観察レポ =ツマキチョウ= |
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23.4.16 本日の散策中、目の前で産卵しているツマキチョウに遭遇。 シロチョウ系は基本避けていたけど、これも縁かと持ち帰ることにした。 産卵中の画像は撮れず、産卵後に吸蜜している親蝶の姿だけ撮れた。 |
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基本的には葉裏に産まず、先端の実などに産卵するようだけど 普通に中ほどの大きめの葉裏に産んでいた。 この植物はカキネガラシ? イヌガラシ? |
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ムラサキハナナやナズナでも飼育できるようなので、孵化するまで一週間ほどあるので 家近を回って何で飼育していくか判断してみたい。 |
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23.4.18 卵は黄色く色づいてきた。 家の近所を歩いたら、ナズナはある程度見つかった。 ムラサキハナナは取りに行く場所が遠いし、飼育するにはあまりうまくなさそうなので ナズナでやってみようかなと思う。 |
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23.4.20 朝、もうすぐ出そうな状況になっていた。 参ったな、夜中まで帰ってこないんだよな… |
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23.4.21 本日未明に帰宅。 やっぱり出ていたけど、ナズナに付いていなかった。 |
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前日の出発前夜にいろいろと調べていて、本当にナズナで大丈夫かな?と感じていた。 飼育できると多くのサイトに書いてはあるけど、飼育記録で見つからなかった。 昨日の散策で、タネツケバナに産卵するツマキチョウを見たので、卵付きじゃないタネツケバナを いくつか根っこからとって確保した。 ただ、長野のけっこう端の方での確保なので使えるか微妙… 一つを切って、ナズナと共にセットしておいた。 あまり寝られず起きてしまったので確認してみた。 ナズナ・タネツケバナを念入りに探したけど見つからず… ケースにはいなく、幼虫が小さすぎるので、きっとどこかに紛れてるんだろう。 葉っぱが悪くなったらまたケースに出てくるんじゃないかな。 |
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23.4.22 相変わらず姿が見えず… 下に花びら等の破片がたくさん落ちているので、そこに紛れているか死んじゃって落ちてるか… 気になるので、本日未明に確認することに。 目視ではわからないので怪しそうなのを写真に撮って確認するもいないっぽい。 となると、花とかについてる?と写真を撮ると、ようやく姿を確認できた。 とりあえずはタネツケバナに食いついて元気そうな体つき。 ただ、他のタネツケバナは昨日植えてみたんだけど、全て萎れてしまった。 ナズナに食いつくのか疑問なので、近日中に我が家近辺にあるか探しに行かなくては。 |
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23.4.24 相変わらず目視では確認できず… 本日、散策地でイヌガラシっぽいのがあったので確保し、入れ替える際に撮影しながら探す。 どこにいるかわからなかったが、数枚撮ってやっと姿を確認できた。 2齢になっているようだ。 ツマベニチョウのように、毛に粘液のようなものを纏っている。 シロチョウ科特有のものなのだろうか。 付いているタネツケバナはもう少しもちそうなので、そのまま今日とってきた食草と共に入れておいた。 |
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23.4.27 タネツケバナがダメっぽくなってきていたので、昨日探したけど見つからず… 本当に目立たない… 今朝、糞を頼りに見ていくと、イヌガラシ(?)の葉っぱに陣取っていた。 先端を見ると少し食痕がある感じ。 とりあえず、こっちに食いついてくれてよかった。 見た目的にも大きさ的にもおそらく3齢。 後頭部を見ると、脱皮が近い感じに見える。 |
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午後、脱皮していた。 これで4齢と思われる。 こう見ると、普通のアオムシ(モンシロチョウとか)みたいだね。 |
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23.4.28 今日は種子を食していた。 サイズは2センチほどになり、ようやく目視でも見つけやすくなった。 |
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23.4.29 ナズナは喰わないので除去した。 アブラナ科は水揚げが良いようで、けっこう長持ちするので助かる。 我が家近辺であちこち探してるんだけど、どこにも食草が見つからないので 散策地まで行って調達することになるかも。 あと数日して少し多めにとってくれば、蛹化まで持つんじゃないかな? |
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23.5.1 サイズは3センチほどになった。 もう終齢? 見た目的には、普通のアオムシ(モンシロチョウ)と変わらないような… 今日の散策で、イヌガラシっぽいのとセイヨウカラシナっぽいのを多めにゲット。 これで蛹化まで持てば助かる。 |
