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アイコンサクラ

04月21日(Sat)*2012 | わんこ::サクラ・モモ

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やっとサクラの画像がまともに見れるようになりました。
一昨日、昨日はサクラのこと考えるだけで涙が止まらなくなってしまった。

私でこんな状態なので、ずっと一緒に住んでた妹やKさんはもっと辛いだろうと思ってたら案の定…

2人は泣いてばかりの自分を「ダメやなあ…」と言っていますが、ダメなわけがない。
今まで愛情を注いでた部分に、ぽっかり穴が空いてしまったんだから悲しくなるのは当然。
今は思いっ切り泣いたほうがいいよと伝えました。(みんなに言われてたけど)

上の画像は今年の2月のサクラ。

私が焼いたクッキーを妹がサクラに見せて「欲しそうな顔してたからちょっとあげた」って書いてたやつ。
もう1枚は、「おにぎりがお姉ちゃんに似てるからサクラとツーショットを撮った!」と送ってくれたやつ。

2ヶ月前のサクラはちょっと痩せたけど、まだ動き回ったり散歩したりしてました。
先月は「散歩してもすぐバテちゃう」と聞いていて、最近はどうだったんだろう…

妹はサクラに「お花見しようね」って言ってました。
この辺は桜の木が結構あるから、サクラも散歩中にお花見したんだと思います。

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だいぶ痩せたサクラ。
でも散歩が好きで、公園でお花見たりしてたみたい。


19日の朝は、立ち上がれなくてヨロけてしまって、伏せの姿勢が続いたそうです。
Kさんが会社休んで朝一で病院に点滴しに連れて行くとのことで、妹はそのまま出勤しました。

でも妹は前の夜から何だか嫌な感じがしてソワソワして、この日の朝はサクラの写メを撮ってたそうです。
今までは朝は忙しいのでサクラの写メを撮ることがなかったらしい。

Kさんも何か嫌な感じがしたみたいで、前の夜はリビングでサクラと寝たそうです。
サクラはサクラで何か感じていたのか、全然寝なかったらしい。

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これが、生きてる時のサクラの最後の画像になってしまいました。

私も朝、妹のつぶやきにアップされたの見たんですが、「サクラ頑張れ!」とか励ましのコメントが何件かありました。

妹の友達、Kさんの友達、妹とKさんの共通の友達と、サクラは色んな人に可愛がられてました。
人懐っこくて、みんなサクラが好きでした。

サクラは特にイケメンが好きで、イケメン男子と会おうものなら全身で突進して甘えるくらい。
やっぱり女の子なんだなあ。

この日の朝は、私も何かソワソワしてました。

意味もなく携帯持ったり、開けたり開いたりよくわからんことをやっていた。
何でソワソワしてるのか全くわからなかったんですが…

そんな時に突然携帯が鳴って、妹からでした。
9時前くらい。

出たら妹が無言だったので「どうしたん?」と聞いたら、泣きながら「サクラが死んじゃった」と…

時間がなかったので電話はすぐ切ったんですが、突然過ぎてポカンとしてしまいました。
この前サクラと遊んだばっかだし、体調悪いにしてもこんな突然お迎えが来るなんて思ってませんでした。

だから実感が全然沸かなかったんです。
でもまたサクラの写メとか見てたら涙が出て来た。

Kさんが心配だったのでメール送ったら返事が来て、昼ぐらいに「火葬の予約をしたので、良かったらお姉さんも一緒に来て下さい」とありました。

サクラのお見送りは絶対したいと思ってたので、「もちろん行くよ」と返事をしたんだけど、一日くらい置いてから次の日火葬するもんだと思ってた…

でも考えてみたら平日の日中は2人とも家にいないので、今夜火葬しないとサクラの遺体は次の日も一人でお留守番になっちゃうのか…
それで当日火葬にしたのかな。


サクラが息を引き取ったのは8時過ぎで、妹がKさんから連絡受けたのは園児を引率しに行く直前だったようです。
幼稚園の園児を迎えに行くのです。

妹は複雑な気持ちのまま、笑顔で仕事をしてました。
園児相手の先生だから、笑顔で仕事をしなきゃいけない。
流石プロだと思った。

妹は、Kさんが凹んでるから自分がしっかりして動かなきゃと思ったそうですが、サクラの亡骸を見て号泣してしまったらしい。

私が家に行った時も妹はずっと泣いてました。
こんなに泣いた妹を見るのは、母が亡くなったとき以来です。

サクラはいつものベッドに横たわっていて、保冷剤敷いてタオル巻いて、お花やお菓子が添えられて眠ってました。
上にはいつも着てた、お気に入りの蜂の服がかけてあった。

本当に寝ているようにしか見えなかった。
口元なんて微笑んでるように見えて、Kさんが家にいたから安心して安らかに息を引き取ったんだなあと思いました。

病気で毎日苦しかったはずです。
だけどこんなに安らかな顔をしてるってことは、やっぱりKさんが側にいて良かったなあと。
サクラが一人の時じゃなくて本当に良かった。

いつも一人でお留守番だったから、サクラは2人が帰って来るまで頑張って待ってたんだと思います。
だけどこの日はKさんがずっといてくれたから、安心して気が抜けたんだな…

