

ほとんどが3齢になっていた。










24.4.28


細いけど、一日で一気に体長は伸びた。

4つほど残してリリースを検討している。








24.4.30


昨晩、4個体を残してリリースしてきた。

黒点が少なくなっているので、4齢になっていると思われる。








24.5.3


昨晩で全てが終齢になったようだ。

そこそこ大きくなり、結構な勢いで食っている。








24.5.7


むっちりぷ〜りぷり。

成虫はそんなに大きくないのに、この段階で5センチほどある。

とりあえず、蛹化態勢に入るのは遠くないので、このまま順調にいってほしい。








24.5.11


この中間、1個体だけ小さいのがいたけど落ちた…

残り3つは順調だけど、1個体が蛹化態勢かな?

歩き回らないのでもうちょい様子を見る。


エサ交換の際に撮影。

この子も食いが落ち着いてるような感じなので、そろそろだと思われる。





24.5.12


蛹化態勢っぽく感じられてた個体は、葉を綴って前蛹状態になっていた。

剥がすのは可哀想なので、ケース下から撮影。







年一化なので、自然下では葉を綴ってというのは考え難い。

落ち葉を綴って越冬するのかな?

当初は土中だろうと思っていたけど、調べたけど出ていなく…


で、昨日撮影の個体が未明から蛹化態勢に入ったっぽく、朝になっても葉を綴る様子はなく

歩き回ることもないので葉っぱも入れつつマットを用意した。

5分ほどしたら姿がなくなったので潜ったようだ。

やっぱり土中が通常なのかな?








24.5.13


もうすぐ蛹化って感じ。








24.5.14


夕方はまだだったけど、23時に確認すると蛹化していた。





残り2個体も蛹化態勢に入り、土中に潜ったので本来はそうなんだろうね。





24.5.19


すっかり固まっている。

年一化のはずなので先は長いけど、今日の段階ではクネクネと動いていた。








24.9.28


あれから4ヶ月以上…

生きてるのか不安ではあるけど、久々に撮影。





違和感にすぐに気づいた。

だって、何かが動いてるんだもん。







よく見りゃ蛹にも数個穴が開いてるし…

これは寄生されたというよりか、死んでしまった蛹に集まってきたんだろう。

マダラカツオブシムシが室内で発見され、発生源である鳥のエサを確認しても見つからなかった。

もしかしたら、ここから発生したのかもしれない。

どう見ても甲虫系の幼虫に見える。

マットにも数個体いた。

この蛹以外に繭に入っているのが2つあるけど、マットごと廃棄することにした。



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