観察レポ =セミの幼虫比較=


抜け殻を見ただけでは、なかなか何ゼミのものなのか見分けがつかない。

特に、アブラゼミとミンミンゼミは、大きさや色がそっくり。

しかし、羽化する前の幼虫では、比較的容易に判別ができる。

羽化のために出てきた幼虫を見つけた場合の参考になれば…




アブラゼミ



東京では一番多いセミと言っていいだろう。

個体差で色の濃淡はあるが、全身がほぼ茶色一色で、抜け殻と見た目は一緒。



ミンミンゼミ



アブラゼミとほぼ同サイズで、茶色の中に緑色が多く混じっている。



クマゼミ



アブラゼミよりも一回り大きく、眼の下が黒くなっているので見分けは簡単。

日没後、早めの羽化が多い。



エゾゼミ



関東では山地性。 大きさはクマゼミほどの大型で、眼が赤いので区別がつく。



ヒグラシ



アブラゼミと見た目は似るも、一回り小さいので区別は容易。

夜遅くに羽化が始まるケースが多い。



ツクツクボウシ



ヒグラシより若干小さい感じで、顔の先端が膨らんで見え、細身で色が薄いので区別は容易。

夜遅くに羽化が始まるケースが多い。



ニイニイゼミ



小柄で、泥がたくさんついている。

基本的には日没後に羽化も、午後〜夕方の羽化もたまに見かける。





=アブラゼミ と ミンミンゼミの羽化=


アブラゼミ

ミンミンゼミ





















































=クマゼミ と ニイニイゼミの羽化=


クマゼミ

ニイニイゼミ





















































 =ヒグラシ と ツクツクボウシの羽化=


ここ数年、ヒグラシの幼虫を探していますが、タイミングが合わず羽化前の幼虫が見つかりません…
見つかり次第掲載しますけど、2021年はすでに終了の予感ですので、2022年また探してみます
当面はツクツクボウシのみの掲載になります 予めご了承ください

2022も何度か探しに行きましたが、ヒグラシ幼虫は抜け殻だけで見つからず…
来年こそは見つけたいと思うのですが、近場で多い場所を探さないと厳しいかも

2025年も見つけられず… ここ3年空振っているので、別のセミも含めて来年は遠くに行ってでも探す予定


ヒグラシ ツクツクボウシ



2023.7.7 ちょっと遅かった…







































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