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23.5.2 さすがにこのサイズまで成長すると、基本少食だけど喰いが早い感じ。 一日で花びらがほとんど下に落ちている。 花びらはあまり食べないで、本体が好物のようだ。 見た目は終齢っぽいけど、3センチなのでもう一回脱皮するのか?と疑問だったけど やっぱりこれで終齢のようだ。 ということは、もう数日で蛹化態勢に入るだろう。 できればケースでの蛹化は避けたいので、枯れ枝などを用意したりなどの準備をしておく。 |
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23.5.3 夕方、なんか歩き始めてるような気がしたので様子見をしていた。 やはり蛹化モードに入ってるっぽいので、昨日も記載した蛹化ルームへ移動。 いろいろと歩き回り、しばらくしたら細い枝でジッとした。 ここで蛹化してくれたら思惑通り。 写真は、刺激したくないのでケースの外から撮影。 下向きになっている。 |
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23.5.4 本日未明、ずっとここで落ち着いているので、蛹化場所が決まったのだろうということで ケースの蓋をちょこっとだけ開けて撮影。 |
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夕方前、糸掛けを始めた。 |
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23.5.5 そろそろと思いチェックを強化していたけど、昼前にパッと見たらウネウネと動いており すでに幼虫の皮を下に落としたところだった。 |
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15分後のちょうど正午頃、だいぶらしい姿になってきた。 |
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さらに40分後。 これでほぼ完成系かな。 明日には色が変わってると思うので、また撮ってみたい。 |
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23.5.6 一日で色がガラっと変化した。 歩いてて横を通っても、棘のある草と思って蛹とは気づかないだろう。 三方向から撮ってみた。 |
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羽化は来春なので、長い長〜い蛹生活となる。 蝶なので乾燥には強いはず。 北側の通路に二月いっぱいをメドに置いておく。 |
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23.6.20 久々に出してみたけど、大丈夫そうだね。 羽化までまだ9ヶ月以上あるので、次回更新は冬の前かな? |
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23.11.8 長いね〜、あと5ヶ月近く蛹でいるんだよ。 今年は異常なほどの暑さだけど、これから本格的に寒くなってくる。 無事に冬を越して、来春元気な姿を見せてほしい。 |
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24.2.28 2月も末になり、無事ならばあと一ヶ月ほどで羽化する。 見た目では何も変化がないからね… 3月下旬くらいから、室内に移動して見守る予定。 |
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24.3.23 見た目的には特に変化はない。 東京地方では、早い年は4月初旬に飛んでいるのを見ているが 今年は2月下旬から寒い日が多いので、羽化は4月に入ってからと目論んでいた。 北側のベランダに置いていたので、飼育下でもあまり早まらないかと。 なので、来週部屋に入れようと考えていた。 ちょっと調べてみたら、嫌な記述が目に入ってしまった。 ツマキチョウは、2年3年蛹でいるのも珍しくないとか!? 長いのは9年経って羽化したとか!?? マジかい? そういう展開は望んでいない。 寒さもあるだろうけど、越冬蛹は光もかなり重要と思われるので 急遽本日から室内管理に切り替える。 仮に今春羽化しなかったとしても、処分せずにもう一年見守ることになる。 |
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24.3.31 午前、若干色づき始めてきた。 これで来年まで待つということはなさそうだ。 もう少し色づかないとわからないかもしれないけど、♂なら翅の下が黄色く見えるようだ。 現段階では♀の可能性が高い? できれば♂希望なのだが… |
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19時撮影。 だいぶ色づいてきたね。 ん〜、♀で確定のようだ。 突起がまだ黒くないので、すぐの羽化はなさそう。 明日起きたら羽化してるかもしれない。 そうなら、明日は確保現場で散策予定なので、そのままリリースできるんだけど。 |
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24.4.1 8時半に起床し、さっそく見てみると… やっぱりの展開ですでに羽化していた。 |
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羽化直後なら、翅全開の期待もあったけど、頑張ってここまでしか開いてくれなかった。 本日は卵確保の場所で散策なので、このまま連れていきリリースすることに。 |
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ケースの中だけど、ほぼ全開なくらいに開いてくれた。 飛ばすと、少し離れた木に止まった。 ツマキチョウの♂が飛んでいるのも見られたので、子孫を残してくれることを願う。 ほとんどが蛹の期間だったけど、無事に羽化してくれてよかった。 |
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