観察レポ =オオスカシバ=


22.7.23


他の幼虫の葉をとりに行った際、オオスカシバが来てるかな〜とクチナシの植え込みの

前を通ったら、案の定産卵に来ていた。

1個は産みたて、もう1個は葉表に産み付けられていた卵の計2つを確保。

用を済ませ、カメラを持って産卵風景を撮ろうとしたが、しばらく待つも戻ってこなかった。

画像は産みたての卵。

基本的には、こちらの産みたてをメインに掲載していく。








22.7.25


1つの卵は孵化を想定していたが、産みたてのも二日で孵化するの?

夕方に帰宅すると、ちょうど孵化したばかり(1枚目)のようで、日向で撮影しようともう一枚撮った時は

尾っぽが一気に長くなっていた(2枚目)。

1枚目と2枚目、一分も経ってないよ。










22.7.26


さすが、スズメガ科だけに成長は早そうだ。

まだ小さいためか、2個体そばに寄り添っている。

しばらくは一緒にしておく。








22.7.28


色が変わってきた。

頭の大きさや尾っぽの長さから、2齢になっていると思われる。








22.7.31


ちょっと大きくなった。

3齢になっているようだ。








22.8.2


4齢になった。 成長が早い。

昨晩葉っぱを三枚入れたのに、昼にはなくなっていた。

そろそろケースを大きくして、葉をたくさん入れるようにしないと。








22.8.4


食って、食って、食いまくって、2個体とも昨晩終齢に。

一日半で脱皮しちゃう早さ。








22.8.7


ほぼ休む間もなく食っている印象。

かなり大きくなってきた。





先に孵化したもう1個体は、腐敗したかのような色に変身。

もちろん腐ってはいなく、蛹化態勢に入って歩き回っている。








22.8.8


上の個体は撮影後すぐにオガコへ潜った。

もう1個体も本日未明に歩き回ったのでセットしたらすんなり潜った。

過去の観察では、潜ってから羽化までおよそ二週間。

21〜24日頃羽化予定としておく。

羽化したてのまだ鱗粉が付いている姿を撮影したい。





22.8.12


2個体いるので、今回ずっとモデルになってくれた個体を掘り起こした。

柔らかい繭を持ち上げると、コロンとマットに落ちた。

クネクネ動き、とても元気そうだ。

このまま羽化までそっとしておく。








22.8.20


19日のPM11:50、何気なく天井を見ると…





予想よりも早く羽化していた。

すぐさま手にとり、撮影しやすい壁へ移動。







ここじゃ壁の色と鱗粉が被っちゃってるな…

カーテンへ移動することにした。











伸びきるまでは翅をたたんでいたが、しばらくすると翅は開いて静止。

触角がリラックスモードになったので、手にとって撮影した。









念願の鱗粉付きを撮影することができた。

昼に鱗粉が剥げた本来の姿も撮影しよう。




ということで、改めてAM10:40に撮影。

撮影前、ケースにいる時はまだ鱗粉が付いていたけど

ケースから出そうとした時にブーンと飛んだ。

一度飛んじゃうと、鱗粉は一瞬でなくなってしまった。







二枚だけ写させてくれて、元気に飛び去って行った。

もう1個体いるけど、明日と明後日は家にいない予定なので

確実に羽化していると思われる。

この子で撮りたかった姿を撮影出来てラッキーだった。





22.8.21


夜、もう1個体も蛹から出てきた。

















無事に2個体が羽化することができた。

羽化したての鱗粉付きを撮るのが目標だったが、1個体目で達成できたので

この子はベランダの木にくっつけておいた。

朝、好きな所へ飛んでいきな〜。








観察レポ トップへ