私もサクラを見た瞬間涙が込み上げて来て、もうどうしていいかわかりませんでした。
悲しくて号泣しました。
顔や身体や足をいっぱい撫で回しました。

顔はみんなが撫でるから目がちょっと開いてしまったんですが、濁ってないし綺麗な目でした。
だからやっぱり死んでるように見えなくて、余計に悲しかった。

前足握ったら肉球が少し冷たかった。
でも身体はそんなに固くなくて(毛が生えてるからかもしれないけど)、死んでるようには見えないのに、動かないんだな…

サクラの毛と髭を少し切って瓶に入れました。
首輪も形見として置いておくことに。


火葬は池田の山奥にある、浜村淳が宣伝してる某ペット霊園。
人間の葬儀場もあります。

そこまでKさんの車で行くことになったので、サクラのベッドにタオルを掛けて、Kさんと一緒に運びました。
妹は号泣しながらトボトボついて来ました。

妹がこんなに泣いてるんだから、Kさんはもっと泣きたかったに違いない。
私がいるから気を遣ってるのかなと思ったけど、火葬の手続きとか周りへの連絡で泣いてる暇がなかったのかも。

車の時はKさんが運転して助手席に妹、私とサクラが後ろが定番でした。
一緒に車に乗るとサクラは私に引っ付いて来たり、少し開けた窓から外を見て風を感じてました。

だけどサクラと一緒に車に乗るのもこれで最後。
今日のサクラはいつもみたいに窓から外見れないんだな…

と思ったらまた泣けて来て、サクラの顔や身体を現地に着くまでずっと撫でてました。

車の振動でサクラが動いてるような錯覚すらあった。
このまま動いてくれたらなあと思った。

道は山に入ると真っ暗で、いつもなら「ウヒィ〜!」とか言いそうな感じでした。
だけどそれどころじゃなかった。


現地に着いたら会館の人が迎えてくれました。
対応がとても丁寧で親切でした。

中に入ると祭壇があって、犬のぬいぐるみとか花とか飾ってあって可愛かった。
そこにサクラを置いて、10分くらい時間もらって最後のお別れをしました。

そこでKさんもやっと気が抜けたのか、号泣してました。
3人で言葉をかけたり、思う存分撫でたり抱き着いたりしてました。

Kさんは「いっぱい叱ってごめんなさい」と言いながら泣いていた。
妹もKさんは何度も「ありがとう」と言ってました。
私は喋ることが出来なくて、心の中でサクラに色々話しかけた。

少し開いたサクラの目は妹とKさんをずっと見つめていました。
本当に優しい顔で、2人を慰めてるように見えた。

死んでしまったら生気のない顔になるのかなと思っていたけど、サクラがなんでこんなに優しい顔なのか不思議でした。

いっぱい愛情注いでもらって、たくさんの人に可愛がってもらって、最後もKさんや妹が一生懸命看病して可愛がって、こうやって見送ってくれて、サクラも嬉しいんだろうな、と思いました。

それを2人に伝えたかったんですが私も泣いてしまって、後から言おうと思っても泣きそうになって未だに言えず…
落ち着いたら言おう。

サクラの顔を忘れないようにと、しっかり目に焼き付けておきました。


お別れが終わってお焼香。
その後、焼却炉へ行きました。

サクラが中に入った時、悲しいのと怖いのでどうにかなりそうでした。
ドアが開いた焼却炉の中にはベッドとサクラが見えて、ドアが閉まってしまうのが怖かった。

係の人に「もう大丈夫ですか?」と聞かれてKさんが「はい」と言うと、焼却炉のドアが閉まりました。
そしてスイッチが入り、右上に数字が表示されました。

これって中の温度なのかな。
1200とかなんとか…

温度はゆっくり上がるもんだと思ってたのに、スイッチ入れたら一瞬で数値が上がって、何だか怖くて卒倒しそうになった…

私は焼却炉に凄くトラウマがあるようです。
スイッチが入った時の「ウイイイイン」って音を聞いて過呼吸を起こしそうになりました。

小5の時に母とじーちゃんを続けて亡くしたんですが、火葬場に行った時のこの音が怖くてずっと頭に残ってます。
当時使ってた洗濯機の音がその音に似ていて、毎朝心臓がバクバクしてつらかった…

