* 気ままにお絵描き掲示板 *
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2009/08/18 (Tue) お題コンプリート! 楽しかった!! 1タイトル1絵で進めていましたが、最後は頑張って絵を増やしてみた(笑 読み返すと文章が色々おかしいので、完成版はEWキャラページの画廊に修正したものを載せています。 超過疎っているココでひっそり描いていましたが、もし見て下さってる方がいらしたらありがとうございます! | ||||||||||
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2009/08/18 (Tue) 「兄貴!良かった、死ななくて良かったあーー!!」 「何度心配させやがる馬鹿息子!本当に心配ばっか掛けやがって!!」 そう言いながら飛びついて来たのは、泣き腫らした顔のサチャと目尻に涙を浮かべるダリスだ。 「毒にやられて倒れてたんだよ。すぐ薬貰いに走ったんだけど遅くなっちゃって…でも目が覚めて良かった」 「後先考えないで飛び出すから、こんな事になるんだよ。全く…やっぱり似たもの兄妹だねえ、あんたもサチャも」 「わしらも寝るか。ティール、今日は泊まって行くんだぞ」 「サチャ、俺達もそろそろ…」 「じゃ、おやすみ」 サチャの体重が掛かって重い。 「よく寝るヤツ…」 呑気な寝息を聞いて笑みがこぼれる。 | ||||||||||
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2009/08/17 (Mon) 気が付くと目の前は一面花畑だった。 キラキラと輝く暖かい光を受けて舞う蝶、小鳥のさえずり。 その光景に思わず目を細める。 俺…死んだのか? 辺りを見渡しても人の気配はない。 「ねーねー、助かったでしょ?あたし偉い?」 「サチャ…何でそんなに小さいんだ?!」 「あたし、おにーちゃんが大変な時は助けてあげるね!いつでもどこでも助けに行くね!」 ヴェルテは、はっとしてサチャの目を見つめた。 前にも言われた言葉。 「ごめんな。どこにも行かないよ」 人の心配ばっかしやがって。 暖かい日差しが眠気を誘う。 こいつには幸せになって欲しい… ヴェルテは祈りながら目を閉じた。 | ||||||||||
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2009/08/13 (Thu) 【続き】 程良く筋肉の付いた、包帯の巻かれた腕。 小さい頃から、ヴェルテと手を繋ぐと安心した気持ちになった。 サチャは両手でヴェルテの手を優しく握った。 温かい手の感触に不安が和らいで行く。 「あたしはね…昔から、兄貴が傍にいてくれるだけで嬉しかった」 兄貴はあたしが傍にいると邪魔かな? そんな事を思っていると、ヴェルテの手が僅かに動いたような気がした。 | ||||||||||
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2009/08/12 (Wed) 【続き】 「あっ!ただいまー!!」 「心配させやがって馬鹿娘!良かった、良かったああああ!!」 「結局はそうやって甘やかすんだから。とっちめてやるって言ってたのはどこのどいつだい?」 「ヴェルテ、あんた良くやったね。偉いよ!」 頭を撫でると決まって嫌がり手を払いのけるヴェルテが、定まらない目線でどこかを眺めている。 「ヴェルテ…顔色が悪いけど大丈夫?」 「おばさん、これ…!」 険しい表情になる2人。 | ||||||||||
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2009/08/12 (Wed) 【続き】 「俺はなあ」 「何それー!」とイラッとした声を上げるサチャ。 暫く後ろでブツブツ言っていたサチャだったが、再び首にしがみついて来た。 「兄貴が来てくれて嬉しかった。…ありがとね」 後ろは見えないが、サチャは泣いているようだった。 「やっぱりお前、いつまで経っても俺がいないとダメなんだなあ」 サチャが眠っているのをいい事に、ヴェルテが呟く。 | ||||||||||
2009/08/12 (Wed) い”や”あ”あ”あ”あ”ーーーーー!! いつの間にか首の布の色間違えてる!!! ショック!!! …だけどこのまま行きますorz | ||||||||||
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2009/08/11 (Tue) 【続き】 「大丈夫だから!あたし、ちゃんと帰るから!」 その言葉を最後にサチャの姿は見えなくなった。 こんな事ならティールと2人で来るんだった… ヴェルテは剣を持つ手に力を込め、雄叫びを上げながら敵に斬り掛かった。
朝焼けの空。 剣を持ったまま呆然と立っていたヴェルテだが、自分が生きている事に気付くとふらつく足で穴へ近づいた。 「…サチャ?」 「サチャ!」 「探したぞ、バカ」 | ||||||||||
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2009/08/11 (Tue) 【続き】 「…馬鹿だな。先月森で迷ったばっかなのに」 焦ってヴェルテを見るティールの肩に、ライーザが手を置いた。 「それより心配なのはサチャだよ。ダリスは宛にならないし、あたしが探しに行こうかねえ。こう見えて森には結構詳しいんだよ」 「ヴェルテ?」 そこにヴェルテの姿はなかった。 | ||||||||||
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