その後、似ような音と聞くと息が浅くなってしまいます。
音に結構敏感なので困る。


流れは人間の葬儀みたいな感じでした。
ペットには宗教はないけど、人間のように葬儀をしようという考えだそうです。

1時間くらい経ったらサクラがお骨になって帰って来ました。
デカいイメージがあったのに、「こんなに小さかったのか」ってくらい小さくなってた。

お骨はひと欠片残らず凄く綺麗に並べられていました。
丁寧な仕事に感動した。

犬は「お座り」をしている姿勢で骨壺に入るそうです。
だから下から順番に骨を入れて行くのです。

家用とKさんの実家用に骨壺2つ。
今はキーホルダーに骨を入れて持ち歩けるようです。
Kさんは青、妹はピンクのキーホルダーに骨(爪か歯かも)を入れてもらいました。

私は一瞬、ちんたろのときどうするだろう…と考えてしまった。

持ち歩き用に1個、家で保存用に1個、ストックに1個、合計3〜4個のキーホルダーに入れてしまうかもしれない。

骨がバラバラになって可哀想とか言われても、いつでもどこでもちんたろうと一緒がいいからそうするかもしれない。
欲張りだし。

サクラの歯もしっかり残ってました。
歯磨きなんかしたことないらしい。
でも立派に残ってた。

骨になったサクラを見ると「ああ、もう天国へ行ってしまったんだ」って気持ちで諦めがつきました。
スーっと何かが抜ける感じというか。

小さい骨は全部入りそうだったので、大きい骨も合わせて入るだけ入れました。
お箸で。

係の人が「手で入れられても良いんですが、一応人間の時みたいにお箸を出しています。だけど手で入れて行かれる方もいらっしゃいます。骨は汚いものではないし…」と言うので、本当は私も手で入れたかった。

なので、後から残った骨を手で撫でて来ました。
ヨシヨシって感じで。

係の人が「僕も去年チワワを亡くしましてね…」と話してくれて、私達の気持ちをわかってくれました。
こういう人っていいですね。

だけど「チワワを亡くした」と聞いて、気分がドーンと落ち込んでしまった…
いや、係の人は何も悪くない。
私が考え過ぎなだけ。

そしてサクラのお骨を抱いて帰りました。

父が妹やKさんを心配してて、出前の親子丼を取ってました。
「あいつら、食べさせへんと食べへんやろ」と。

なのでサクラのお骨を持ったまま3人で我が家へ。
火葬場は人間の火葬もやってるせいか、妹が終始怖いことを言うんで、父に塩を撒いてもらった。


朝にサクラの写メを見た時は、まさか夜にお骨になってるなんて夢にも思いませんでした。
突然過ぎて頭がついて行けなかった。

火葬してから気持ちが落ち着いたと思ったんですが、サクラの画像見た瞬間また泣いてしまいました。

気付いたらサクラの画像や動画ばっかり見てて、見ては泣いて、どうしていいのかわからなくてとにかく泣きました。
今日までズルズルと泣きっぱなしでした。

動画見ても泣いてしまうけど、やっぱり動画は撮っておくもんだなあと思いました。
今は泣いてしまうけど、落ち着いてから見たら良い思い出になるし。


ちなみにこれは去年の今頃のサクラ。
まだ元気で、散歩しながら一緒に桜を見た時の。

ファイル 303-5.jpg

こんなに元気だったのに、たった一年で…
まさか次の年にこんなことになるなんて微塵も思わなかった。

犬の成長や年の取り方は本当に早いんだなあと実感しました。

サクラなだけに、桜の季節にお迎えが来たんだなあ…

今頃天国でルンルンお散歩してるのかなーと思ったけど、何となくサクラはまだ妹の家にいるんだと思います。
暫く家のいつもの場所で、妹とKさんを見守ってるんじゃないかなーと。


ちなみに凄い偶然なんですが、サクラの49日は6月6日です。
なんと、ちんたろう&ばーちゃんの誕生日と一緒。

「6月6日?!なんの因果だ…?!」と皆で突っ込んでしまったくらいの偶然。
うちの家って6月6日に縁があるのかなあ…

それとも妹が6月6日を引き寄せてるのかな。

ちんたろうの時も、誕生日がばーちゃんと一緒だと思ってびっくりしてたら、初めての注射が私の誕生日と一緒で、運命を感じて衝動買いしてしまったそうだし。

更にサクラまでって、凄いなあ。


妹の家に行くと、チャイム鳴らしたらサクラが吠える声がして、ドア開けたらサクラがドスドス歩いて来たんです。

もうそうやって出迎えてくれるサクラはいないんだなあ…
と思うと寂しい。

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